君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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わかりやすいものを求める現代へのメッセージか
今までのジブリはファンタジー要素やその世界観だけでも成り立ち、裏にもメッセージが込められているものだが、
本作は真人が生きる現実や戦争、生死と結びついているため、その意図が汲み取れないと十分に楽しめない。
だが、それがなかなか難しく、わかりそうでわからない。
なので、ファンタジー要素あるキャラクターがスクリーンを駆け回りつつ、観ている頭の中は考えているという忙しいものになっている。
なので、楽しめるというより、もっと知りたい、と惹かれる感覚ではある。
全く宣伝をせずどんな作品かと興味をそそられ、観に行っても結局よくわからず、さらに惹かれる、という構造。
人生もそんなものだろう。
真人もお母さんを引きずりながら生きてきて、自分なりの答えを見つけて現実に戻る。それが代々引き継がれていく。
わかりやすくコンテンツを消費する世界だけど、実際はそんなものだけでない。
宮崎監督もこの映画でメッセージをあとの世代へ伝えたかったのではないか。
宣伝をしないという方法。お金がものをいう資本主義の映画業界の大部分を占め、自由な受け取り方を制限される宣伝という枷にとらわれないやり方を実践したか。
日の目を見ない映画が多い中で、宣伝は不可欠なもので、それをしなくても集客ができる宮崎監督にしかできないことではあるものの、配給の東宝がこれを許したのは少なからず意味がある。
もう一回観て、自分なりの答えは見つけたい。
2023年劇場鑑賞79本目
答え、分かりました
感想→全く意味がわからない。とりあえず、過去のジブリ作品を彷彿とさせるシーンがあって良かったな。
ですが、映画というもの、必ず作者のメッセージが込められてるはずだと思い、考えました。
家に帰り、我が家のアレクサに日本のアニメーション映画の神様は?と聞いたところ、宮﨑駿と答えました。
あの宮﨑駿が「君たちはどう生きるか」と聞いてきたんですから、答えが用意されてないはずがないでしょう。
私がたどり着いた答えは「戦争」です。
あの不思議な国での真人の体験は、全部、戦争をメタしたものです。
根拠はありません。
戦争のバックグラウンドがあるのに不思議の国にいる間は全くその表現が出てこないということと、普通の世界に戻ったら戦争が終わったのでそうじゃないかと思いました。
意味が分からなすぎて、そうだと自分に言い聞かせて今日は寝ます。
長年のファン故のショック
宮崎駿監督の長編は最後に相応しい風立ちぬで綺麗に終わったと思っていたので、今作発表はびっくりしつつも初日昼から楽しみに観た。
結果、支離滅裂、という感想しか出てこなかった。そしてもう二度と見たくない。幼少期からディズニーよりジブリを見続けて育った私がこんな感情を抱いてしまう、その事実が信じられないほど悲しい。
ナウシカ、もののけ姫、紅の豚、風立ちぬで見てきたような(私は世間一般人気がある千と千尋やハウルなどのファンタジーは子供っぽくて好まない)宮崎駿監督しか描けない社会性の重いテーマやメッセージが何ひとつ伝わってこず、キャラクターも感情が乏しく魅力がなく、一人も好きになれるキャラクターがいなかった。気味の悪い老婆や鳥人間、次々現れる謎の能力者…視聴者を置いてけぼりにさせているとしか思えず入り込めなかった。勝手にしてくれと思ってしまった。他の肯定的なレビューにあるように過去のジブリ作品のオマージュなどは随所に感じたが、人物に焦点が合わず脈絡のない展開がずっと続くため気分が悪くなってくる。しかも2時間を超える。途中まだ終わらないのかと時計を確認してしまいそうだった。空腹で腹がなったが、隣席や背後かやも腹の音が聞こえた。とにかく面白くも可愛くもなく、何を伝えたいのかわからず拷問のような2時間だった。二度三度みれば謎が解けるかと聞かれてもそういう内容ではないような気がした。
タイトルに使うならそのまま説教映画を作ってくれた方が絶対良かった。宮崎駿監督にしか作れないはずだから。
こんな苦しいレビューを書かずにはいられないほど、長年のファンとしてのショックが大きくてまだ受け止めきれない。宮崎駿監督らしくない作品だった。
これで最後でいいのか駿!!
基本的には面白くないです。
が、そもそも宮崎駿監督はきっと鑑賞者を「面白く」させようという風には思っていないようなのでこれは仕方ないことかもしれません。
もちろんジブリお得意の料理描写や風景描写はとても綺麗です。
しかし、作劇的には全く機能していないと思います。
冒頭から第一ターニングポイントに至るまで全く主人公に感情移入させるつもりが見受けられません。常にむすっとしてまともなセリフもなく感情の発露としてのアクションも見せず、なにがなんやらわからぬまま「旅立つ」ことになります。
主人公の内的なゴールも外的なゴールも曖昧なまま、好きでもない彼の冒険を応援することはできません。
話の土台は昨年の大傑作『すずめの戸締り』と同じ「清算できていない過去を清算するための旅」ですが、話のクオリティで言えば「すずめ」の圧勝です。
下手に冒険活劇などせず、もっと「説教」的なヒューマンドラマにすれば幾分マシになったかもしれませんが、
少なくとも私が宮崎駿監督に期待している冒険活劇はこんなものではなく『カリオストロの城』のようなものでしたが、
正直、これが「最後」なのだとしたらとても、とても、寂しいです。
話はわからん
結局どういう話だったのかと言われたら何も説明できる気がしないぐらい何も分からなかった。
でも合間合間の世界観などはわくわくした。
自分は解説なり考察なりがないと理解するには無理だなと思った。
恐らくこれが最後の作品になるのかもしれないけどドキュメンタリー番組などで宮崎駿自身に解説してほしい。
自分自身の後継者を作ることが出来なかったこととかの話でもあるんだろうか…
何の情報もないまま見たけど父親キムタクは一瞬で分かってしまった。どこまでいってもキムタク。
そして抜群にヘタクソな声あててる奴おるなと思ったらあいみょんでした。ありがとうございました。
極めて珍しく男の子主演で10年ぶりの宮﨑駿作品に刮目せよ!
なんでこの題にしたの?
噂の無情報映画観てきました
最初は観る気なかったけどネタバレが嫌だったので初日に突撃!!
いろいろ言いたいことあるけれど1番はなんでこの内容でこの題にしたのってこと。全く本編とタイトルが繋がらない
それと最近のジブリによくあるお話に纏まりがない事
なんか行き当たりばったりで話に整合性がみえなかった
面白いの?と聞かれたら…
『つまんなくはないかな』って感じ
最近の宮崎節っていうか説教臭さもない代わりに何かやりたかったのか?何を伝えたかったのかも分かりにくいお話でした
そして真人のキャラが弱い
序盤全く喋らないしなんか気持ち悪い感じだった
中盤からようやく主人公っぽくなったけど
もうちょっとキャラを立てて欲しかった
残念ながら私がジブリに求める娯楽性は本作も薄い!!
これが結論ですかね
本作1番のお気に入りポイント
ナツコがエロい😃(こんな感想ばっかり)
セイウチじゃん
君たちはどう生きるか
スタジオジブリ製作
宮崎駿監督作品
⭐︎2つです 5点満点中。
これは私の好みの問題なので
全体的には低評価になってしまいました。
絵が雑になった?
ジブリといえば美しい背景画。今回もたくさんの自然の風景や
印象的な建物が出てくるのですが
そこに面白みが感じられなかった。
あとちゃんと見せてほしかった。
ファンタジー感が薄い。
スタートが「不思議な国のアリス」です。
謎の動物が気になり、入り口を見つける。
亡くなった人がその世界にいる又は繋がっている。
主人公にその世界の運命を委ねる。
はいはい。わかります。わかります。
もっとデフォルメした世界観とか
千と千尋の神隠しのような「世界観」が薄い。
半分以上氷のアイスコーヒーのように薄い。
私、ファンタジーなら米林監督の「メアリと魔法の花」が最近で
一番好きですね。
あとインコだめ。セイウチじゃん。
もののけ姫のように「災害、自然と人間の対峙」なシリアス
千と千尋のように「夢物語、圧倒的ビジュ世界観」な映像美
風立ちぬのように「夢と現実の人間メロドラマ」なストーリー
んー。
今年は「すずめの戸締り」が昨年11月から5月まで
超ロングラン公開されていました。
どうしてもそちらを比較してしまうんですよね。
向こうもファンタジーでしたから。
ひとによって刺さり方は違いますけど。
わたしは「新海」にグサ、、、、
ジブリ映画です❗️タイトル気にしないのがコツです。
圧巻の世界観に酔いしれてほしい…!!
休もう、宮崎さん
いまだ枯れぬ泉なのか
観客の忍耐力が試される作品なのは間違いない。
ストーリーの意味不明ぶりと急展開ぶりに何回「???」となったか分からないし、振り落とされた観客も多かっただろう。
間違えても子供に勧められる作品では無いし(分かりやすさの点で)、観終わった後も「タイトルとストーリー関係あるの?」と多くの疑問が残ったのは事実。
※追記:よくよく考えたら、「分かりやすさ」を求めているのは圧倒的に大人なので、子供の方がこの作品は楽しめるのではないかと思うようになった。
ただそれでも、宮崎駿の熱量溢れる発想と表現にはどうしても感動してしまった。
ナウシカやラピュタのような作品では決してないけど、異世界での経験を経ての主人公の成長という点は「千と千尋〜」に通じるものがあってワクワクしたし、躍動感溢れる絵の表現力にはストーリーの疑問点を忘れさせるほどに見入ってしまった。
きっと進めていくうちにやりたいことやアイディアがたくさん出てきて、それを無理やり全部詰め込んだんだろう。
庵野作品と比較したコメントも多かったのはこれが理由だと思うけど、これが最後の作品となるとそうなってしまうのも仕方ないのかなと思う。
そういう部分でも、本当に「宮崎駿の長編」はこれで終わりなんだなぁという寂しさを感じさせる作品でもあった。
作品単体ではどうしても高評価はつけられないけど、本当に宮崎監督には感謝感謝。
岡田斗司夫がウキウキで考察するやつ
※当感想はかなり主観入ってますし、決めつけのオンパレードなので、そんなことないんじゃないかという意見はごもっともなものになります。
昔から今もずっとジブリを見まくってました。
特に魔女宅と千と千尋が好きです。ナウシカやもののけ姫、ととろも。それぞれジブリらしさがあるのに面白さが違うとこに惹かれて。 ほのぼのと見れたりハラハラ出来たり時に考えさせられたりと。
特にキャラクターの生き生きとした描き方が魅力的でした。
主人公やモブは義理人情に熱く、甲斐甲斐しく溌剌としてて自主的に動くキャラクターが多かったように思います。
千と千尋からは今までと打って変わって自発的に動けない主人公になりました。
他作品はスタートから主人公や周りの人々が意気揚々と走り出しているのに対し、千と千尋はやけに受け身な始まり方。
今思えば、宮崎駿はそこ辺りから、時代の変わり目についていけなかったんじゃ無いかと思います。
千と千尋はマイナスなスタートから自主的になる千尋の成長を描くことで物語としては成立できる。
しかしその後は? もう描くものがない。
素直で実行力もあり賢い人達。
今の現代人には当てはまらない。
宮崎駿が好きだった活気に満ちて未来に希望を持てた時代じゃなくなったとも見えます。
迷走期に入ったようにも思えました。
(※引退したから手伝う形で入った。と明言してるとは言え、きっとガッツリ駿が監督したんだろうなあ笑 という目線で語ります↓)
今回きみたちはどう生きるか、考察もながめながら観ると、自分が愛した作品は過去として、今あなたたちが追う今時のアニメを愛してね というように捉えてしまいました。
でなければわざわざ、いろんなジブリの作品のオマージュを散りばめて置いて、塔と共に一緒に崩すだなんて意味ありげなメタファーを置くでしょうか。
所謂今時のウケてるアニメ、 (君の名はやそばかすの姫のようなセカイ系など、鬼滅、推しの子。など。)
どれも特にジブリらしくない作品。
それは違う人が現代に沿ってうまく作ったものなので当たり前ですよね。
宮崎駿はそれらの作品をうまく受け入れられなかったようにも見えます。
今こうゆうのが流行ってるのね。
僕は昔の方が良かったな、という。憶測ですけど。
私の感想としては、 宮崎駿の作品はこれにて終了です。愛した時代は終わりました。
というメッセージに見えました。大袈裟に捉えると。
それはそうとしても、それをわざわざ映像化しなくてもいいのではないかと思います。
さらに、最後まで観ると無意識的にも流行りのセカイ系にのっかっているようにも見えました。考えるな感じろ哲学ムーブかますのも、結局現代の波に影響されて皮肉にも思えます。
影響されずに今までのようにキャラクターを動かすか、受け入れて現代らしい部分を取り込んだ上でジブリ作品を作るか。どっちかの方が良かったように思える。
変に逆ばりして、
君たちはどう生きるか(キリッ) 作品を積み木に見立てて意味ありげな絵にしよう(どや) などなど。
現代社会に向けたわっかりにくいメッセージをふんだんにとりいれてなんだかよく分からないものをつくるのがジブリなんでしょうか。うまくメッセージを取り入れながら王道のファンタジーを作るんじゃダメだったのかな。
単純にジブリを次世代に繋げるって話ならともかく、崩壊というのも悪手な気がします。
ちょっと捻くれてるように見えました(あくまで主観です)
受け入れられないから、(引き継ぐに値する人がいない)ジブリはこれで終わりますって意味だとしたら、それは会社内で勝手に思ってくれて構わない。わざわざ映像化されて映画館で見せられても嫌みたらしいような気もします。内部の話ですよねそれ。わざわざ私たちに見せてどうするのか。アニメ映画にしてまで訴えたいことなのか。パンフレットの会談とかに裏話として載せた方が個人的に好きなような気がします。
宮崎駿という偉人が抜けたら、そりゃ別作品にもなるし違うものにもなるでしょう。当たり前です。 純粋にアニメ業界の未来は任せた!って綺麗に繋げる話ならともかく、なんか不穏でしたよね。次世代に任せる。は本意だとしてそこは素敵なんだけど、わざわざ崩壊という表現をするに駿の理想の世界は終わりです、と意味してるように見えました。
もし本当に引退するにしても、それこそ宮崎駿本人がこの世界からいなくなろうとも過去作品は私の中で崩壊しません。鬼滅が好きだろうと新海誠が好きだろうと全盛期のジブリは何にも上書きされずに好きでいる方達の方が多いのではないでしょうか。
現代人は今時のアニメを観て好きになって自分の作品は過去としお別れですさようなら、はちょっとなあ。勝手に持っていかないでくれ。
もう駿ワールド全開のジブリ作品は生み出されないのかもしれないけど、作品自体は間違いなく観た人の中に残ると思うので、崩壊じゃなくラピタのようにもう会うことはないけど残り続ける みたいな表現にしてほしかった(そうなると塔は宇宙にふわふわ飛んでく絵になるのかな笑)
大袈裟に言えばヤケになって壊してゴミ箱にポイしないでくれ。
最近の人はこれが好きなのか、もまた鵜呑みにしすぎないでほしかったですね。
正直JKが世界を救うために東京を走り回ったり少年少女が世界規模の難題に立ち向かう話も飽きてたりします。
小さな街で落ち込んだり立ち直ったり、豚が飛行機にのって男のロマンを感じたり、思春期まっさかりな子が将来と好きな男の子で悶々したりと、決して壮大では無いけど心に残る世界観だってやっぱり好きなんですよ。
うーむ…
『借りぐらしのアリエッティ』同様、期待していただけに残念…。
タイトルの本を以前読んでいたはずですが、関連性は感じられませんでした。
切り離して考えても、どうにも納得いかない展開。
何を伝えたいのか解りにくいし、結局解りませんでした。
アニメの絵もガッカリ。
おばあちゃん達はそこまで描かなくてもよくない?と思わせるほど皆深いシワ顔でまるで湯婆婆だし、アオサギも気持ち悪いし、無駄なシーンが多すぎました。(服着るシーンとか、パンにジャム塗るシーンとかあんなにタップリ必要ですか?)血の表現とかも子供のお絵描きなの?というほどの量と質感…。
そういう技術点でさえ、新海作品に大きく水をあけられてしまってる気がします。
あんまり悪く言いたくないから、この辺で。
でも、観なきゃ観ないで後悔しそうだったので、観た事は自分に納得(笑)。
1回目から大満足のスルメ映画
ジブリが好きな人は絶対好きだと思う
ジブリの世界観が色濃く展開されるので、ジブリ作品の思い出を重ねて浸れるのに、ストーリーは全く新しい冒険活劇
考察しがいのありそうなディテールが散りばめられているのに、ストーリー展開や主人公たちの心の動きにはすんなりついていけるので、1回目から楽しい。1回目は、考察ポイントでいちいち立ち止まらずに、物語の展開を素直に追うのがいいと思う。それでいて、観る回を重ねるごとに1回目はサクッと通り過ぎたディテール部分も意味を帯びていくだろうことを予想させてくれた。
音楽も作画も演出も全てが超一級品なので、映画館で見るべき映画。特に1回目は、「考えるな、感じろ!」の没頭型の見方がいいと思うので、皆様ぜひ劇場へ。
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