君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
スタジオジブリ&宮崎駿監督作品
これだけの情報だけで、観に行こうと思えるのが凄いよな。と思いながら、劇場へ足を運んだ。
ひと事で言ってしまえば
「よくわかんなかった」
でも、ふと思う。
今までの作品、自力でわかってた?私?
前宣伝で知るあれやこれや、インタビュー記事、そういういろんなものの助けを借りて、予備知識やら、鑑賞後の補足で、理解していたのかもしれない。
そう考えると、本作が特別わけがわからないわけでもないような、、
それでももちろん謎が残るもやもやはあり。
大伯父の積み石がもたずに訪れるはずの危機とは。
眞人が継がずにどうなったのか。
そもそも大伯父の前にも同じような人がいたのか。
義理の母はなぜあちらにいたのか。
なぜあの時代を舞台したのか。
etcetcetc.....
米津玄師さんの歌を聴きながらのエンドロール
だれがだれの声か、なんで書かないんだろう
そんななか。
これから眞人の母になる未来に向かって帰るひみと、母のいない未来に向かって帰る眞人が、それぞれドアを開けて、互いに別れをつげるあの瞬間、なんとも言えない気持ちになって、印象に残ったシーンだったな。
大荒れ確定な枠ではあるのだけど、どう採点するかすら悩む…。
今年239本目(合計890本目/今月(2023年7月度)25本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
まず、本映画自体、かなり最近になって唐突に放映が決まったのか告知されたのか、ほとんど何の告知もないまま始まったという特殊な事情は考慮する必要はあります。
この手の映画で同じ趣旨なのはスラムダンクですが、この映画は内容の判断はあれどう考えてもバスケ映画としか解釈しようがなく(いきなり野球をするとかという判断はちょっと無理)、「それでも内容はだいたいこうなのだろう」という推測はできました。
一方でこちらの作品は本当に情報がなく、そもそも鳥のイラストがいきなり出てくるだけでそもそも「アニメなのか何なのか」すらわからないまま多くの方が予約されて見に行かれたのではなかろうかと思うのですが、当方が見に行ったときには最後までいた方が5割くらい(つまり、半分くらいの方が脱落していた)だったのが印象的なところです。
趣旨的にテーマが何なのか…ということを積極的に書きづらく、一方で、この監督さんの過去作品からすると、主にお子さんをターゲットにした作品が多いように思えますが、本作品に限って言うと、一般的なお子さんでは理解がかなり難しいのではなかろうか…というところです。リアル固有名詞こそあまり出ないものの、実際に参照されている事象に関してはそこそこの知識が要求されて、そこに映画独自のファンタジー要素が絡んでくるため、理解の難易度というか、「要求される深さ、幅」が読みづらく、またかつ、このタイプの映画の一般的な放映時間よりも2割増し程度で長いため、一回で理解しづらいという方も2度3度見るか…というと難しいところもあり(映画の鑑賞料金もあがりましたよね…)、こりゃどうか…というところです。
ただ、さすが有名監督さんということもあり、ビジュアル面に関してはとてもきれいだし(劇場版ヴァイオレット~を彷彿とさせる)、「大人であれば」趣旨はある程度(8割くらいか?)理解できるというところはあり、積極的な減点幅までは見出せないところです。
これまで考慮して以下のようにしています。
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(減点0.3/映画のチョイスの際に支障をきたす)
・ 多くの映画館は3日前予約(一部例があり)という事情もあり、特に今週(7月2週)は3連休という事情もあり、どこも映画館は混んでいる状況で予約も結構競争率が激しかったのですが、その中で、「あまりにもシークレット要素が多すぎる」映画は、映画のマーケッティング的には理解はできますが、映画のチョイス・予約の際に支障をきたしますので、最低限の情報は出してほしかった、というところです。
※ これが極端にひどすぎて「採点不能」等大荒れになったのが「それがいる森」「大怪獣のあとしまつ」だった。
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「銀河鉄道の夜」を見たときの感覚
本日 2回目鑑賞
ストーリー分ったうえなので咀嚼して見れた
やはりスルメ映画
話が分ったうえでも 始終 不安感に包まれた感じで物語は展開
異世界パートは 杉井ギサブロー 監督の「銀河鉄道の夜」(1985年)に通ずるものを感じた
モヤモヤ感、生と死、鳥、等々…
こんな80歳を目指したい
ナウシカの原作を思い出してください。
駿監督の原点は万人受けする作家ではないはず。
その才能が故、商業的成功に導く手腕だってある。
でも、映画や作品てそんなことばかりじゃないはず。
ある一人の作家の頭の中をコレだけ長い時間を通して触れられてこんな素晴らしい体験はなかったと言いたいです。
映像業界の末端にいる者として、尊敬と感謝でいっぱいです。
俺はこう作ってきた、君たちはコレからどう作る(生きる)?
作品に向き合う者、何かを生み出したい欲望に駆られる者としての根源の問いともとれました。
メッセージなんてない、自分で考えろってエールかもしれない。
最後だよ!やりたいことだけやっていいじゃん。
黒澤さんだってそうだった。キューブリックだってそうなはず。
宮崎監督、本当にありがとうございました。
宣伝しないというネタかな
この作品は正直な所 私は何も感じない
退屈な作品だと思うが
何かを感じる人もいるのだと思う
印象的には 「テネット」を観た時と同じ感覚
なにか難しく作ってやれば理解しようと
面白がるみたいな感じ
もしかしたら2回観たら印象は変わるかも
しれないが…
特に説教臭事もなく、何かを生み出す事もなく
負けず嫌いが興行成績を取り返す為に
事前情報を流さず、広告を打たないという事で
話題にさせて足を運ばせよう
内容を一方向ではなく、切り取られたものを
時間軸をズラして分かり辛くしよう!
そうすれは何度も足を運んでくれるだろう!
みたいな作戦な気がします…
結論は退屈な作品 だと思う
テネットの時も
俺はセンスあるから理解できるんだぜ!
みたいなのがわんさか湧いたけど
今回もそれな気がします
何となく過去のオマージュなのか
そんな無駄な妙に動く動画が意味不明で
作品や人物には関係なく俺こんな動画出来るんだぜ!
なだけで余計に意味不明にしている感がある
年寄りの年寄りによる、昔は昭和はこんな感じに
作っていたんだ! みたいなアナログな感覚で
力のかけ方や編集が今に合ってない
そして言えるのは、
いつも映画を観に来る層ではないので
マナーは最悪だという事だね
開始して15分は経とうとしても
平気でワラワラまだ入場してくるし
家で映画でも観てるかの様に席を立つのが
わらわら居るし…
残念
人間だ
タイトルなし(ネタバレ)
ジブリ流タミフルかと…なんかようわからんままエンディング来た……
前情報なしのワクワク感が味わいたくて公開2日目に来たけど、感想としては「いやこれはある程度頭に入れてからじゃないとわからねーぞ」でした。
すべてを理解する頃には物語も終盤。
2回目を観ることを前提にしているのか…?
他の人も言ってたけど、たしかにジブリ過去作欲張りセットではある。
というか日本のアニメ欲張りセットって感じ。
でもなんというか、目新しさというより何もかもをごった煮にした二番煎じのような気がしてしまいました。
でも美術は綺麗だし、キャラデザは脇役が優勝でした。
ワラワラちゃんと大量のインコちゃんはグッズが欲しくなっちゃったゾ。
グッズ造られないのかな〜
凄いもの見た。
面白いかと言われれば微妙だけど、ともかく物凄い作品だと思った。
ずっと宮崎駿が見ている夢を見せられている気分というか。
作中、水と火がとても対照的に表現されていて、印象的だった。
水は、優しく、幻想的で、でも所詮は嘘で作られた紛い物を。
火は、厳しく、恐ろしいけれど、真実を、
それぞれ象徴していたように思う。
同時に、真実=死でもあることががっつり明言されていて、
とんでもないテーマだなと思った。(全然的外れな意見かもしれないけど。)
一番印象的だったのは、ラスト近くでアオサギが言った、
異世界での出来事を覚えている眞人に対して驚いたあと、
「でもいずれは忘れちまう。だけどそれでいいんだ」的な台詞。
それって、まんま私たち観客に向けた台詞だよね……。
いずれ忘れてもいい。全部理解してくれなくていい。
今だけでも感動してくれれば、
ちょっとだけでも考えてくれれば、それで充分だってことなんだろうか……。
映像は見事だが、物語性が希薄
熱心なジブリファンではないが、事前のプロモーションを一切行わないという話題性のみで鑑賞。
物語の構成は千と千尋に近い感じ。
ただ千尋が異世界で成長して仲間を増やしていくストーリー性やキャラクター同士の絆の描写などが本作では薄いので、あまり感情移入できず。
ストーリーとしては30分くらいのショートムービーくらいの作り込み、という印象。
不思議の国のアリスを読んだ時のような難解さと退屈さを感じた。
映像は隙がないくらいの手の入れようで、そこは見事。
ただ事前情報があれば見に行かなかったかな。
まずは体験しましょう
敢えて宣伝しないという手法で、ジブリが仕組んだミステリーツアー。
日頃から「予告だけが面白い」という過剰な露出が気になる宣伝手法には疑問を感じていましたので、これは斬新だと思いました。
これは体験するしかないと、公開二日目に劇場で体験してきました。
観客の世代はほぼアラフィフ・アラカン。
全員全く予備知識のない鑑賞なので「どんな映画なんだろう」というワクワク感だけはありました。
エンドロールに並ぶ名優の名に「どこに出てたんだ?」と思いつつ劇場の照明がつくと周りから漏れる
「ん?・・・(あれ、終わり?)」の無数の吐息。
そうなんです。一度ではわからないんです。
ただひとつ言えるのは
「鳥のフンがしつこくて汚い」
鳥が嫌いな身としては苦痛です。
シン・ジブリかな??
※かなり重要な部分のネタバレありです。ご注意ください。
『風立ちぬ』を観て「もう宮崎駿監督は映画を作らないんだろうなぁ」なんて感じていたので新作が観られて本当に嬉しいです。長年に渡り情熱を持ってアニメーション映画を作り続ける姿勢に敬服いたします。
自分は監督の大ファンなんでどんな内容でも星5なんですがそれではレビューの意味がないのでここはあえて・・・。
まず、映像は間違いなく高クオリティ。これに文句をつける観客はほとんどいないと思います。どのシーンも安定的、かつさすがジブリと言える品質で安心して観てられます。
さて、問題はストーリーですよね。
舞台は戦時の日本。でも戦争はバックボーンにあるだけでストーリーには直接関係してきません。
主人公のまひと君(漢字忘れました。小学校高学年から中学生くらい?)は火事で母親を失います。
それから数年後、父親がいつのまにか母親の妹といい仲になり再婚します。
って!おーい!そりゃねえよ!!何十年後ならともかく学生の子供がまだ学生くらいの年月しか経ってないのに再婚?!しかも妻の妹と?!
ここを「そういうこともあるよね、まあ昔の日本だし」でスルーできるか「何この男最低!!!」となるかでこの映画を楽しめるかが分かれると思います。第一の関門。
話が逸れました。
傷心癒えぬまま田舎で継母と暮らすことになったまひと君。最初はどことなく不貞腐れて継母と距離を取っています。無理もない。
そこで母親が生前にまひとくんに遺した本「君たちはどう生きるか」を見つけ、それを読んでまひと君は前を向き始めます。タイトル回収はここで。まさかのキーアイテムでしたか。
その直後に継母が謎の失踪。本を読んでひと皮むけたまひと君は継母を探しに不思議の世界へ飛び込みます。
この不思議の世界の冒険がジブリ感満載。過去のジブリ作品のオマージュかな?関連してる世界なのかな?と思わせるような描写があちこちに散りばめられてます。ここは純粋にとても楽しかったです。
そしていろいろ冒険したクライマックス、ユパ様みたいなイケオジがまひとくんに「この不思議の世界の創造主になってほしい、さもないとこの世界は消える」と迫るのですが、まひと君は「自分には無理です」ときっぱりあっさり断って元の現実世界に戻ります。
ここで私はおおっ?!となりました。
今までのジブリ作品って少年少女に過酷な運命を託すものばかりだったんですよね。そして少年少女はそれを当たり前に受け入れる。ナウシカ、シータ、アシタカ、そうすけetc・・・。
何だか、そういう少年少女に対して「辛いことさせちゃってごめんね」と監督自身が言いたいのかなと、引いては今を生きる子供たちに「いかにももっともらしいことを言う大人や周囲に従わなくていい、自分の考えた道を進みなさい」と言ってるのかな・・・と思いました。
自身の過去作品を否定し完結した「シン・エヴァ」のような要素を感じました。もしかしてこれは「シン・ジブリ」なのか・・・?!
と、まあ完全な勝手な妄想です。これから情報がでてきて全然見当違いになるかもしれませんね!というかほぼなると思います。恥ずかし!
で、これを「面白かったから絶対に観るべき!」と人に自信を持って勧められるかというとちょっと悩むので星3.5です。自分は面白かったけど隣で見ていたどこかの子供は退屈そうにしてましたね・・・。不思議の世界での冒険が始まるまでがちょっと長いのと、テンポが緩いんですよね。あと子供が惹かれるような分かりやすく魅力的なキャラとかメカはいないので。
自分は満足でした!初見では見逃してるものがたくさんありそうなのでもう一回くらい観たいです。
宮崎駿の贖罪
悪意に溢れ歪んだ世界でどう生きていくのか。この作品はアニメーションを作り続けてきた宮崎駿の最後の贖罪の物語ではないのか。
主人公・眞人は裕福でありながら、それは父が戦時中に兵器(零戦の上の部分)を作っているからである。滑らかな曲線のボディを眺め美しいと思いながらも、この世界の歪みを感じる眞人。
母が亡くなった後、父はその妹である夏子を後妻とし子供を身篭る。兄弟だから代替できるものなのか。また、夏子の家は名家であり2人の結婚は勿論純粋な愛だけでない事もわかる。そう考えると夏子の言動に納得出来る。
そして眞人自身もある行為をし「悪意」を行う。
作中には現実世界の悪意と歪みが随所に出てくる。そしてそれに気付いているのは眞人だけではない。もちろん夏子も気付いているし、その他の人も言葉にはしないだけで各々がその歪みと悪意とを秘めている。
では大叔父さんが作ろうとした世界とは何なのだろうか。それは悪意のないユートピアであり、文学を読み漁っていた大叔父の作る世界とはフィクションの世界ではないのか。
すなわちそれは宮崎駿にとってはアニメーションを作ることである。しかしフィクションには功罪がある。「功」とは勿論今までも多く語られているし、自分たちも十分体感できている。しかし「罪」の方はどうだろうか。有名な話でトトロの例を挙げると、宮崎駿は対談で60回以上トトロを見ている子供に「危険だ、バーチャルでなく本物の自然と触れ合って欲しい」と発言したそうだ。ここにフィクションの「罪」の部分があるのではないか。もちろんアニメーションでも何でも、物語は生きる力になるが、そこに没入し過ぎてしまい現実が見えなくなることがある。
その一人こそが大叔父であり現実から逃げることで、フィクションの世界を作り上げる。そして眞人に継承させようとする。しかし「君たちはどう生きるか」を読み冒険をした眞人はこれらの悪意と歪み(現実)を直視した上で、この世界で生きていく事を選ぶ。ここに宮崎駿の最後のメッセージがあると思う。
大まかなテーマはこんな感じだと思うが、まだ細かい所まで解釈しきれていない。
ネタバレがしづらい映画
すごくおもしろかったと思います。
一回しか鑑賞していないので、雑感です。
この映画は、テーマのしっかりした視聴者に親切な冒険ファンタジーと捉えられます。その一方でメタファーが多いので、また別の見方ができるおもしろい作品だと思いました。
宮崎駿のことを知らなくても、知っていても楽しめる作品です。
アオサギが物語のテーマとして重要な役割を持っているので、広告ポスターに選ばれた理由がわかりました。
私小説的な側面のある作品ですが、前情報なしに鑑賞する体験そのものがこの映画をエンタメ化させていると感じました。
まさに集大成
宮崎駿の集大成。
醜いアオサギは宮崎駿自身。自身を嘘つき呼ばわりして自戒しながら、それでも今回も主人公の旅の案内をする。
主人公から見た最初の世界は、周りのばあばたちをトランクに群がる醜い虫のように見つめる、冷え切った世界。最初から人らしく見えるのは、美しい母に似た新しい母親と父のみ。それが旅を通じて、少しずつ周りの多くの人が、自分を守ってくれる優しい人だと気付く。
最初は卑しく表現されていたキリコは、力強い心を持ち、主人公も、幼い頃の母さえも助けてくれた人物だった。
自分にとって卑しいと感じるものをただ排除し、否定する我々現代人だが、自分自身もささやかな悪意を持つ存在であると、主人公の若者は最後に気付く。そして、ささやかな悪意を持つ存在の多くに、自分は守られているのだと徐々に気付く。
汚れなき積み木で楽園を築こうとする神は孤独の象徴であり、汚れなき存在などこの世に存在せず、全ての生き物が罪を背負って、ただ前に進んでいる健気な存在。
仏教感とも異なり、ただ自分の不浄を受け入れて、その中でこそ美しく輝く優しさこそが、おそらく宮崎駿が伝えたかったこと。
最後に主人公が現世に持ち帰った石の欠片は、この作品そのもの。すぐに忘れ去られる存在だが、それでも意味がある。
これは間違いなく、宮崎駿の最高傑作。
まずそのタイトルはどうなの?
それなり
今までのジブリにないものか?と言えば、それはそう。
例えばナウシカの代わりにこれを売り出していたら売れていたかというと、そうではないと思う。
芸術性は高いけれどエンタメの気質が削がれて、賞取り映画に近い形を感じる。
事前情報云々は、そもそも情報を一切シャットアウトして見る派なので大した新鮮味はない。台詞が少ないのは個人的に好きだった。
面白さはあるし、綺麗だと思うこともある。深く考えさせられる場面もあった。ただまとまりはない。そういったものに一本の筋を立てるのが主人公なんだけど、彼自身の考えがよく分からない。展開は遅くなだらか、教訓も爽快感もない。
致命的なのが、動機や背景を丁寧に描いたこと。複雑な動機は2時間弱の映画に映しきれないのが難点。加えて、視聴者は面白いものや美しいものより、単純で分かりやすいものを好むので、低評価が多いのもまぁ納得。
それなりに楽しめると思います。
ダイイングメッセージ
どうやら、この映画は宮崎駿さんのダイイングメッセージのようだ。
消えていく自身、去りゆく自身の思いのたけを次世代に託しているのが見てとれる。
ことを成し遂げた巨匠が行き着く先は皆、これなんだな...
大林宣彦然り
黒澤明然り
そして宮崎駿もまた然り
やはり彼らの根っこには戦争があって、戦争を繰り返しては行けないという思いも何処かにあるんだと思う。
奇しくも、今、世界では戦争が勃発して····
歴史は繰り返すというか、人間の愚かさというか
そういったものがあることを彼らは見透かし、己の次世代へ伝えるべきmissionとして作品を残しているのだと思います。
正直、面白い作品かと言われれば、個人的にそこまでは面白くはない。だが中々含蓄のある作品ではある。
観ておくべき作品であることは間違いない。
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