君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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人間だ
俺が死んだとしても、アニメの神様とか言わないでくれ!!
というメッセージを受け取った気がした。
死ぬ気で苦労して、汚れてもこの世界を作り、俺だって穢れた人間なんだと。ただ、だからこそ宮崎監督の作品は魅力的でした。これで終わるか分からないが、お疲れ様でした!
ジブリ流タミフルかと…なんかようわからんままエンディング来た…… ...
ジブリ流タミフルかと…なんかようわからんままエンディング来た……
前情報なしのワクワク感が味わいたくて公開2日目に来たけど、感想としては「いやこれはある程度頭に入れてからじゃないとわからねーぞ」でした。
すべてを理解する頃には物語も終盤。
2回目を観ることを前提にしているのか…?
他の人も言ってたけど、たしかにジブリ過去作欲張りセットではある。
というか日本のアニメ欲張りセットって感じ。
でもなんというか、目新しさというより何もかもをごった煮にした二番煎じのような気がしてしまいました。
でも美術は綺麗だし、キャラデザは脇役が優勝でした。
ワラワラちゃんと大量のインコちゃんはグッズが欲しくなっちゃったゾ。
グッズ造られないのかな〜
凄いもの見た。
面白いかと言われれば微妙だけど、ともかく物凄い作品だと思った。
ずっと宮崎駿が見ている夢を見せられている気分というか。
作中、水と火がとても対照的に表現されていて、印象的だった。
水は、優しく、幻想的で、でも所詮は嘘で作られた紛い物を。
火は、厳しく、恐ろしいけれど、真実を、
それぞれ象徴していたように思う。
同時に、真実=死でもあることががっつり明言されていて、
とんでもないテーマだなと思った。(全然的外れな意見かもしれないけど。)
一番印象的だったのは、ラスト近くでアオサギが言った、
異世界での出来事を覚えている眞人に対して驚いたあと、
「でもいずれは忘れちまう。だけどそれでいいんだ」的な台詞。
それって、まんま私たち観客に向けた台詞だよね……。
いずれ忘れてもいい。全部理解してくれなくていい。
今だけでも感動してくれれば、
ちょっとだけでも考えてくれれば、それで充分だってことなんだろうか……。
映像は見事だが、物語性が希薄
熱心なジブリファンではないが、事前のプロモーションを一切行わないという話題性のみで鑑賞。
物語の構成は千と千尋に近い感じ。
ただ千尋が異世界で成長して仲間を増やしていくストーリー性やキャラクター同士の絆の描写などが本作では薄いので、あまり感情移入できず。
ストーリーとしては30分くらいのショートムービーくらいの作り込み、という印象。
不思議の国のアリスを読んだ時のような難解さと退屈さを感じた。
映像は隙がないくらいの手の入れようで、そこは見事。
ただ事前情報があれば見に行かなかったかな。
まずは体験しましょう
敢えて宣伝しないという手法で、ジブリが仕組んだミステリーツアー。
日頃から「予告だけが面白い」という過剰な露出が気になる宣伝手法には疑問を感じていましたので、これは斬新だと思いました。
これは体験するしかないと、公開二日目に劇場で体験してきました。
観客の世代はほぼアラフィフ・アラカン。
全員全く予備知識のない鑑賞なので「どんな映画なんだろう」というワクワク感だけはありました。
エンドロールに並ぶ名優の名に「どこに出てたんだ?」と思いつつ劇場の照明がつくと周りから漏れる
「ん?・・・(あれ、終わり?)」の無数の吐息。
そうなんです。一度ではわからないんです。
ただひとつ言えるのは
「鳥のフンがしつこくて汚い」
鳥が嫌いな身としては苦痛です。
シン・ジブリかな??
※かなり重要な部分のネタバレありです。ご注意ください。
『風立ちぬ』を観て「もう宮崎駿監督は映画を作らないんだろうなぁ」なんて感じていたので新作が観られて本当に嬉しいです。長年に渡り情熱を持ってアニメーション映画を作り続ける姿勢に敬服いたします。
自分は監督の大ファンなんでどんな内容でも星5なんですがそれではレビューの意味がないのでここはあえて・・・。
まず、映像は間違いなく高クオリティ。これに文句をつける観客はほとんどいないと思います。どのシーンも安定的、かつさすがジブリと言える品質で安心して観てられます。
さて、問題はストーリーですよね。
舞台は戦時の日本。でも戦争はバックボーンにあるだけでストーリーには直接関係してきません。
主人公のまひと君(漢字忘れました。小学校高学年から中学生くらい?)は火事で母親を失います。
それから数年後、父親がいつのまにか母親の妹といい仲になり再婚します。
って!おーい!そりゃねえよ!!何十年後ならともかく学生の子供がまだ学生くらいの年月しか経ってないのに再婚?!しかも妻の妹と?!
ここを「そういうこともあるよね、まあ昔の日本だし」でスルーできるか「何この男最低!!!」となるかでこの映画を楽しめるかが分かれると思います。第一の関門。
話が逸れました。
傷心癒えぬまま田舎で継母と暮らすことになったまひと君。最初はどことなく不貞腐れて継母と距離を取っています。無理もない。
そこで母親が生前にまひとくんに遺した本「君たちはどう生きるか」を見つけ、それを読んでまひと君は前を向き始めます。タイトル回収はここで。まさかのキーアイテムでしたか。
その直後に継母が謎の失踪。本を読んでひと皮むけたまひと君は継母を探しに不思議の世界へ飛び込みます。
この不思議の世界の冒険がジブリ感満載。過去のジブリ作品のオマージュかな?関連してる世界なのかな?と思わせるような描写があちこちに散りばめられてます。ここは純粋にとても楽しかったです。
そしていろいろ冒険したクライマックス、ユパ様みたいなイケオジがまひとくんに「この不思議の世界の創造主になってほしい、さもないとこの世界は消える」と迫るのですが、まひと君は「自分には無理です」ときっぱりあっさり断って元の現実世界に戻ります。
ここで私はおおっ?!となりました。
今までのジブリ作品って少年少女に過酷な運命を託すものばかりだったんですよね。そして少年少女はそれを当たり前に受け入れる。ナウシカ、シータ、アシタカ、そうすけetc・・・。
何だか、そういう少年少女に対して「辛いことさせちゃってごめんね」と監督自身が言いたいのかなと、引いては今を生きる子供たちに「いかにももっともらしいことを言う大人や周囲に従わなくていい、自分の考えた道を進みなさい」と言ってるのかな・・・と思いました。
自身の過去作品を否定し完結した「シン・エヴァ」のような要素を感じました。もしかしてこれは「シン・ジブリ」なのか・・・?!
と、まあ完全な勝手な妄想です。これから情報がでてきて全然見当違いになるかもしれませんね!というかほぼなると思います。恥ずかし!
で、これを「面白かったから絶対に観るべき!」と人に自信を持って勧められるかというとちょっと悩むので星3.5です。自分は面白かったけど隣で見ていたどこかの子供は退屈そうにしてましたね・・・。不思議の世界での冒険が始まるまでがちょっと長いのと、テンポが緩いんですよね。あと子供が惹かれるような分かりやすく魅力的なキャラとかメカはいないので。
自分は満足でした!初見では見逃してるものがたくさんありそうなのでもう一回くらい観たいです。
宮崎駿の走馬灯だった。
走馬灯であり過去の振り返りであり難解そうに見えてメッセージはシンプルに過去を抱えながら今を受け入れ未来に生きるかなと。
他人にオススメするかと言われたらしないけどジブリらしさは感じられて嫌いではない。
宮崎駿の贖罪
悪意に溢れ歪んだ世界でどう生きていくのか。この作品はアニメーションを作り続けてきた宮崎駿の最後の贖罪の物語ではないのか。
主人公・眞人は裕福でありながら、それは父が戦時中に兵器(零戦の上の部分)を作っているからである。滑らかな曲線のボディを眺め美しいと思いながらも、この世界の歪みを感じる眞人。
母が亡くなった後、父はその妹である夏子を後妻とし子供を身篭る。兄弟だから代替できるものなのか。また、夏子の家は名家であり2人の結婚は勿論純粋な愛だけでない事もわかる。そう考えると夏子の言動に納得出来る。
そして眞人自身もある行為をし「悪意」を行う。
作中には現実世界の悪意と歪みが随所に出てくる。そしてそれに気付いているのは眞人だけではない。もちろん夏子も気付いているし、その他の人も言葉にはしないだけで各々がその歪みと悪意とを秘めている。
では大叔父さんが作ろうとした世界とは何なのだろうか。それは悪意のないユートピアであり、文学を読み漁っていた大叔父の作る世界とはフィクションの世界ではないのか。
すなわちそれは宮崎駿にとってはアニメーションを作ることである。しかしフィクションには功罪がある。「功」とは勿論今までも多く語られているし、自分たちも十分体感できている。しかし「罪」の方はどうだろうか。有名な話でトトロの例を挙げると、宮崎駿は対談で60回以上トトロを見ている子供に「危険だ、バーチャルでなく本物の自然と触れ合って欲しい」と発言したそうだ。ここにフィクションの「罪」の部分があるのではないか。もちろんアニメーションでも何でも、物語は生きる力になるが、そこに没入し過ぎてしまい現実が見えなくなることがある。
その一人こそが大叔父であり現実から逃げることで、フィクションの世界を作り上げる。そして眞人に継承させようとする。しかし「君たちはどう生きるか」を読み冒険をした眞人はこれらの悪意と歪み(現実)を直視した上で、この世界で生きていく事を選ぶ。ここに宮崎駿の最後のメッセージがあると思う。
大まかなテーマはこんな感じだと思うが、まだ細かい所まで解釈しきれていない。
ネタバレがしづらい映画
すごくおもしろかったと思います。
一回しか鑑賞していないので、雑感です。
この映画は、テーマのしっかりした視聴者に親切な冒険ファンタジーと捉えられます。その一方でメタファーが多いので、また別の見方ができるおもしろい作品だと思いました。
宮崎駿のことを知らなくても、知っていても楽しめる作品です。
アオサギが物語のテーマとして重要な役割を持っているので、広告ポスターに選ばれた理由がわかりました。
私小説的な側面のある作品ですが、前情報なしに鑑賞する体験そのものがこの映画をエンタメ化させていると感じました。
まさに集大成
宮崎駿の集大成。
醜いアオサギは宮崎駿自身。自身を嘘つき呼ばわりして自戒しながら、それでも今回も主人公の旅の案内をする。
主人公から見た最初の世界は、周りのばあばたちをトランクに群がる醜い虫のように見つめる、冷え切った世界。最初から人らしく見えるのは、美しい母に似た新しい母親と父のみ。それが旅を通じて、少しずつ周りの多くの人が、自分を守ってくれる優しい人だと気付く。
最初は卑しく表現されていたキリコは、力強い心を持ち、主人公も、幼い頃の母さえも助けてくれた人物だった。
自分にとって卑しいと感じるものをただ排除し、否定する我々現代人だが、自分自身もささやかな悪意を持つ存在であると、主人公の若者は最後に気付く。そして、ささやかな悪意を持つ存在の多くに、自分は守られているのだと徐々に気付く。
汚れなき積み木で楽園を築こうとする神は孤独の象徴であり、汚れなき存在などこの世に存在せず、全ての生き物が罪を背負って、ただ前に進んでいる健気な存在。
仏教感とも異なり、ただ自分の不浄を受け入れて、その中でこそ美しく輝く優しさこそが、おそらく宮崎駿が伝えたかったこと。
最後に主人公が現世に持ち帰った石の欠片は、この作品そのもの。すぐに忘れ去られる存在だが、それでも意味がある。
これは間違いなく、宮崎駿の最高傑作。
まずそのタイトルはどうなの?
いろいろと曖昧すぎておもしろさがよくわからない。振り返って宮崎駿というひとのどこに惹かれていったのだろうと、考える一助にはなるかなと
まず何より作中に同名の書籍はでてくるタイトル問題。同書を読んでいないので、本作と、どの様なリンクがあるのかわからないけれど、おそらく何一つ被ってないような。これはミスリードなのか?はてさて。いっそのこと、だからお前らはダメなんだ、と一喝してほしかったまでありました。昭和は遠くなりにけり
それなり
今までのジブリにないものか?と言えば、それはそう。
例えばナウシカの代わりにこれを売り出していたら売れていたかというと、そうではないと思う。
芸術性は高いけれどエンタメの気質が削がれて、賞取り映画に近い形を感じる。
事前情報云々は、そもそも情報を一切シャットアウトして見る派なので大した新鮮味はない。台詞が少ないのは個人的に好きだった。
面白さはあるし、綺麗だと思うこともある。深く考えさせられる場面もあった。ただまとまりはない。そういったものに一本の筋を立てるのが主人公なんだけど、彼自身の考えがよく分からない。展開は遅くなだらか、教訓も爽快感もない。
致命的なのが、動機や背景を丁寧に描いたこと。複雑な動機は2時間弱の映画に映しきれないのが難点。加えて、視聴者は面白いものや美しいものより、単純で分かりやすいものを好むので、低評価が多いのもまぁ納得。
それなりに楽しめると思います。
ダイイングメッセージ
どうやら、この映画は宮崎駿さんのダイイングメッセージのようだ。
消えていく自身、去りゆく自身の思いのたけを次世代に託しているのが見てとれる。
ことを成し遂げた巨匠が行き着く先は皆、これなんだな...
大林宣彦然り
黒澤明然り
そして宮崎駿もまた然り
やはり彼らの根っこには戦争があって、戦争を繰り返しては行けないという思いも何処かにあるんだと思う。
奇しくも、今、世界では戦争が勃発して····
歴史は繰り返すというか、人間の愚かさというか
そういったものがあることを彼らは見透かし、己の次世代へ伝えるべきmissionとして作品を残しているのだと思います。
正直、面白い作品かと言われれば、個人的にそこまでは面白くはない。だが中々含蓄のある作品ではある。
観ておくべき作品であることは間違いない。
難解でした❗️
宮崎駿作品という事で、ワクワクして鑑賞しましたが、恥ずかしながら1回では理解ができませんでした。
それでも独特の世界観とジブリ飯❓には脱帽です。
どうしてもあのパン🍞を見ると絶対パンを食べたくなります。
ラピュタの時のパンもそうでした!
作品について自分なりに解釈するとしたら、戦後のドサクサで、母親代わりととなった母の妹と今後家族としてどう付き合っていくのか?
上手く付き合えるよう亡き母が手引きをしてくれたのではないかと思っております。
戦争で財をなした者が戦後を生きていくのに生きる為の指南を示したのではないかと思います。
もう2回くらい見てみたいです。
期待しただけに、、、
予告や前情報がない状態で、公開日の朝1番で観ました。
始まりは戦時中の話?と思ったけど、そこからは良くわからず、、違う世界に行って色んな人物が出てきて、、、終わってからは結局何なん?ってなりました。。
理解するまでに時間がかかりそうです、色んな方の考察動画を見たいと思います。
主題歌は素晴らしい😊
タイトル通りの作品でした
宮崎駿監督らしさ全開でしたな。
そして、のっけからすごい作画。
堪能、堪能。
自分には「いい引退作」「宮崎さんの集大成」に思えました。
これまでやってきたすべてが入っている気がしました。
ラーメンなら、トッピング全部盛りみたいな。
(ゆえに人によっては、手癖の連発、セルフオマージュの嵐であり、過去作のつぎはぎと焼き直しとしか感じないかもしれません)
物語としてはシンプル。
行って帰ってだけの異世界彷徨譚。
ずっと前を向こうとあがく、主人公の少年の眼差しはよかった。
思い付きとご都合主義のラッシュなのに、そうと思わせない画作り。
レイアウト、コンテ、キャラの動き、あらゆる演出と物語の力なんだろうなぁ、きっと。
どこか30代の拗らせた文芸映画青年の匂いすらする若さがあって、説教臭さがない。
本当に80代なのか?
また再来年あたりもう1本作ってないか?
というエネルギーも同時に感じました。
(本田雄さんはじめ、作画陣の尽力が大きいのでしょうが)
主人公の心理状況や、時間軸に関する設定は、大人には理解可能ながら、20代以下には難解と捉えられてしまう気も。
というのは、今の20代以下って「我々50代~60代が幼少時に読んできた、妙にSFチックな児童文学やジュブナイルSFの洗礼を受けてないんじゃないか」という推測からきています。
まぁ(別の作家さんの作品ですが)『かがみの孤城』の子どもの気持ちや、時間軸の仕掛けとかが理解できる読解力・理解力があれば、全然問題ないんですけど。
個人的には、本作は(幼児は無理かもだが)小学校高学年、いや、中学生以上には観てもらいたい印象。
あと、少年の前向きな心を忘れつつある、心のくたびれた大人にも。
タイトル通りの作品でした。
(でも、デートには微妙かも)
音と絵を味わうには、Dolby Cinemaが一番向いていそう。
大きめスクリーンのDolby Atmosスクリーンや、IMAXレーザーの選択もありだと思います。
君たちはどう生きるか
ほとんどがこのタイトルにつながっていると思われる。たくさんの鳥が出る作品。考えると結構難しい感もあるかもしれない。
宣伝を全くしない戦略は良くも悪くもあると考えました。トトロや魔女の宅急便を見る感じでいくと、うぬぬぬーって思うかも。
子供だと難しいかもしれないってコメントに書こうと思ってましたが、同じスクリーンにいた親子の会話で「たのしかった〜」って言っていたので子供も楽しめると思う。
その時代時代でいろんな生き方がある。今、そして未来の君たちはどう生きるのか。そんな監督の問いかけなのかもしれない。
インパクトに欠ける
冒頭こそ、戦争物の匂いがするが異世界ワールドに迷い込んで大変!という話。
インパクトに欠けて、何を伝えたかったのかイマイチ分からず。
映像はとても綺麗でジブリ!でした。
鳥好きとしては鳥が沢山出てくるのでそこは高評価ですけど、インコの指は前2本後2本ですよ。
間違えないで!!
挑戦かあるいは....
正直言ってストーリーは散文的であり、淡々と物語の進行していく。セリフはさほど大事じゃないと感じた。無声映画として見てもそこまで変わらないであろう。セリフから得られる情報が少ない。つまり説明が限りなく少ない。観客を置き去りにしてる。
僕が大人になったのか、数多くのアニメや漫画に触れたからなのか分からないが、ナウシカやラピュタ、千と千尋のような世界観とは異なり、今作の世界観は全く心惹かれなかった。わくわくしなかった。なんか夢に出てくるような意味不明で現実と架空をごちゃまぜにしたような世界をそのまま描き起こした感じがした。
難解で映画としては駄作だと思えるようだが、観客に理解してほしいだとか楽しんでほしいだとかそういう目的での作品ではないと思う。ある意味、往年の名映画監督らしくはない若さを感じた。個人的にはこれまでの宮崎駿作品とは全く異なる印象を受けた。彼は新たなことに挑戦しようとしてしているのかもしれない。あるいは老いたのか...。
次作も楽しみである。
これは僕の妄想ではあるが、彼は観客を小馬鹿にしたいのかもしれない。
宮崎駿というビッグネームの作品、理解不能で意味不明なストーリー、そして「君たちはどう生きるか」という如何にも意味ありげなタイトル。
映画鑑賞後に悩む観客たちを屈託のない笑顔で嘲笑っているのかもしれない。
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