君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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神話、古典、小説、アニメ
難しい作品でした。リアルタイムで理解するのは無理です。観終わった後もあっこういうことだったのかな?と自分の中で整理するのも大変な内容でした。
何でしょうー。日本神話から古典、小説、そしてアニメへと時代が変わってきましたが、いつの時代もこんな変わった世界観を考える人はいるんだなぁーと思いました。
宮崎監督ワールド全開の作品でした。
頑張ってね、って
これからこの世を去っていく人はその人で戦前戦後、バブルと現代を生き抜いて大変だったけど、その後生まれてきた人は、今後も予測できない大変な世の中を生きていくんだろうね。その中で君たちはどう生きるか、想像力と精神力を働かせて頑張ってね。
…そのように、足りない頭で解釈しました。いや、こんなメッセージなのでは?という受け取り方と感じ方と言うべきでしょうか。
最近の作品を見ると、今夏の作品でも、過去作のリメイク、オマージュ、時間遡行、巻き戻してやり直す、別世界・異世界が舞台の作品が多いですね。「新しくて面白いものを作り出すのはもう無理。」そんな声が聞こえてきそうです。そりゃそうだよなとも思います。化け物級の傑作と興行収入だの何だので比べられるのは、作り続ける側もしんどいでしょう。
話は逸れましたが、
この作品のメッセージをどう解釈するかは全くの自由でいいと思います。ただし自分で考えていくだけの力は身に付けていきたいですね。年齢や立場が変われば、過去に見たものの捉え方はいくらでも変わると思いますし。ひとつの見方だけではなくて、学び続けていかないとダメなんだと。
解釈とか感想とか、自由勝手に拡散して貰いたいのかもしれないですね。その手法で大ヒットした作品も多い。
しかしながら、あっちの世界ではインコって食人族なんですねぇ〜。
宮崎駿のメッセージが見えない
10年ぶりとなる宮崎駿作品で、
原作・脚本・監督を務めるという事で、
ジブリ・ファンの私は楽しみにしていただけに、
「がっかりだった」!
映画タイトルの壮大な問いかけに対する
宮崎駿のメッセージが見えないのだ。
「どう生きろ」と伝えたかったのか?!
そもそも、「創れば必ず売れる」
という「おごり」が、製作サイドに無かったか?!
「無宣伝」という事で、公開前に盛り上がっていたが、
通常の広告宣伝費は、どこへ行ったのか?!
今、Hollywoodで行われている「デモ」を私は支持している。
なぜならば、映画製作は、限られた幹部で行われるものではなく、
多くの関係各位により成立するものだからだ。
「無広告」により、
その製作teamから外された多くの関係者がいたはずだ!
Michi
映像は美しいが、忖度なしにレビュー
ジブリの詰め合わせ?面白かった!
毎度お決まりパターン…。
事前情報なしは是が非か
タイトルなし(ネタバレ)
納得いく答えが見つかった。
何に納得がいかなかったのか? あの宮崎駿の映画なのに今まで一度も感じた事がない程の薄っぺらい内容だったという事。それが不思議でならなかった。ぽにょの時も多少の不満はあったものの、観終えた時にドッと押し寄せる感動はさすが宮崎駿作品だなと感じた。ぽにょも、ハウルも、ととろも、風立ちぬも、初期ほどではなくても感動があった。そしてどの宮崎駿作品の主人公も好感度が非常に高かった。しかし今回は違う。主人公にまったく好感が持てない。観終えた時の感動もない。「何度でも観たくなる」のが宮崎駿作品の特徴だと思ってたのに、もう一度観たいとさえ思えなかった。こんな事は初めてだ。とても宮崎駿の作った映画とは思えない・・そう、「宮崎駿じゃない」のでは? それなら好感を持てない主人公、薄っぺらい内容、過去作品を思わせる数々のシーン(ご本人の性格的に恥ずかしくてやらないと思われる)にも納得がいく。人はどんなに才能(アイディア)が尽きてもセンスそのものが悪くなる事はない。この映画はあらゆるシーンに御本人とは思えない違和感を感じた。
天才の原風景
もはやみんなが観たい宮崎アニメを観ることは叶わないだろうなと思いつつ、だけど歴史的な天才が最後に渾身で作った作品を観に行くことにはなんの躊躇いもありませんでした。
この映画を面白くないとか、意味わからないとか言うのは簡単です。実際、お話としてはテンポが悪く冗長ですし、登場人物の行動目的や動機はほとんど説明されません。なのに観ている間は終始その美しさに痺れていました。
私は個人的に宮崎さんの監督としてのピークは紅の豚だと思っていて、その頃にはできていた神がかったようなキャラクターの心情描写や生き生きとした演技、音楽の乗せ方、無駄を削ぎ落とした日本刀のようなカット割ほか、諸々の感覚はもののけ姫あたりから衰え始めていたと思います。
でも、たとえその他諸々の感覚がどんなに衰えたとしても、アニメ作家としてこれだけはとことん突きつめたい。もっともっと良いものを残したい。その本能というか矜持が今作品のアニメ表現の比類なき美しさだったように思います。
それはまさしく宮崎駿の原点、原風景だったのではないでしょうか。
ポニョのときと同じ感想
【考察】本音で生きろ、という宮崎駿監督からのメッセージ
つまりはどんな物語?
→母を亡くし、また思春期で心のバランスが整っていないマヒトが、自らの心に潜り無意識の自我(青鷺)と共にトラウマ(死んだ母との別れにケジメがついてないこと、母の妹との確執)に対峙することで、その原因の理解と克服に取り込みそれを果すことで、人生の新たな一歩を踏み出す物語。
キャラクターは何を象徴している?
→
マヒト=人、一個人
館=自らの心の砦、精神世界
母=母なる土壌、生への渇望
キリコ=心の守護者、防衛本能
青鷺=無意識の自我。理性で押さえ込んでも抑えられない無意識下の本音。
ペリカン=死への渇望。死をもたらすもの。
インコ=論理性。理性。
先祖=論理を超えた無意識にバランスをもたらす根本。
物語の展開をどう考察するか?
→
▼序盤
マヒトは母の死に目に会えず、また遺体も見てないことで、母の死に対し心にケジメがついてない。
そこに母の妹が新たな母として入り込み、新たな家を提示される。(その瞬間、無意識下でそれを拒絶し助けを求める青鷺が現れる)
マヒトは現実から逃れるため自傷する。その瞬間、ウソの理性(賢しく生きる術)が心を支配しそれと青鷺の対立が暫し続くが、母が贈った「君たちはどう生きるか」を読み、清く本音で生きる尊さに感動する(この時点で有意識は本音で生きるマヒトになっている。
(妹は本心では望まない結婚と妊娠(それを語る際常に彼女の顔が緊張していることがそれを示唆している)、そしてマヒトとの不和により精神を病み自死を試み森に消える)
なので妹を助けに危険な場所(森)に迷いなく足を踏み入れが、無意識下では自己との対立が続いている。
そしてマヒトは自己の心の砦(館)と入る。
▼中盤
精神の底に降りたマヒトは最初に巨大な墓=「死」と対峙し危うく引き込まれてそうになるが、守護者であるキリコの存在に救われる。
(墓の外観がアルノルト・ベックリンの絵画「死の島」とそっくりなことがそれを示唆する)
キリコと共に心の中の生と死の生態系(ペリカンと白いやつ(名前忘れた)の食う食われるの関係。そしてペリカンは死を誘うものなので、成長期の身体が生に満ちた環境では彼にとってそこは地獄となるか?)
マヒトは、マヒトと青鷺の関係は無意識下の本音とウソ(表裏一体)という関係に気づき(嘘つきの青鷺は本音しか言わないというやりとり(矛盾)がこれを示唆する)、共に妹を探しより心の深みへ潜る。
▼終盤
インコ=論理の世界では無意識の本音は抑圧される。なのでインコはマヒトを食おうとする。それを母=生への渇望、が助ける。
母と共に確執の原因(妹)を取り除く(理性の砦から解放する)が、理性の攻撃に返り討ちに合う。
インコの王(理性の支配者)は祖先に母を差し出すことで、心の支配権を理性に委ねるよう迫る。(無意識下の生への渇望に従って生きるのではなく、理性で生きようとすることで)
マヒトと祖先が対峙する。
祖先は石の積み木(科学技術に基づくもの。自然科学的信奉の象徴か)で精神のバランスをとっている。
先祖はそれを受け継がせようとするがマヒトはそれを拒み、木の積み木(自然を土台とした精神)的なバランスを主張する。彼は母の贈った本によりそれに気づいた。それにより生まれた自傷行為への恥が、傷を見せるシーンで示唆される。
そこへ理性が積み木を一刀両断し精神のバランスが一気に崩壊する。それを脱出し、木の積み木的生き方を選んだ事、自らの心に母が生きていること(母は死ぬことが分かりつつ、マヒトを生む道を選んだことをマヒトが知ったこと)を通して、心の砦から確執の根本を取り去り(妹を救い出し)、マヒトは現実世界にもどる。
バランスを取り戻したマヒトから青鷺は去っていく。
その時アドバイスを残す。バランスはいつ崩れるか分からない。その時は守護者(自分の心を守る行為。キリコが象徴)と理性(石の積み木、自然科学)を思い出せと。
劇場版ポスターは青鷺が描かれる。
鋭い目で我々を見つめる彼は、「君たちは無意識の自己と対峙しているか?本音で生きているか?君たちはどう生きるか?」という、問いかけに思える。
エンディングテーマの地球儀。これは日本人だけへのメッセージでは無論なく、人類全ての人に対するメッセージという意味を感じる。
ハードルはどうしても高めです、それにしても
数々の名作を観た時の、高揚感だったりが、すでに身体に染み付いたまま
観てしまうので
どうしても
ハードルは高めです
元になる原作を
なんとなく読んだことがありましたが
全然寄せずに
宮崎ワールドで推すというのも
凄いことなんでしょうけど
残念ながら
響かなかったです
ストーリーがなんだか分からず
最後に色々とわかるかなの
伏線回収もないですし
ただ、現実と夢の世界を行き来する感じかなと
なんとなく
ハウルの動く城でしたね
インコやペリカンの大群
沢山の婆さん
金持ち設定
母親は火に強い
主人公のキャラがよくわからず、唐突に頭に傷をつける
もうめちゃくちゃでした
解説を読んでも
観賞後にオタクさん達の解説を読み、それでもなお低評価。許せない気持ちで一杯。
駿作品物語、アニメ映画制作者たちへのメッセージ(=君たちはどう生きるか)なら、初めからそう宣伝するべき。何の予備知識も持たせず、オタクにしか分からないような映画を一般に公開しないで欲しい。超絶駿ファンだけ来い、と宣伝して。
書籍の同タイトルは読んでいるので、高校生と大学生の子供達に、今後の人生に少しでも響くものがあればと思い連れて行ったのに、何の「どう生きるか」も与えられなかった。何これ状態。泣いてた人、ただの駿オタクだったんだよね。オタクが喜ぶだけの映画なら、予告を出してその人達だけに限定公開して。
大好きなジブリ作品沢山あったのに、全部が、観た者の受け取りに託す、誰か解説してあげて、この作品の意味をよく考えなよ、と、こんな思想で作られてるのかと思ったら、これまでの作品に対しても腹が立ってきた。
映画を観るのはオタクだけじゃない。沢山の人を感動させるものであるべき。感動=心を動かされた映画というなら、ものすごい怒りを感じた時点で成功なのかもしれないけど、それを監督が喜んでいるなら、もうそれで良いんじゃない。どうぞ満足なさって。
駿アニメオタクの人でないならば、低評価を付けてる人達の感性は正常だと思う。
映像は流石と言えるものだったから0.5点。現実味のあるものは良い画だった。良くわかんないけど可愛いキャラがたくさん出てくる。(あとで解説読んで可愛いキャラにも腹が立つ。)
初日にネタバレされてたから知ってたけど、この内容で米津玄師?そんなカリスマを使わず、埋もれる才能を見つけて使えばまだ点数上げられたかも。呆然とした中に流れる米津玄師に、エンディング中失笑。
予告なしは私はよかった。と思う
レビューを見てから鑑賞しても良いかも
鈴木PはSLAM DUNKに倣って一切の広告宣伝を無しを貫きましたが、SLAM DUNKとの大きな違いは、鑑賞者が原作をある程度知っているかどうか。SLAM DUNKは主人公が代わり、その目線の違いや原作では語られなかったバックストーリーに評価が集まったのだと思います。
この「君たちはどう生きるか」は同名小説からタイトルを拝借しただけではなく、ストーリーの中で亡き母親から送られたこの小説を読んだ主人公が、社会での貧富の差や、人生における取捨選択などに対する考え方、接し方が大きく変わっていきます。その点では大枠としての原作は小説「君たちはどう生きるか」であり、それをファンタジーの世界で宮﨑監督らしく表現したのが、映画『君たちはどう生きるか』なのでしょう。
私も小説『君たちはどう生きるか』を読むどころか、あらすじすら知らずに映画を鑑賞して、直後は「何が言いたかったんだろう?」だったのですが、改めて小説のレビューや原作(あえて原作と言わせて貰いますが)を知っている人の映画レビューを見るとストーリーや、ファンタジーの世界に配置された各キャラクターの役割や意味、作り手が何が伝えたかったのかも凄くしっくりきて、納得できます。
(スタジオジブリのあり方や宮﨑監督が後継者に伝えたかったことまで言及するレビューは踏み込み過ぎだとは思いますが)
無広告無宣伝の戦略も、まずはまっさらな状態で見てほしいという意図だとしたら、わからないでもないですが、難易度高すぎますよ。
ネタバレがいやな方でも小説のあらすじやレビューを見てから鑑賞する方が楽しめると思います。
最後にジブリファンの方にも十分に満足できると思います。
敢えてそうしているかはわかりませんが、大叔父の衣装、大叔父と大王と話すテラス、旨そうなパンなどなど、宮﨑監督の過去作とのリンクするシーンがふんだんにありますのでそれを探しながら鑑賞するのも良いでしょう。
深大なメッセージの込もった渾身の作品
生と死の関わり、生きるためには他の命を犠牲にしなければならないカルマ。
好きで殺すわけではない。自分たちが生きるためには他者を殺さなければならない覚悟と自覚を感じた。
それと全体を生かすためには、少数の犠牲はやむを得ないこともある現実。
その少数の犠牲をとらえて批判する者もあれば、全体を生かした成果を称賛する者もある。
生きるうえでの根本を考えさせられた。
また、これまでの社会秩序の中で繁栄を享受してきたものが既得権益を守ろうとする価値観と歪んだ古い価値観を正そうと模索する賢人の葛藤。
そして最後は、古い社会秩序を打ち壊して新しい世界を作っていって欲しいという次世代へのメッセージを感じた。
ただ、他の人のレビューにもあるように難解。
ストーリー展開も特に後半は断片的で夢の中で見ているような感じがした。
でも宮崎ワールドの世界観は存分に楽しめる。
映像は美しいし、強く美しくカッコいい女性の活躍は胸が空く。
エンディングテーマの地球儀というタイトルにもちょっと意味を感じました。
もう1回見たら違う印象を感じるかもしれないので再度見てみたいと思います。
みんなはっきり言おう
う〜ん。イマイチ
この映画は予告なく放映されました。
わかるのは、サギの格好をした人のポスターのみ。この方が主人公なのかと思いました。
まるでもののけ姫のポスターのように。
さぁ始まりました。
んっ!風立ちぬ?か?
引越し先?アリエッティー?
引越し先のキャラ?千と千尋?
青サギ出現?もののけ姫?
喋り方、モロの君?その後、ジコ坊?
森の中?トトロ?
海の上の沢山の船?紅の豚?
あの世の海の描き方?ポニョ?
あの世にいた人達?千と千尋?
あの世に出てきた白くて丸いやつ?こだま?
あの世で3人での食事?耳をすませば?
あの世へ母を探しに行くと?
ほとんどハウルの動く城?と
千と千尋の世界観だらけ?
とつっこみどころが満載。
宮崎駿監督作品の集大成かなぁと思わせる
作品でした。
私はこれを見てこれで最後の作品
限界を感じました。
私的には
風の谷のナウシカ
ラピュタ
のような心躍るファンタジー
紅の豚のような飛行戦
そして主人公とヒロインのラブストーリーを
期待して待ってましたが。
残念です。
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