君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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ジブリ誕生と崩壊・インコ王ゴロウ!
アニメーションとしては本当に凄かった。最高峰でした。
ただストーリーやキャラクターは一般向けではなく宣伝してないので、意味の分からない幼い子供たちが来ていて、つまらなそうで可哀想だった。
映画内容は個人的解釈ですが、アイデアという隕石のもとにジブリを作った男がたくさんの作品という子孫を残してジブリ引き継いでくれる者を待つ。
それを手伝うインチキ臭いプロデューサーこと青サギ野郎。
ピーチクパーチク言うジブリファンインコが大量生産されジブリは崩壊寸前。男も老いてジブリを維持できない。見つけた才能の少年に継がないか?と聞くが断られ、泣く泣く断念。ジブリファンが作り上げたインコの王様ゴロウが、ならば俺に任せろとジブリを崩壊させた。
最後にスタッフだったペリカンアニメーターは別スタジオに飛んでった。
良かったスタジオ無くなっても皆生きていけるんだ………
そんな映画。
宮崎駿が描く神曲
絶対にみたほうがいい作品
同じく10年振りの作品ですが。
今日ほぼ満席のシアターで鑑賞しました。今年3月公開のドリームワークス、長靴をはいた猫と9つの命と比較したかったからです。どちらも10年ぶりの作品。この10年の間に双方のクリエイターがどう進化したか。長靴をはいた猫はスタッフが面白さを求めて皆でディスカッションを重ね、主人公プスの死に方を60通り位考え、格闘シーンは日本の2Dアニメを参考にしたそうです。スタイリッシュで、キャラクターの表情も素晴らしく、双方似たようなシーンもありましたが、ヘンに引っ張ったりせず、テンポも最高!
明るくメッセージ性もあるし。ジブリさんの今回の作品は監督の頭の中だけの世界。監督の頭の中の世界そこまで見せられても。。と思う描写が多かったかな。
一つの作品を創るのは大変な労力だと思いますが、
この10年何やってたの???と思ってしまった。
ワンマンではなく皆で作り上げた長靴をはいた猫の方が好きかな!というジャッジで劇場を後にしました。
さて、あなたはどう捉えるか?
最小限に留められた主人公の台詞。
贅沢なほど、散りばめられた間。
度々登場する、不思議な物体や動物たち。
眞人が転校先で孤立する場面転換は最小限で秀逸だったし、常に観るものに対して、「あなたはどう捉えるのか?」を監督から投げ掛けられているように感じた。
どちらかというと、映画の過程に重きを置かれてるように感じた。
しかしながら、結論に達した時、腑に落ちた。
起きた出来事に対する葛藤、心揺さぶられる体験に直面した時、自分のなかに何を思うのか?
映画みたいに、日常生活でなかなか起きることではないが、自分を見つめ直す際、自分の固定概念が崩されるような体験は、その人の本質を問われるのではないか、そう思えてならない。
初日と次の日に連続で観たレビュー(多少のネタバレあり)
★①初回鑑賞後のネタバレ無しレビュー★
(基本、ネタバレ無し)
この映画、事前情報通り、確かに【冒険活劇ファンタジー】ではある
最初から最後まで、夢か現か分からない表現や展開
普通の建物、普通の人々でさえ“普通ではない違和感”を感じるのは、主人公の心の内面を表現しているのか
いや、全てが夢まぼろしの世界観だったのかもしれない・・
“あの世界”は黄泉の国なのか、業苦の果てなのか
全てにおいて、イマジネーションの渦であり、観念的
たぶん、創造された宮﨑さん自身も、訳が分からない部分が沢山にあるんじゃないのかな
少年の“選択”による“結果”??
世界を変えるのは、それぞれの考えや行動??
これは、宮﨑さんの遺言か・・
いや、宮﨑さんは元気なら、100歳でも作品を創り続ける人だと確信はしてますが(^^)
・・全ては観てのお楽しみ・・
そんな体験ができる映画は、これが最初で最後かもしれませんよ!(> _ <)
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★②二回目鑑賞後の感想と考察★
(多少ネタバレあり)
<睡眠中の夢>
(この映画は、宮﨑さんの見た夢だ! 夢の中の物語なんだ!)
本日、二回目の観賞の序盤で、モヤモヤ感じていたことがいっきに鮮明になり、確信できた気がした
【宮崎さんの見た夢】というのは、後述する【宮崎さんの幼少期】をある程度知っているからの表現であり、一般的には【睡眠中の夢】を基軸の一つとして描いた作品といえるのだろう
(映画の中での)現実描写なのに、【現実味の無さ】【不思議さや不気味さ】という違和感。通常にはなさそうな人々の行動、節目節目に入る【目を覚ます描写】
また、観ている側が【夢を思い出そうとすればするほど忘れていく】かのごとく、いま観ている場面の前の場面がおぼろげになっていくような仕組まれた演出
これらだけではないけれども、【夢】を連想する表現や演出が沢山に盛り込まれていると感じる
<宮崎さんの幼少期>
【風立ちぬ】の序盤の二郎の幼少期と本編の印象がかぶって感じるのは、宮﨑さん自身の経験がどちらの作品にも大いに入っており、それを感じるからだと思う
そこが多分、鈴木プロデューサーが言うところの【宮崎さんの自伝的映画】なのだろう
【鬱屈した主人公】を描くのも、宮﨑さんの作品では初めてであるが、これも自身の幼少期の鬱屈した経験を、初めて映画の中に込めた(込められた)のだろう(※鬱屈した主人公は、影のあるハウルや、世間知らずだった千尋、業を背負ったアシタカとは違う)
ただ、宮﨑さんの生い立ち、幼少期から青年期の事を詳しく知らない人にとっては、当然ながらその印象にはならないので、【隠された基軸】ということになるんでしょうね
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僕の考察ですが、今回の映画は【睡眠中の夢】と【宮崎さんの鬱屈した幼少期(青年期も?)】という二つの基軸が、物語の大きな軸となっていると思います
その分、テーマ性がぼやけたのかなとも感じるけれども・・ そこは宮﨑さんのこと! 狙ってぼやかされたのではないかと思いますね
・・ちなみに
今日現在、スタジオジブリ公式Twitterなど出て回っている画像も【ブラフ】だったりすること(笑)も含めて、ぜひ劇場での【初体験】、楽しんでください(^.^)
そして僕は、ニュースや報道の中にある【宮崎駿の集大成】だとは思っていないことを、追加で申し上げておきますm(__)m
見渡すと泣いていたのは私だけ。でも間違いなく集大成。
嫌いになりたいけれど嫌いになりきれない。
受け入れられないけれど受け入れないといけない。
自分だっていつも正しいわけじゃない。
弱いまま清濁飲み込んで生きていく、絶望の中の希望が描かれていると思いました。
大叔父様は宮崎駿自身で、自身が作ったアニメの世界を無理に後継させず、別れることを受け入れ、若い世代に汚く理不尽な世界の中で自分自身の物語を紡ぐことを期待する…そんな遺書のようなメッセージを感じ、終演後は寂しさに浸ってしまいました。
残された私たちは目の前の積み木を積み上げていくしかない。
明日から頑張ろうと思える作品です。
最近流行りの過剰に綺麗なorグロい表現はありません。また、おとぎの世界で繰り広げられる事象については時系列の繋がりや物体の意味はほとんど説明されず、考察中は考察しがいのない演出となっています。ジブリ飯もほとんどでてきません。事前にCMを出さなかったことや声優が分からないこととも合わせて商業主義からの脱却を図ったのかなと思ってます。
メッセージ一本で通そうとする、監督とプロデューサーの本気を感じました。
最高傑作
もののけ姫
カリオストロ
トトロ
ラピュタ
耳をすませば
千と千尋...など
他にもあったかもしれないが観たことあるような背景や雰囲気やシーン を何回も何回も感じました
そして
何より宮崎駿監督が今まで嫌がっていた最新の映像CGなどまさに新時代のコンピューターによる映像美が本来の宮崎駿アニメとフュージョンしてました
ストーリーもたまりません あと あのシークレットも 1回目で気づけるかな~
これが引退作品なんてあり得ない 考えられない
私には今までの宮崎駿アニメと新しい宮崎駿アニメが合体した最高傑作に感じました
本当の宮崎駿アニメの始まり だとも思いました
監督!引退に大反対です 次回作楽しみにしてます
あなたの一番好きなことをやめないでください
今日連続3回観ました
思っていたのとは違ったが
青鷺と現実世界
火事で母を亡くした少年、眞人。
戦争が始まり4年。東京から地方の大きなお屋敷へ移住。そして父親と再婚した母の妹がいる。
そこには青鷺がいる。不思議なパラレルワールド。
風立ちぬで消化出来ずに創られたのでは。
自分が持っていた母親への投影。父親の姿。
高畑勲さんや吾朗への思いをキャラクターに被せて。
別世界から色々な話を持ってくる鈴木敏夫さん
っぽい青鷺。
彼らが世に出してきた13作品に対して、自分達は
こうしてきた。人はいずれは死ぬ。
現実世界は糞まみれの嫌な世界だけど。
君達は何か残せるのか?
残したきたのか?
どう生きる?と問われてる感じが。
集大成的な気持ちと別れのニュアンスを感じる
作品でした。
駿がいっぱいコレクション
例の絵以外ネタバレ厳禁らしいので。
宮崎駿の遺作ですね。個人的には富野監督の∀とレコンギスタに近いかも。
ナウシカや千と千尋のようなファンタジー、風立ちぬのような現実世界の戦争、もののけのような自然描写と、いろんな世界を行ったり来たり。ファンタジーや戦争や自然など、描写ごとは綺麗なのは駿さんの特徴。声優を使わないからザルな演技が目立つのも駿さんの特徴。キムタクを使うなとあれほど言ったのに。
多分、大叔父様=駿で、大叔父様が調整してきた世界=駿さん作ってきた作品は間違いないかと。それを「子供が次は積み木の石を組み立てる」「モブがほとんど鳥=烏合の衆=一般人が好き勝手言って勝手に変なダメージを受けたり気に入らないから一刀両断する」「烏合の衆が、生み出す力を持つ人を好き勝手食い物のする」とかのメッセージを入れてるんじゃないかと思いました。
ただ、話の前後や関係性が支離滅裂。懇切丁寧におしめから墓場まで説明する必要はないけど、突拍子がない場面が多々あり。駿というフィルターをかけても、映画としては駄作。考えていることはわかる、わかる人には一部メッセージを受け取れるかもしれないけど、難解すぎるのと話の脈絡がなさすぎるので、この点数。昔の駿さんだったらもうちょっと綺麗にまとめたり表現したと思う。
個人的な解釈としては、「これまでこんな世界を駿は作った」「駿には世界がこう見えるし、とらえられるし、表現できる。駿はこう生きた。」「そんな世界の中で、自分の考えを主張したり、表現したり、貫き通したいという人に対して、『君たちはどう生きるか』を問いかける」というアートに思いました。
エンターテイメントの「ジブリのアニメ映画」としては駄作だけど、宮崎駿がこれから生きる人達(特に創作に関わる人達)に投げかけるメッセージとしては興味深い。告白本とか、そういうものに似ています。見た方がいい駄作、と私は思います。
クイズ!この声、誰でSHOW〜( ˙˘˙ )ノ
全く情報公開なしの映画。
せめて予告やポスターや出演者は見てると思うのである意味貴重な体験。
出来れば製作者の意図通り前情報無しで見ると良いと思います。
ただ、、、とにかく声優が誰なのか気になってしょうがない。たまたま知り合いと話で、今朝のワイドショーで俳優○さんと歌手◇さんが出るらしいと聞いてしまったので、気なってしょうがない。特に◇さんは演技も声優もイメージがないのでどんなものかと、、、他にもら出てくるキャラクター、この声誰だっけな、、、あ〜あの人だ!とか、ストーリーと違うところが気になってしまいました。
そういう意味で1番集中してみたのはエンドロールですね。俳優陣も裏方もそうそうたるメンバーで映画史上これまで無駄遣いがあるのかと思ってしまった。
余計な事が気になったからか、ストーリーも平凡に思えました。オープニングで一気に惹き付けられて、なるほど、、、日本の夏はこういう映画も必要だ、この手書き風がさすがジブリ、と思ったのですが、開始15分くらいからトーンダウンして、どんどん薄味になっていきました。
キャラクターに没入出来ないので、事実としてストーリーは分かったつもりですが、感動したり泣いたりとかはほぼ無し。なんだったのか、、、
あと、歌手◇さんは大好きなアーティストだけど、さすがにあの役は無理がある。棒読み感が半端ないけど、◇さんのせいではなく、なぜ抜擢したのか、演出側の責任ですね。正直、戦犯扱いされそうで可哀想。
もともと、アニメ映画はプロの声優さんを使うべきと思っていますが、話題作りやテレビ番組の番宣のためには必要なことだと思いますが、今回のノープロモーションなら、意味がない。
ジブリとか関係なく、普通にハードルも期待もせずに観に行けばアニメ映画とてし☆3点、いろいろと納得できないのでさらにマイナス1点というところです。レビュー書いてたらイライラしてもう1つマイナスとも思いましたが、レジェンド達に敬意を込めて踏みとどまりました。
IMAXで観るつもりだったけど、混んでるから普通のスクリーンにして良かったです。
何回か見直したい作品かな。
正直ジブリの作品を劇場で観たのは今作が初めて。
最近思うのはアニメを劇場で観るとジブリのような淡い色合いは画質により汚く見えてしまうのが残念です。
今作品は全然情報を出さないでの劇場公開されたせいか全く世界観がわからない。
ただ言えるのは、庵野秀明や新海誠など足元にも及ばないほどの天才であると感じた作品です。
アニメーション、絵の動く表現に新しさがあり、又メタ的表現が沢山散りばめらています。
最後のほうの主人公と少女キャラの抱擁シーンは、未来少年コナンのコナンとラナに見え懐かしく思いました。
宮崎駿さんがエヴァを作ったらこうなるのかもしれませんね。
2回目観ました。そこで初めて唐突に出て来る言葉、"石"や"木"が何であるかが何となく分かってきます。
宮崎駿にまだまだアニメを作って欲しいですね。
13個の積み木に何を見出すか
現時点で私自身感想が定まっていない…というのが本音です。かと言って2度目を見たいか?と訊かれたらそうでもないという。
面白いとかつまらないとかは置いといて、とにかく人を選ぶ作品でした。
「風立ちぬ」以上に抽象的・観念的な描写が多いです。
では難解な作品か?と言われればそうでもないようにも思えました。ごくごくシンプルで身近にある大事な事にたどり着くために、めちゃくちゃ回り道をする作品です。
その回り道を楽しめれば最高でしょうし、楽しめなければ苦痛かもしれません。
作画面では冒頭が素晴らしく、新しい描写に惹かれました。
しかしそれ以降はごくごく今まで通りのジブリに終始してしまい、よく言えば安定感がありますが。悪く言えばいつものジブリといった描写が続きます。尺も長いので睡魔と戦いながら見ていたというのが本音です。
1番感心したのは音響でした。
セリフのないシーンでの環境音や、劇伴の入りのタイミングはどれも絶妙であり、作画の向こうにある世界を感じさせてくれました。モブキャラのガヤを極力廃したシーンも多く、音の使い方が繊細でした。ここは映画館で体感した方が分かりやすいかもしれません。
鑑賞後の気持ちは虚無ですね。「あ、ここで終わりか。」って感じでした。
でも振り返るとヴィルヌーヴの「メッセージ」のような問いかけを映像で見せようとした…そんな作品に感じました。
どこまでもアート映画っぽいなとも思えました。美術館で絵を見てて、解説とかなしに見ながらあーだこーだいうような。そんな感じ。
だから通り過ぎていく人もいるだろうし、立ち止まって見て自分なりに解釈して咀嚼する人もいるだろうし。
見る人の数だけ感想は出るけど、分かりにくさ故に離れてく人も多い。大衆エンタメ性を捨てて個人的なアート映画に徹した。世間の評価を考えず、好きなものを好きなように表現した。そんな映画です。
こんな感じなんで、この作品が世間一般にウケることはまず絶対にないと断言できます。それでもそれなりに観客動員できたとしたら、それは宮崎ブランドと鈴木プロデューサーの戦略あっての事でしょう。
しかしこれだけ個人的な感性のままに描いた映画を商業作品として大々的に公開できる宮崎ブランドの信頼性は伊達じゃない。普通この規模の映画でやれる事じゃないですよ、これ。
これまでの功績なしには絶対に作れない映画でしょう。そういう意味ではもの凄く我儘で、それでいて豪華な作品とも捉えられるかもしれません。
積み木の意味は一体何なんでしょうね?
私はこれまで大衆受けを重視してきた己の過去作品への別れ。その宣言のようにも思えました。
だとすれば、次回作以降が宮崎駿が本当にやりたい作品なのかもしれません。
後からじわじわくる。
「どう生きるか。」と問いかけられている通り、真人は今後どういう世界を作っていくのか、そして私たちはこれからどういう世界を作っていくのか、考えさせられます。
子ども向けのお話しではないかもしれませんが、是非小さな子ども達が今から今後何度もこの映画を観て、その意味を知り、これから自分の生きていく世界のことを考えてほしいと思いました。
お話しの中の登場人物(鳥達)の意味や行動など理由はあるのかもしれないですが、私はファンタジーとはこういうものとして理解しました。解釈は各人それぞれ、それがファンタジーだし、それでいいと思っています。
宮崎さんはこれで本当に引退されるそうですが、今までの宮崎さんが伝えたかったことの集大成のような素晴らしい映画でした。
不可解
難解だけど面白かった
とても難しかったです。
描写全てに理由がある感じがしませんでしたが、子供時代かつ異世界的なものなのでそれも普通かなと思いました。
そんな異世界でも助けてくれる人がいてハッピーエンドになったところは良かったです。
自分の感覚としては、エンデのはてしない物語の読後感に似てました。
自分も忘れてるだけであの世界に行ったことがあるのかも、と思うとちょっとだけ人生が楽しくなる気がします!
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