君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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我々は映画を観るのではない。宮崎駿を観に来たのだ
畏怖。
80代でこれが作れる頭の中どうなってんだ。
面白いか面白くないかという尺度で測れないくらい、創造性が凄すぎて畏怖。
これが最後なんだなというのがすべてのシーンからひしひしと伝わってくる。
宮崎駿はこれを遺作にするつもりだったのかもしれないなとふと思った。(ご存命ですが)
日本のアニメーションの一時代いや頂点を築き上げて巨匠と呼ばれ最後に作るのがこの作品なんて最高じゃん
これを作るために生まれてきたのではないのだろうけど、これを作らずには死ねなかったのではなかろうか。
宮崎駿のいる世界線に生まれてきて良かった。
これからも好きなことして元気で楽しくお過ごしください。
ありがとうございました。
普通に面白かったです!!
多分、普通に面白かったと思います!!
この映画が何を伝えたかったのかはあまり分かりませんでしたけど!!!
序盤はホラーなの??と怯えておりましたが…大丈夫でした!
アニメーションの完成度はさすがジブリ!!という感じのものが見れてほわぁ〜〜ぬるぬる動く!!肉感やば〜〜〜!!背景美術綺麗〜〜〜!!!って感じです。
とりあえずジブリ男子がどツボなショタコン腐女子としては主人公のビジュは大満足です!!好!
監督さんの今描きたいものを詰め込んだ玉手箱みたいな映画だと思いました!!
登場するキャラクター達がみんな大体可愛いです!ぬいぐるみとか販売して欲しい笑
今の宮崎監督でゲド戦記を作って欲しい
同タイトルのヒット本とはほぼ関係がないですね。
親(主に父)から離れて冒険に巻き込まれる形、その中で異形のもの達との友情など育まれたりと、おなじみのテイストが健在。
なので集大成と言われてるのかもしれない。
これまでの、ナウシカやもののけ姫のような外へ向かうものではなく、千と千尋やトトロなどどちらかと言えば内へ向かう方向性の作品。
内とはいえ、監督の年齢を思えば次々とめぐり来るイマジネーションの豊かさに驚きを禁じ得ない。
マザコンなのは昔から有名なところで、それを逆手にでもとったような感じもある。男性にとって母親というのは大きな存在なのですね…。
己の中の悪意を認める点から、今の監督にゲド戦記を作り直して欲しいなとチラと考えた。
もちろん現実には無理だろう。
追記で。戦争当時、兄が戦死して兄嫁と弟を再婚させることは珍しくなかったのは知っています。当時寡婦になったからといつても実家に美の置き所もなかったのが実態とも思います。
しかし男女逆パターンはどうだろうか?
嫁は頑丈で沢山子をうみ、よく働くことが理想とされてた時代に、体が弱く亡くなった妻の妹をわざわざ選ぶ。それも妻が死んだ翌年には既に妊娠させてる。ストーカーにも似たものを感じて少しゾッとしましたね…。
娯楽作品として見たか芸術作品として見たかで評価が分かれた気がします。
今まで1回見て分からない作品は
ごまんとありましたが、
その度にいろんな方の考察を読んで
『そういう意図があったのか!』と楽しみ、
おかわり映画する派です。
なので概ね今回の作品には肯定的なタイプ。
今までのジブリ作品は(有名どころしか拝見してませんが…)ストーリーが明確で
お子様でも分かりやすいものが多かった。
しかし今回は色んな見方、考え方が出来る
考察タイプの映画だったので、
明確な結果やストーリーを求めてる人には向かないかな?と思いました。
ジブリ最強期に子供でよかった……以上。
最初にものすごく感じたのはラピュタと千尋とハウルともののけをMIXしてみた!って印象でした。
シンプルにつまらなかったです。
途中咳が止まらなくなり、他の人のご迷惑になるなと、退場しようかな、この映画ならまぁいいかと思った自分に対し、ジブリ映画なのに?と悲しい気持ちになりました。
私がジブリに出会ったのは本当に幼少期の頃で、TVでナウシカ、ラピュタ、魔女宅、紅の豚、トトロをそれこそ頭おかしいくらいに観て育ち、小学校中学年くらいに友達と友達のお母さんとポンポコ観たのが映画館では初でした。本当にジブリ作品、宮崎駿監督の作品が大好きで生きてきて、嫌な予感と期待を混じえながら久々に鑑賞し、現在動揺しています。
こういう時、力になるのが鑑賞された皆様のレビューを拝見し様々な考察を見ることなんですが「宮崎駿監督自身の事を作品にした」というのをみて納得し非常に腑に落ちました。
だが、しかし、評価としてはコレです。
それは揺るぎません。
意見として庵野監督の影響を受けているとあり「それだ!」と思ったんですが……シンエヴァを観て「酷いな……」って思った方々……おそらく今回のジブリもそう感じたのではないかと思うんですが如何でしょう?
個人的な見解なので賛否両論あるとは思いますがあえて吐き出します。庵野監督が自分の事をエヴァという作品にのせた事に対して「え」ってなりました。ただ、本人にとってはスッキリした事なのはよくわかります。ただ宮崎駿監督がまさかそれと似たような事をするとは…私は庵野監督のファンではないのですが宮崎駿監督のファンなので今エヴァファンで同意見を持った友人の気持ちが少しわかった気がしました。なるほど胃が痛い……
世間や社会にとって大変大きな存在であり、凄まじい渦の中で素晴らしい作品を作ってくれたので否定する気はしないですしずっと大好きですが、スタジオジブリ作品で育った者としてはやはり一個の作品としてはこの評価しかつけられませんでした。
他の方のレビューにもあった通りこれで本当に引退なのだという事を真摯に受け止め、とりあえずジブリパークにでも行こうかと思います。
瑞々しい
肉体は老いるけど、魂は老いることはない。表現の可能性に限界はない。
作画の美しさと動画の躍動感、キャラ設定の面白さなど、一線を退いたと言われる宮崎監督だけど以前と変わらぬクオリティーを見せてくれた。
久石譲の音楽も相変わらず良い。
おそらくテーマは人間の悪意ということだと思うんだけど、ファンタジーに寄りすぎた結果、プロットがぼやけてカタルシスには至らなかった。それでも幻想的な表現の切れはさすがで、ほれぼれするようなシーンが多々見られた。彼岸と此岸を行き来するような感覚は、宮崎版「銀河鉄道の夜」じゃないかなと思ったりして。
死後の世界や潜在意識の根底に漂うイメージなど、人の意識の深いところから引き出してきたような作画の幻想性は、シュールレアリズムの画家を思い起こすこともあり、また、マルチバース的な世界観はアベンジャーズに通じるところもあって、作品を鑑賞する面白さにあふれていた。
映画タイトルからのイメージに反して
タイトルの元ネタになっているのは吉野源三郎さんの書いた児童に向けた人生指南書なので、まさか高齢の宮崎駿監督が子どもたちに道徳教育のための映画を作るような心境に至ったのでは・・・と思ったけど、ちっとも説教臭いところのない、爽やかで楽しい映画でとても良かった。
元ネタの小説も少し登場していてうれしかった。
昭和初期の上流階級の家庭の暮らしぶりも面白かったし、主人公が旅する地下の世界の、過去のジブリ映画をところどころ思い出させるファンタジックな世界観もよかった。
前作の風立ちぬは大人が主人公だったけど、やっぱり子供が主人公の映画のほうが宮崎駿監督の作風にあっていて楽しく見れると思った。
インコの軍隊とかワラワラとか、癖があってかわいいキャラクターがたくさんいるのに、映像が内緒にされてるのでキャラクターのグッズがしばらく販売されなさそうなのだけは残念。
いつかは映像公開してもらって、たくさんキャラクターのグッズがほしい。
宮﨑駿のラブレター
端的に言えば、「吾朗、後継ぎはお前!」に尽きると思う。
恐らく、大叔父=駿。「血を継いでいる人間を後継ぎにしたい」という発言は駿から吾朗へのメッセージだと思う。
塔(積み木)=アニメの世界で解釈すると、大叔父(駿)が塔に魅せられ、その世界にどっぷり浸かり、殿様となった流れがすんなり入ってくる。だから、所々に過去作のオマージュが挿入されてるのかも。
そして大叔父の積み木の崩壊は駿(ジブリ)の時代の終焉を意味しているのではないのかなーと思ったり。
真人(吾朗)は、今後自分の積み木を実直に積み上げていくのだと思う。
偉大な人間の後継ぎはいつの世も揉めるんですかね。。
どう生きるか、監督はヒントを遺してくれたのか
初レビューです。映画として、点数をつけなければならないのは難しいですね。
君たちはどう生きるか、観ました、2度。
劇場で泣いてしまったんですが
それは「感動」とかそういうものじゃなく
「宮崎駿の死を感じた」
「これからきっと恐ろしい時代がやってくる。宮崎駿が生きた時代よりもっと恐ろしい時代が。その中を生き抜く覚悟をしなければならない」という
2つの恐怖からの不浄な涙でした。
2,200円と4時間使って理解できたのはほんの僅かです。
少なくとも、宮崎駿が我々に問うのは
「君たちはどう生きるか」
これに尽きるのだと思います。
いや「コレだけなら映画観なくても解るだろ」と言われそうなので、言葉をつけ足すと
「俺(宮崎駿)はもう死ぬけど、
で、これからは俺の時代(戦後)以上の苦難の時がやってくるだろうけど、その荒波を
君たちはどう生きるか」
という問いかけ、ではないかと。
もっと言えば
「覚悟しろよ、焼け野原を知らないガキども」
という脅しのような揺さぶり。
我々ガキどもは、この先の荒れる時代を「どう生きれば」良いのか、勝手ながら考察させて頂きたいと思います。
前提として、観客の教養が試されます。
「戦争が始まって3年、4年」「冒頭の空襲警報ください」「サイパン」などのヒントから作中は1944年なのだと、瞬時に理解できるくらいでないとどうしても置いつき辛い部分があります。
それでいて「感受」のアンテナも常に張り続けなければなりません。意味ありげなシーンは7割は実際に何か意味があり、残り3割は「意味がない」ことを意図している、と感じました。シーンの伸びとは裏腹に、視聴者は考えることが次々起きて非常に疲弊します。
今までの宮崎監督作品は「娯楽としても楽しめる」ラインを守ってこられたように思いますが、今作は娯楽面を一切捨ててます。覚悟無しに観ることはオススメしません。娯楽映画が観たければ、スーパーマリオムービーを鑑賞することを強く推奨いたします。
宮崎駿監督は御年82歳、死がテーマに上がるのは当然の気もしますが、自分なりに根拠もあるつもりです。
主人公の真人が、青鷺に誘われて迷い込む「塔」の中、「海」が広がる世界。
このファンタジー世界では、ジブリファンがどこかで観た光景が手を変え品を変え出てきます。
海で会う「黒い人影」は「千と千尋」の「列車の乗客」のようで、
白く可愛い「ワラワラ」達は「もののけ姫」の「こだま」にそっくり、
真人が塔を登る時、「外壁を這うツタが剥がれ、あわや落下」というシーンは「ラピュタ」でも見られ
(うまそうなパンを食う、もラピュタですね)
とにかく宮崎映画の総決算のような演出のオンパレード。
(個人的には、インコたちの「歓呼三声!」「ラァー!」「ラァー!」「ラァー!」というのが、
まんま「漫画ナウシカ」の「クシャナ殿下と部下達」でツボでした。)
コレは宮崎ファンへの最大級のファンサのように受け取れるのですが、一方で違った見方もできます。
「このファンタジー世界(ペリカンは地獄とまで呼んでいる世界)」は「宮崎駿が作った世界」であり「宮崎駿」そのものだと。
物語のラスト、塔の崩壊こそ「宮崎駿の死」の暗喩ではないか、と。
また、塔の崩壊についてはダブルミーニングだと思っていて、コレは「現実世界」でも、同じようなことが言える気がします。
いや、コレはもっと残酷な現実を突きつけられている気さえするんです。
作中は1944年、第二次大戦末期の混沌の中でしたが、この時でさえ「石の積み木」は「揺れている」に留まっていたんです。
積み木が崩れたことを「敗戦」と読むことも出来ますが、
では「積み木の揺れ」はもう終わった過去の出来事なのでしょうか?
寧ろコロナ以後、世界の「積み木」は揺れに揺れていると思います。
今まさに崩れかかっているとさえ。
宮崎駿監督からの警告のような気がするんです。
「積み木は今まさに崩れようとしている」と。
纏めると
「俺(宮崎駿)はもう死ぬけど、
で、これからは俺の時代(戦後)以上の苦難の時がやってくるだろうけど、その荒波を
君たちはどう生きるか」
という問いに見えてくるんです。
少し悲観的過ぎる気もしますが、我々はこれくらいの覚悟が必要なのかもしれません。
ではその崩れかかった世の中を、我々は「どう生きれば」良いのでしょうか。
答えのない問いです。だから難しい。
でも、宮崎駿は少し、ヒントを遺してくれていると思います。
それが真人の答え「友達を作ります」。
もちろん直接的な意味だけにあらず、この答えは
「結束を深める」という意味に受け取れます。
宮崎駿はいわゆるアカ的な人なのでこういう(団結せよ的な)表現がしっくりきますが、もっと単純に
「他者との絆を大事にしよう!」
と解釈してもいいと思います。
単に「真の友を見つけよ」でも良いんです。
恋人でもなんでも、自分を認めてくれ、自分も相手を認められる相手を。
そしてもうひとつ、大事なのが「ウソつきの青鷺」。
作中では何度も、「この世は正と邪だけではない」ということが描写されます。
自分を襲い、ワラワラを食べるペリカンも「食う魚が無く、生きるためにワラワラを食べていた」こと。
ペリカンを追い払うヒミもまた、ワラワラを燃しているという事実。
恐ろしい「インコたち」にも生活があり、互いに支え合ったり、同じ釜の飯を食ったりしながら、卵を大切に温め、インコの命を育んで生きていること。
そして勿論、「自分を騙して母の死を穢したウソつきの青鷺」と共闘し、最後には「友達」と認め合うこと。
ラストシーンでは色とりどりのインコたちが、フンを撒きながら美しく飛び立って行きます。
これ以上無いくらいわかりやすく、「この世は浄も不浄もある。穢れていて、それでも美しい世界」を描いています。
真人が学んだ一番大きな事は「この世は穢れていて美しい、カオスなもの」だということです。
「人間とは慈しみも汚い嘘もある、カオスな生き物」と言い換えても良いでしょう。
真人は自分でキズつけたこめかみを「自分の悪意の証」と言って「(悪意のないまっさらな石に)触ることは出来ない」と言いました。
そして元の世界、奪い合う穢れた世界で生きる決意をしました。
青鷺は最後、「あばよ、友達」と言って真人の元を去りますが、実は真人の元に残っていると思います。
何故なら「全ての青鷺はウソつき」だから。
勿論青鷺としてではなく、「真人のウソつきの部分」として、真人の中に残り続けるのだと。
真人がついた嘘とは?コレは自分の我儘のためについた「こめかみの傷」のことではありません。
産屋で、夏子に言った「夏子母さん!」のことです。
あれは真人と夏子のわだかまりが解け、真実の家族になるシーンだ!あの言葉が嘘なわけない!
と思う方もいるでしょう。
でも、あれはきっと真人が学び身につけたウソ、方便なのです。
だって最後に時の回廊が崩れ現実世界に帰るその時まで真人は「母さんに生きていて欲しい」と願うのですから。
少なくとも真人の中で「久子(ヒミ、母)と夏子が完全に置き換わる」なんてことは無いんです。
それでも「夏子母さん」と呼びかけたのは、真人からの歩み寄りであり、何より「自分についたウソ」なのです。
そして、「ウソ」こそが真人の一番の成長だったのだと思います。
青鷺は去ったように見せても、真人の中に残る。
「ずるくても、賢く、ウソをつける真人」として。
そして何より、生きろ。
作中で、唯一明確な殺意を真人に向ける存在がいます。インコです。喧しく好き好きな声で鳴くインコは
宮崎視点で言えば観客や批評家のことだと思われます。
でも、単純に自分が感じた鬱陶しさをわざわざ映画に落とし込んだわけじゃないと思うんです。
勝手ながら、自分ごと化してもこのたぐいの輩は存在します。悪質クレーマーや理不尽な上司など。しかし、近年最も数が膨らんだインコたちは「SNSの第三者」ではないでしょうか。彼らは彼らの理屈で武装し、他者を寄ってたかって攻撃します。多様性に富むような色をしていても、色は4色顔は均一の喚きながら包丁を振るうインコです。
「妊婦は食わない」「産屋に入るな」など、こちらには意味不明な理屈でもインコ理論にとっては大罪であり、禁忌侵す者殺すべし、というのは、近年のSNS等で見られた事象であり、つい最近にも悲しい出来事がありました。
現実でも崖際まで追い立てられている人がいたら、この映画を見て欲しいです。
宮崎映画にとって何より重要なのは、生きることなのです。
「この世は美しくもあり不浄でもある。みな罪を背負っているかもしれない。人それぞれ生き方も違う。自分が如何に穢れていても、やはり生きるのは素晴らしい。生きよう」
というメッセージは、1990年代のもののけ姫や漫画版ナウシカ等から風立ちぬ、そして君たちはどう生きるかに至るまで、宮崎氏の中で不動のテーマなのだと思います。
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宮崎駿は要するに
「ずる賢くてもいいから、上手く生き抜いてみせろ、そして、真の友を見つけろ」
と、我々に、「どう生きるか」のヒントをくれたのだと思います。
感じ方、考え方は人それぞれです。まだ私も、この映画のすべてがわかったとは到底思っていません。
また、同じく映画を観た方と意見を交えることで見方が変わることもあろうと思います。
なのでぜひ、簡単にでも良いので、一人でも多くの方の感想に触れたいです。
宮崎駿のやりたかったこと全部乗せ!最高!
私は小さい頃から宮崎駿監督が大好きで宮崎駿監督で育ちました。未だにジブリが大好きでこれまでのジブリ作品も何度見返したかわかりません。
映画が始まる前は絶対に1回で理解してやるという意気込みとドキドキ、緊張のしすぎでトイレに2回行きました。何本か予告を見ましたが、何にも覚えていません。そこから上映開始2分で、ああ私はこれからすごいモノを見させられるんだと思い興奮し泣きました。そしてジブリらしいアプローチのストーリー展開にワクワクさせられました。もうこの時点で次の回も見ちゃおうかな?と思わされる。何度も見たいヲタモード発動します。
キリコのキャラ設定も登場序盤から気になる存在になっていて本当に素晴らしいと思いました。また、菅田将暉さん、あいみょんさんの声優は私自身初めてでしたが、本当に素晴らしかったです!ハマりすぎです。
演出的には「あ、今の。あの映画のあのシーンに似てる」と思えるシーンが満載で、あのシーンが今のクオリティで見られることに感激しまた泣きました。そうなるとあのシーンはあれが最頂点なのかなとか思えたり。なかなか沢山のことを考えながら見ていました。最後、アオサギがじゃあな、と去っていくシーンでは巨匠がこれで本当に去っていってしまうという寂しさが押し寄せてきてまたまた泣きましたし、EDでは米津玄師さんの歌を天を仰いで泣きながら聴かせていただきました。最高でした。上映後も泣き止むことが出来ず、トイレにこもって泣きました。
私にはこれが最後の作品にしたいという監督の気迫が終始ビンビンと伝わってきてしまい、宮崎駿監督の集大成をIMAXのハイクオリティで見させて頂けていることにも感激でずっと泣いてしまっていたので本来の映画の楽しみ方が出来ていないのかもしれません笑。
この映画では、主人公眞人がタイトルとなった本を読むこと、キリコに労働を教わること等で自分以外の人の気持ちを知っていきます。芸能人への過度な誹謗中傷などもそうですが、この世の中にはなかなか受け入れられないこともたくさんあるけど、そこまで否定出来るものだろうか?自分は?どう?相手の気持ちに立って考えてみれば分かることだってあるよ、と宮崎駿監督に最後に伝えられた気がしています。ありがとうございました。上映中にあと何度か行く予定なので、また感想を書かせて頂きたいと思います。ジブリヲタの感想でした。長々とすみません。
結局どーなの?って思ってたら見て。
映画とかアニメで意味わからないことが起きても「これはそういうもの」って受け入れられる人なら見れる映画。
観ながら考察してたし、何を伝えたいのかとかはその都度理解した上で、「これはそういうもの」って思えないと見れないなと思った。
あと、ぶっちゃけタイトル詐欺みたいな感じだなって。
タイトルから内容考えない方がいいし、タイトルから期待しない方がいい。
見た感想的には面白くもつまらなくもないっていうのが正直なところ。人生観を語ってくるわけでも無いし、むしろジブリ現代ファンタジーって感じでずっと悪夢を見てるような気分だった。伝えたい事は理解出来たって言ったけど、それが全部繋がらない。欲張りセットした感じ。
観たからって何かメッセージ性を感じたかと言われれば何も感じないし、理解した上で「何だこれ」って思った。私はおすすめ出来ない。金ローとかでやった時に見るくらいが丁度いいのでは?と思う。ただ、ジブリファンタジーが好きな人は観ても良いのかもと思う。
最後に、結局気になるけどどーしよってなった人。
どーせ気になるなら見に行こ。ただ、ポップコーン片手に観るくらいが丁度いい映画だってことは覚悟した方が良いかも。
面白い!ぜひ見るべき!
レビューを事前に見て、ビビりながら行きましたが、心配は要らなかった!全然楽しめました。場面転換が唐突なところはあるかもしれないけど、素晴らしい背景、動作、描写。ジブリの世界を満喫できます。私は考察、深読みが苦手なのですが、純粋に楽しめました。そんなに難しく考えなくても良いんじゃないかな。心の感じたままで。そもそも今までのジブリ作品も唐突なファンタジーだし。
難しい?では「千と千尋」は判るの?
初日に先入観無しで鑑賞。宮﨑作品のNo.1とはいかないにしても、良い作品だと思います。難しい?では「千と千尋」は判るの?議論沸騰していること自体、作品の罠にはまってますよ。
伏線を回収しない映像界の金沢21世紀美術館
映画の全般にわたって出てくる意味ありげな単語の数々!!!
造語、スラングなどなどこれはなにか意味があるのかなと思いきや終わりまでなんの回収もなくただただストーリーが過ぎていく展開にある意味驚愕!!!
これは何かに近いと思ったのが金沢21世紀美術館!!!
一般的にはアートは背景がありロジックがあるがあそこはそういった次元では鑑賞できない!!!
精神性の何かを訴えかけているのだろうがそれは相手に伝えるものではなく、ただ存在していることに意味がある!ともいいたげな様相と同意義である!!!
個人的には擬人インコからインコに移り変わるシーンからの展開やわらわらたる新キャラが宮崎駿らしくてワクワクしたが、全体的には過去作品をひとつひとつ振り返りながら紡いでいったんだなといった印象!!!
宮崎駿よ安らかに眠れ!!!
宮崎駿さん、ごめんなさい。
今までのレビューで一番書くのが難しいかもしれない。
ストーリーうんぬんの映画ではなかった。いろんな解説レビューを見て「ああなるほど、そういうことか」と。
つまり僕は観終わった後、この映画の意味を1ミリも理解できなかったんです。国語でいう作者の意図を読み取るやつ、あれ全くできなかった。
でもいいんです。国語じゃなくて映画だから。僕が好きな映画っていうのは、ロマンがあるもの、憧れが形になってる映画ってのが好きなんです。
子供の頃ナウシカを観てあのメーヴェに乗って空飛んでみたいなと。千と千尋の湯屋みたいなあんなお風呂入ってみたいなと。風立ちぬみたいに自分の大好きな仕事に没頭したいなと。
『君たちはどう生きるか』にはそういうのは全くなく宮崎駿の遺書のようなメッセージが含まれている世界。途中眠くなってしまった。空飛んで欲しかった。飛行機オタク用語いっぱい聞きたかった。美味しいごはんたくさん食べて汚い家を掃除して欲しかった。
この自分の欲望に気付いた時僕は思ったんです。あの映画の中に出て来たあの石(作品)たちを僕は子供の子からガムのようにくちゃくちゃ噛んで味がなくなっては吐き捨て、またあの味楽しみたいなと思ったら噛んでは捨て、噛んだは捨て。しっかりと飲み込んでなかったんです。この映画の意味が一発で分かった人っていうのは僕みたいに味だけ楽しむんじゃなく、しっかりと飲み込み、自分の胃袋で消化し、身体の一部にしている、そんなスタジオジブリを宮崎駿を愛し、人生の一部となっている人たちなんだと思います。
僕はジブリ大好きです。小さい頃のVHSのナウシカ、トトロ、魔女宅、千と千尋。この4本を擦り切れるほど観て、中学生からはハードディスクの中の風立ちぬを人生の教科書として観てきました。
けど、それ以上に僕はハリーポッターが好きで、スターウォーズが好きで、トムクルーズが好きで、たくさん浮気してました。
ごめんなさい宮崎駿監督。僕は結局、あなたに小さい頃たくさんロマンを味合わせてもらったのに、今作、何の意味も汲み取れませんでした。
けど僕は後悔はしてません。あなたに教わった日本の良さ、ロマン、アニメ映画としてのフォーマット。それは僕の映画という一つの臓器の基盤を作ってくれていたと思います。きっとあなたに心酔して、のめり込んでいたら出会えなかったり、ハマれなかった映画たくさんあったと思います。欲張りな僕にとってはそれでよかったんだと思います。
最後に、宮崎駿監督。あなたの『君たちはどう生きるか』という問いについて答えます。
僕は、欲望のままに自分の好きな輝きを放っている石たちを集めつくします。逆に、みんな集めてるけど自分の嫌いな輝きを放っている石は蹴っ飛ばしてやります。
これが僕の芸術観としての答えです。つまらない人間です。あなたの作品に出てくる登場人物として例えるとしたらミスターカーチスでしょう。
あなたがカッコいいを詰め込んだポルコロッソとは真逆の人物です。
PS 菅田将暉が声やってたのってどのキャラクター?
最後だから
内容としては、ちゃんと冒険活劇です。
そして、面白くないことはありませんが、多分カリオストロとか千と千尋とかと比べて面白いのかと言われるとそこまでではないから、評価が別れているのでは。
異世界に行って、なんやかやして帰ってくる、というのは千と千尋というかむしろ「不思議の国のアリス」っぽいかなーと。
哲学的っぽいのとか、キャラとかも似てるかも。
とは言え、これまで多くの人を楽しませてきた巨匠の引退作です。
だから、いいんじゃないですか、もう観客を楽しませるのではなく、ただただ自分のやりたいことを追求する。
風立ちぬ、からの宮崎駿さんはもうそう決めたんです。
いいじゃないですか、ポニョまでは億単位の人々を楽しませてきたんです。
媚をもう売らなくてもいい開放感、これこそ芸術家の本領です。
でも、ペイはしなきゃいけないからこその、情報なしでの公開だと思う。これなら話題になって人は観に行くから。
ジブリの作品が酷評されるのは初めてだと思う。
我々凡人は、その映像の素晴らしさを楽しむのみ。
君たちはどう生きるか、
終わった後自然と涙が零れていて
これからの時代どうやって生きるか
自分で考えて、作っていくのだよ
と言われたような気がしました
どんな映画だったか、説明は上手くできないけれど、
とても良い映画だったと思いました
みんなそれぞれの感情とか役割とかと共に必死で生きてるんだなって、教えてもらったように思います
全1987件中、1141~1160件目を表示