君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
全1986件中、321~340件目を表示
評価が難しい作品
序盤のババアたちや、鯉が動き出した所はジブリの真骨頂でワクワクがすごかったです。
田舎の風景の描写力、流石ジブリ。
今回は全体を通して夢やアートっぽい作風
ファンタジーかつ、残酷な要素もあって映像だけでも元が取れると思いました。
一方のストーリーは…
初見で色々理解して考察できた方々は凄い。
自分が見た回にもちいさい子供が来てたが、「これってなにー?」って親にめっちゃ質問してて
そりゃ、理解するの大変だよなと。
最初で最後かもわからない宮崎駿の映画館での鑑賞体験がこれだとお子さんは大変ですね。
想像の翼を広げて観て
まず、頭で考える映画ではなく、感覚で観る映画だった。先入観など持って観るとつまらなく、子供のような、わくわくした気持ちで観ると凄く面白い映画だと思う。一緒に行った息子は最初に観た時見方を間違えたと言ってすぐに2回目を観に行ったが、それくらいこちらの気持ちで感想がもの凄く変わる映画だと思う。子供の頃見た、もの凄くワクワクした夢を観たような気持ちになった。
あと作画が神すぎる。これはもういつか宮崎駿展で原画を見られる日を神様にお願いしたい。
今後世界は火の海となる。そんな宮崎駿の若者への伝えたいメッセージ、確かに受け取りました。
今ハワイやカナダやアメリカなどで現在進行している世界中での不審な大火災。これらが日本にも必ず起こるだろうと映画の中で語ってくれています。やたら火の描写が出てきて、王が子供たちに語ります。(ワンシーンなので見逃さないように)
この世は大多数が死人であり、大多数が迷わず悩まずに同じ方向に向かって進んでいると映画で語っていました。映画の描写にも何度も随所に出てきます(海の舟)。
そして人が殺されて食われるような世界らしいです。その描写も随所に描かれています。人間が食糧になっています。
インコ大王は人を殺して食べる悪意ある生き物です。そのような者が世界を牛耳っています。それを映画の中で教えてくれています。
「悪意ある石」と言うキーワードが何度も映画の中で語られています。この部分コレを読み解け無いと本質を理解するのは不可能でしょうね。この世界は悪意ある石工によってつくられているみたいです。
君たちはそれで良いのか?
その様な世界で今の生き方で良いのか?
新しい世界をつくれ。作ってほしい。
と主人公に訴えかけていましたが、主人公はそれを断ります。そして元の火の海となるだろう世界へ還っていきます。。 そして世界が崩壊します。
これが、全てでしょうね。自分はこの様に考察しました。大多数と同じ行動は危険だと教えてくれていました、その先に待ち受けるのは世界の破滅でした。
こんなに未来はおそろしいものだと教えてくれています。このような社会派のメッセージを映画に込めて宮崎駿監督がつくってくれるとは思いませんでした。
タモリさんの徹子の部屋での言葉が頭をよぎりました。『今は新しい戦前ですね。』と言ってくれていました。
難しかった
久しぶりの宮崎駿作品に、心踊って鑑賞してみましたが、一回見ただけだと、ん?と思う事が多く、なんとなくわかったような、でも???が多く楽しめなかったです。その後、独自に解説している方の説明を読んで、そういう意味だったのかと考えたりしましたが、答えがないのが答えなのかな、と思いました
ナウシカやラピュタのようなものを期待しなければOK
ジブリ作品って前期(ナウシカ、トトロ、ラピュタ等)は単純に物語としても面白い!で済むんですけど、後期って結構スタジオジブリの内情を描いた作品が多いんですね。
熱烈なファンの考察サイトとかYouTube見ていろいろスッキリしました。
宮崎監督や鈴木敏夫さん、高畑勲さん等々の関係性がわかってないと、なんか意味わかんなかったねーで終わってしまう所も多い気がする。
とりあえず言いたい事まとめて映画にしただけだから宣伝とかも特にしなかったのかな?
関係ないしどうでもいい事なんですけど、ポニョ辺りから液体の描き方がなんか苦手。お水とかも異様に粘度が高い?というか、プルプルした質感に個人的に違和感を感じてしまう。
予備知識なしの1回目。考察と推理を持って再戦。
何も考えずにさ…ぽっけーーと観ると何も伝わらないし、理解できない映画ってのが本音。
急に公開します。的な感じで、前情報何もなかったから、ぽけーっと観てしまった1回目。笑
うん。わからなかったわー。笑
なに?なにを伝えたい。
そして、悔しかったのでw笑笑
なんとなぁーくの考察と推理を持って2回目の鑑賞。
みんなのレビューみちゃうとそれに囚われてしまうので、見ずに行く。
はい、理解力ないー私。
なんとなぁーく、引退するする詐欺をしてきた宮崎駿監督の本当に遺作(遺言的な?)になるのかな?って思ったのが簡素な印象。
なんとなく今までの作品の情景のらようなものが浮かびつつ、監督がどっぷりジブリ作品と共に生きてきた。
君たちは…と問いかけてる?ようにみえた。
のは、勝手な私の考察と推理。笑
さて、みんなのレビューを見に行ってみようかな。
「こ、これは俺の映画だ…」感
『ラピュタ』や『もののけ姫』は好きだったけど『風立ちぬ』が嫌いなので期待できずに観ましたが、眞人のこざっぱりしたデザインと声がけっこう好き。なにより、右耳の上の傷が、僕の10円ハゲと同じ場所にある! コナンやパズーのような朗らかな主人公ではないけど、『思い出のマーニー』や宮崎吾朗感をも包括した、The スタジオジブリな作品だと思います。
おかげで10円ハゲへのネガティブな気持ちが払拭できました。
難解だがやはり宮崎作品はすばらしい
多くの評価通りすらすらとストーリーや意味が読み解ける作品ではなかった。
でも、ジブリファンであれば、その映像を堪能するだけで感動。
キャラクターのデザインや動き、表情はジブリワールド満載で、それを目にするだけでワクワクするものだった。
内容は自分の思うとおりに解釈すればいいのではないかと思う。
自分は、宮崎さんの自伝的内容が入っているとの情報があったので、宮崎さんのお母様への想いが描かれているのかな、これまで描いたことのない人間の死について触れられているのかな、嘘や悪意を抱え苦しんでいる者が別世界へ招かれ生きることの選択を迫られているのだろうか、、などいろいろ頭を巡った。
涙や笑いはおこらないし、これまでの宮崎エンタメ好きには消化不良な作品なのかなとは感じたが、やはり凄みを感じるし、圧倒的な芸術性を感じた。観てよかったと思う。
ワガママな少年は自分の生き方を探し続ける
友人やメディアからの情報を遮断し、事前知識は一切なしで見て参りました。
◼︎前提
これはジブリ作品というより宮崎駿作品だと感じました。子供の頃にジブリを見た大人は当時見た記憶を辿りながら、大人になってその作品を見た時に懐かしさを感じながらその作品に込められている社会に潜む闇に対してのメッセージ性に気づきます。子供の頃の思い出を作る、そして大人になってまた異なった視点で作品を懐かしんで見ることのできる、それがジブリ作品の良いところだと私は思っています。
この作品ははっきりいって子供が見ても楽しむことはできないでしょう。ジブリ作品としてではなくて宮崎駿監督の作品としてみれば、私としては満足でした。
◼︎感想
ストーリーは実は難解ではなく、1人の主人公の成長譚だと私は捉えています。宮崎駿監督が描く世界って実はメッセージが込められているようで、そのほとんどを視聴者の解釈に委ねていることも多く、今回の映画もところどころでそれが見られたように感じます。だからこそ解釈は無限大。ここからは私が感じたこの作品を語ります
主人のマヒトは突然母を失い、戦時で目まぐるしく変化する環境の中で「自分」を見つけに異世界を旅する。思えば喧嘩したあとマヒトはなぜ自分の頭に石を叩きつけたのか。なぜあれだけ周りに止められながら塔に近寄ったのか。母の死も受け入れられず、環境の変化にも順応できないわがままなマヒト。さらに言えばどう見ても当時としては恵まれた環境なわけです。ご飯だって食べられない人がいる中、「おいしくない」というぐらい。そんな彼が異世界を旅する中で、数々の不条理でそして納得できない出来事に遭うわけです。
少しずつマヒトは学ぶんです。自分が恵まれていることも。この世界には自分ではどうしようもないことも起きる。自分が憎んだ相手も実はその人なりの事情もあったのかもしれない。最後にマヒトは選択を迫られます。この異世界を司る大叔父から。私はこの大叔父を創造主だと勝手に思いました。いま、ここにある積み木(運命)を好きに積めば自分の思い通りになるかもしれない。それをマヒトは最終的に拒否します。それはこの不条理を受け入れ、前に進むことを決心したからです。大叔父は決してマヒトに自分の跡を継がせたいと思ってこの世界に呼んだのではない。自分が取り憑かれた、自分らしい生き方を忘れた自分を見せ、マヒトはどう思うか、それを試したかった
そう彼がマヒトに問いたかったことは
「君はどう生きるか」
マヒトは最終的に大人になったかというと私は全くそうは思っていない
まだ道半ばそれでも彼はこの不条理な世界で自分の生き方を探し続ける
え?ていう
序盤の展開が退屈で、館内のおじさんのいびきがうるさかった。物語は、え?っていう感じで終わってしまいました。映像はきれいだったので、星3つとしました。何が何のメタファーだとかは知りませんが、せめて初見で、予備知識なしで楽しめる映画を作って欲しいと思います。ところどころ違和感のある映画で、何か記憶に残るシーンが多かった。
予想を大幅に上回ってきた
ストーリーが最後の方はよくわからなくなるのは「紅の豚」からはいつもの事。
絵や表現は、宮崎駿らしさ全開で、「和」と「洋」が入り交じる宮崎駿ならではの世界観を堪能出来ました(^^)b
ほぼ事前情報無しで見始め、舞台が戦時中の日本だったので、てっきり「風立ちぬ」的な作品だと思ったけど、思いっきりファンタジーでびっくり(^_^;)
個人的にはあまり期待してなかったので、予想を大幅に上回る、言わば宮崎駿の集大成的な内容だったので大満足です(^^)b
それにしても、宮崎駿の目には、お婆さんの顔は大きく見えてるんだろうか…
一回観ただけじゃわからないのも魅力
とりあえず一回は観てほしいのでネタバレとか単純な感想はなしで、なぜ低評価がつくのか、加えてこういうタイプの人はそもそも観ないほうがいい、という内容を書きますね。
最近の人は、自分の理解できないものを低く評価したり、気味の悪い表現を受け入れなかったり、考察しないと理解できないものを考察せずかったるいと評価する人が多いので評価が分かれるのだと思います。
つまり
早送り視聴や飛ばし視聴とかする人
物事の結論だけを求め過程や理由を理解するのを無駄とか言う人
演出手法やら設定の理由やら教養がない割にそういう描写をこき下ろす人
には受け入れられないでしょうね。
最近、日本ではそういう傾向が強い気がします。
例に取れば、「すずめの戸締まり」も高評価と低評価に割れましたが、海外ではおしなべて高評価です。
「君たちはどう生きるか」も、プレミアチケットは早々に売り切れたそうで、同じようになるのではと思っています。
薄っぺらい低評価レビューを見ていると日本の教育は大丈夫かなと思ってしまいます。
世界観で殴られる。やっぱり宮崎映画が好き!
始まった瞬間から引き込まれる、細部まで描き込まれた世界。そこに生きる人々の息吹まで感じられる、生きた人間そのものの動きや仕草や表情。
眞人が大急ぎで階段を登る時の動き、まさに子供が急いでいる時の動きで感激した。そして慌てているからこその無表情。並のクリエイターだとあそこは焦った表情にしてしまうと思うんだけど、あそこを無表情にするのすごい。
そして圧倒的に練り込まれ作り込まれた世界。世界観で殴られるファンタジー。これぞ宮崎駿。巷では色々言われているようですが、いいんですよ別にストーリーや設定の全部が全部説明されてなくたって。だって映画だから。エンタメじゃなくて芸術だから。思い返せばナウシカだってラピュタだってもののけ姫だって千と千尋だって、よく分かんない部分たくさんあるんですよ。でも良いものは良い!その世界に没入し、夢中になる。世界観で殴られ黙らされる、それが心地良い。やっぱり宮崎映画が大好きです!
それにしてもあのキャラの声が菅田将暉さんだったとは、エンドロール見るまで(というか見ても確信得られないくらい)全く分からなかった…すごいです。
インコのフンのリアリティいるぅ???
ラピュタやもののけ姫やトトロに育児してもらった世代から見ると、記憶にあるジブリと大分ちゃうな…ってならざるを得なかったです。
アニメーションは素晴らしいし、他のレビューで見ていたほど振り落とされるような話でもなかったかなと思います。
でも小学生以下がついていける話でもなかったかな…。
正直、ジブリって聞くとまだトトロが念頭に出てきてしまいます。
風立ちぬあたりから(さては大人向けだな…?)と察してきていた部分はありましたが、今回で完全に(子供振り落としに来たな)って思いました。
いや子供向けにしてくれってことでもなく…、個人的には、やっぱりトトロみたいに、純粋にほのぼの見て楽しむこともできるけど、考察すればするほど深みが出てその後も楽しめる、みたいな、一見しただけでも充分楽しめる方が好きです。
見ている途中からこれはなんだろ?あれは?と考察ありきなお話は………うーん、そういうのが嫌いなわけではなく…、ちょっと語彙力なくてすみません………。
伝われヽ( ´ー‘)ノ⌒○ポイーッ
つまりですね、子供にジブリの中で何をまず一番最初に見せたい?って聞かれたときに、この作品は出さないかな、ってことです。つまりね。
とりあえず、そりゃインコが大量に飛び立ったらフン大量に降ってくるけど、そうでしょうけど、わー色とりどりのインコ綺麗~^^なシーンのフンまみれいる?ねえ?そのあと消すならいらなくない???
作品ではなく、宮崎駿の脳内世界の再現?
今作で描かれている現実でない世界線の設定が曖昧すぎてよく分からない映画ではあった。
しかしジブリ作品ではメッセージ性を存分に出しているものは少ないため、そこは斬新でとてもよかった。
結果、意味がわからないのに涙を流す映画にはなったと思う。
これは宮崎駿自身が、この映画で描かれた異世界を見ていた説があると思う。宮崎氏自身も死を感じることが多くなり、そこで感じたり見たりした夢なのかもしれない。
人の夢は意味が分からないものだし、それならば納得できる。夢をこのように再現できるだけでも、宮崎駿の力は大きいし、見る価値はある映画だと思う。
全1986件中、321~340件目を表示