君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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映画としてつまらない
アニメは大好きで、昔のジブリ作品も大好きです。年間30本以上は映画を見ていますが、ここ数十年で1番つまらなかったです。
映像はジブリという感じで良かったのですが、全体的に話が意味不明でした。
まず、異世界に行くまでが長すぎました。
昔の映像とかいっぱい出したいんだろうが、途中で笑いとかがあるわけでもなく退屈でした。異世界に行くぐらいが面白さのピークで、行った後の話はつまらない。異世界に行ってからの緊張感が全くない。扉出れば帰れるし、あの流れで新しいお母さんそんなに助けたいと思うかな?異世界では何が起きているのか説明が基本的に全くありません。色々な人に促されるまま付いていく感じで話が進み、最後まで盛り上がる所もなく、いつの間にか終わってました。
えっ?これで終わりなの?という感じです。
こんな説明不足の作品を作ってよく発表したと関心します。
それでも熱心なファンは勝手に色々なことをこじつけて考察し、メッセージを感じ取るのでしょうが、この映画から私には全くメッセージは伝わってきませんでした。
1番の感想としては、「気持ち悪い」というもので、これを絶賛している人も含めて気持ち悪いです。また、つまらないと言っている人を想像力がないなどと批判して、対して理解もしていないのにありがたがっているのも見ていて滑稽です。
ちゃんとした映画で、2、3の情報から10想像して楽しめる映画は沢山あり、私はそういう映画は好きです。
しかし、この映画の全く説明しない姿勢には、見ていて怒りを覚えました。
エンターテイメントとして全く楽しめませんでした。
絶対に子供と行っちゃいけない駄作
事前情報一切なし。でもジブリなら、宮崎駿なら絶対大丈夫。と言う今までの信頼をぶち壊す衝撃の作品。映像は安定のジブリ感だけど、話がとにかくつまらない。異世界に行ってしまった義理の母をアオサギに導かれて探しに行く…と言う大枠のストーリーは一応わかるものの、全体的に暗いテンションで盛り上がりも薄く、ドキドキワクワクもなければ感動もなく、バタバタしながら戻ってきて終了。1時間たった辺りから退屈で仕方なく、早く終わらないかなぁと思うと同時に子供と一緒に来たら耐えられなかっただろうなぁと心底思う。アオサギのビジュアルも見苦しく、インコも中途半端で可愛くなく、たまに若干笑い所なのか?と言うポイントもあるもののたいして面白くもなく、ホントにもうジブリどうしちゃったの!?と言う思いだけが頭を巡る。これが宮崎駿が作りたかったもので、ジブリがこれからもその方向を続けて行くならもう映画館に見に行きたいようなものではないな、とまで思えるほどつまらなかった。残念すぎる。
(´∀`*)これは、、、、。
数々の名場面オマージュ⭐でも新しい物語
宮崎監督が子どもの時に感動した小説『君たちはどう生きるか』は私も数年前に読んだ。小説の内容とは全然違う。子どもの時に受けた感動を、大人になってから、こんなに大きく想像の翼を広げて形にしたのですね。
見る前の予想として、主人公は『風立ちぬ』の少年時代みたいな昭和初期の雰囲気かな、てとこだけ当たって、物語は先の読めない冒険ファンタジーへと展開してゆき、面白かった!
近日中に2回目絶対見る!
随所にこれまでの宮崎作品の名場面を彷彿とさせ、これが集大成として最後となるかもしれないんだな…と郷愁のような切なさを感じながらも、物語は先の読めない展開で、新しい作品になってる。
数々の名場面を思い出す…
冒頭は風立ちぬ、
裕福で「ある所にはある」火垂るの墓、
幼少時に母を亡くす悲しみ(実際は病気回復し生き延びたけど)はずっと宮崎監督のトラウマになってるんだな。トトロのサツキ…。
引越先で不思議な建物に惹かれ冒険が始まるのは思い出のマーニー、森を歩く風景も。
塔の中、トンネルをくぐり羽根を拾い辿ってゆくのは、どんぐり拾いトトロを探すメイ。夕暮れに捜索されてる。
アオサギはもののけ姫のジコ坊。
ばあや達はポニョのひまわりの家のおばあちゃん達。
読書して泣く姿、虹色に光る洞窟は耳をすませば。
弓矢がひとりでに強力に射抜く、アシタカ。
ワラワラは可愛くなったコダマ。
いちごジャムいっぱいの顔は、ポニョみたいに無邪気だけど、口が血まみれのサンかもしれない。
ドロドロになる母の姿はハウルもシシ神も。
離れのトイレに行くのは キキ。
キリコに抱きつく姿は「家族」と慕うマルクル。
たくさんの船は 紅の豚の飛行機の墓場。
扉で異世界につながる ハウルの扉。
星降る夜は ハウルの魔法の夜。
木の根を伝い壁を登る パズー。
火の中の母はナウシカのようだけど後半は明るいカルシファー。
大伯父がいたあづま屋はジーナの秘密の場所。
爪に火を灯すヒミは 湯婆の魔法
(でも、ナウシカでは水と風に敵対して描いた火を、今回は魅力的に描き、監督が火に対し謝り 火も含めた森羅万象の大切さを描き直したように思う。)
敵もいつの間にか妙な味方になっちゃうのが、千と千尋などジブリ作品の味。
今回は飛行機は無く、鳥がたくさん。主人公は飛ばない。これにはどんな意味があるのかな?
前半、新海誠監督の『星を追う子ども』の「それは、さよならを言うための旅」の雰囲気を感じた。隕石は『君の名は。』を思い出し…。
かつて新海監督が、宮崎監督への憧れと尊敬と超えたい想いを込めた作品『星を…』から12年後、宮崎監督が「あの時は手紙をありがとう、返事が遅れたけれど、君の作品も素敵だよ、君は君の道を行け」と返事を送ったように感じた。言葉でそんなことは言わないけど。エンドロールでスタッフにコミックスウェーブフィルムの名を見つけて、やっぱり!と感激。すずめも、ジブリオマージュ場面がたくさんあったから、宮崎監督なりのおちゃめな返事かな。
スタジオポノックの名もあり、ジブリを巣立った米林監督も協力したのね。マーニーを思い出す場面が多かったのは、宮崎監督からマロ監督への感謝の手紙かも。
スタジオ地図も協力。落ちて崩れた赤いバラは、竜とそばかす姫かな。地図作品は時かけが好きだけど他は私はあまり好きじゃなくてちゃんと見てない。細田守好きな人から見たら、オマージュ場面が色々見つかるのかもしれない。
スタジオカラーは庵野秀明。エヴァっぽいシーンは思い当たらないけど、父への複雑な感情、エディプスコンプレックス的なシンジとも共通点あるかな。
ジブリは後継者問題が話題になるけど、直接の後継者でなくとも、宮崎監督の想いは、新海誠や庵野秀明、近藤嘉宏や米林昌宏や百瀬義行のほか、細田守、ディズニーやピクサーなど世界中のアニメ監督を育ててきたんだなと実感して胸が熱くなった。
「世界を君に託したい。美しい世界を作るのだ」これまで宮崎監督にリスペクトオマージュを捧げてきた後輩達に、宮崎監督からの感謝や期待を込めた、茶目っ気ある返事の仕方がこの映画なのだなと思う。
映像作品と捉えるか映画と捉えるかで評価が変わるかな
今までこれほどいいと思った映画があっただろうか
ネタバレも評価もまるで意味は無く
まず言いたい。
この映画においては特に、低評価も高評価も、
とにかく「評価」というものを気にしちゃいけない。
私含め、それはその人達の感想です。
ちゃんと自分の目と頭と心で観て、
そうして感じたものがあれば大事にしたらいい。
切にそう思わされた作品だった。
ネタバレを探している人、それはあまり意味が無いからおやめなさいと。
探しても欲しい中身は見つからないし全くと言っていいほど分からない。
あらすじすら、この映画では表紙のかけらでしかない。
初回観たあと、分かっていた。
これは激しい賛否両論を呼ぶ。
ファンタジーでありながら、あまりにも高尚すぎる。
そのため自分も最初ポカーンとならずにはいられなかった。
でも、だからもう一度見た。
分からないものを理解したくて見た。
そうしたら唐突に、色んな情報を一気に理解した。
こんな映画があるのかと、こんなにも言葉に形容しがたい傑作が今の時代に生まれたのかと。
あまりのことに呆然とした。
よく分からない映画は数あるけれど、
「だからこそもう一度観たい」と一定数に思わせるか
そうでないかでは、天と地ほどクオリティに差がある。
(ちなみにここまで書いて★が満点でないのは、単純に好みの問題なので悪しからず。)
今私はレビューを書いているけれど、
どんな言葉で表せば正しくこの感覚が伝わるのかさっぱりだ。
1回目は眠気すら感じ、おもしろいだなんて思わなかった。
それが2回目はどうだろう、面白いなんてどころじゃない。
これは何かを超越した作品だ。天才の、渾身の。
きっとこの先しばらく、こんな作品は生まれない。
失礼ながら、同じテイストでつくったとしたら
今いるアニメ監督のほとんどがこれには届かないだろう。
恐らく分からない人は2回観ても分からない。
今まで劇中の説明を当然に享受してきた人、本を読まないタイプの人には相性が悪い。
子供は2時間超えの上映時間に耐えられるかどうかというところ。
けれど2回観ることで、分からないなりの楽しみを
見つけることはできるかもしれない。
ちなみに友人の小学2、3〜6年生くらいの子供達は
とても楽しかったと喜んだとか。
今までみたジブリの中で1番好きだと言う子もいたらしいので驚いた。
子供たちの「楽しむ」才能には脱帽だ。
自分は、感受性、想像力、経験や理解力、学、教養、
多いとは言えないそれら全てをフル稼働してやっとこの感動を得たと思う。
正直1回目で理解した人達に羨望を覚える。
なんて人を選ぶ映画だろうか。
これは憶測だけど、特に感受性が強く繊細な人ほど
早くに理解していたのではないだろうか。
それにしても、なるほど。
これを最後に引退したいというのなら納得だ。
全てを理解したとは言わない。
けれどこの作品か何であるかははっきり分かった。
アートであり芸術作品であり集大成だった。
「私は生きた。
これがここまでの私の人生だった。
人として、作り手として。
君たちはどうだ。その人生を、どうする。」
作品から私がごく勝手に受け取ったものはこうだった。
私は、宮﨑駿という人の生い立ちはほぼ知らない。
それでも分かったことがあった。
そうだったのか、と思った。
鑑賞前には読まない方がいいと思います
何の情報も無く映画を観るのは、映画館に向かう前からドキドキ感が始まる。はたして、面白いのか、面白くないのか
鑑賞中も出来る限り聴き漏らさないように、メッセージを感じるために集中
これだけでも、この映画は価値がある。
だからこそ、私は何の答えもないままに感じたままに感想を書きたいので、私の感想は、正しいわけではないので、参考にしないでくださいね。
宮崎駿監督は、いつも子供の無限の想像力、可能性を信じて大切にしてくれているかと思います。
それは世の中に取って大切なんだと伝えると同時に、大人への成長を応援してくれていると感じます。
この作品も同じく、母親を亡くし、父の再婚に葛藤する主人公眞人の成長のストーリーだと思います。
親の元で守られていれば、汚い現実を見ることなく、世の中は綺麗なものに囲まれているように感じます。
夢は人を救う事もあれば、人を閉じ込めてしまう事あります。
綺麗な夢を忘れてはいけないけど、現実に立ち向かう勇気もいる。監督は、さあ、君たちどうやって生きる?どうやってこの世の中を生きていく?と問い、応援してくれていると感じました。
経済の不安定さ、戦争、自然環境の変化、様々な不安の中、それでも生きていかなくてはいけない。
そんななかでも、子供の夢を無くさせてはいけないと、大人へのメッセージも感じます。もしかしたら物語の作り手へのメッセージなのかもしれません。
細かい疑問はたくさんあります。
ペリカンは、子供を運ぶ鳥なのに、あの世界では悪者
子供を現実の世界に連れていくから?
それとも、眞人が生まれてくる子供を望んでないから?
お母さんは、いつからあの世界にいた?
夏子は何故あの世界に行った?
私の想像力の限界です。
必ず2回目の鑑賞をしたいと思います。
人に薦めるかというと無理。理解できた人は楽しめるのかも。
今までの作品が、わかりやすく、共感できるものであったが、今回はそうではなかった。それだけ。
おまけに、鉄板の音楽も全く印象に残らず、、。
パンフレットもないし、よく分からんというのが感想。
しかし、これでいい。
理解して欲しいと思ってない。作って観せたいものを出しただけ。興行的に成功したいとかは、考えてないと思う。
関係者の皆さん、お疲れ様でした。
強いて言うなら、配役と声優さんの名前くらい見たかったな。
亡くなったお母さんのお名前くらい、エンドクレジットで知りたかったな。
青鷺がなんなのか?あんなにおばあさんを出す理由は?なぜなつこさんが、あんなにサイコな感じになったのか?帰りたく無いと言った理由は?
なんでペリカン大群出したかったのか?
いろいろ、分からなかったので、共感もできないし、人にもお薦めできる映画ではなかったです。
人に薦められるかどうかの評価では、⭐️1です。
宮崎先生の人生の振り返りの物語?
作画は綺麗だったが。。。見終わった後、開いた口が塞がらない??ポカンと。。。心おいてけぼり。。。
宮崎先生の映画🎞人生の振り返りの物語なのかな?マヒト君が=駿さんなのかな?
駿さんが言いたいのは、私達、一人一人の人生も、不安定な白い積み木?みんな紙一重で精一杯生き抜いている。。。って言いたいのかな?
マヒト君は、お父様の都合で継母と生きて行く、血の繋がらない兄弟と生きて行く事を最後、必死に掴みとった???
上記を踏まえて例えて、駿さんは映画を観た、わたし達に、白い積み木を人生に例えて、いつ崩れてもおかしくないかもしれないけど。。。自分らしく置かれた環境で生き抜く精神力を持ち、尚且つ、例え火の海の綱渡りのような人生だったとしても自分らしく生きる事が大事って言いたいのかな???
とにかく難解です。。。
駿さんは、私達にこの映画を観た後の捉え方を委ねているのか。。。???
メッセージ性が強い
遺言
スタジオジブリ
宮崎駿の代表作
「風の谷のナウシカ」制作のため
東映動画が作った「トップクラフト」
スタジオを徳間書店の出資で引き継ぎ
1985年に設立
「となりのトトロ」「魔女の宅急便」
などを生み出すが制作毎にスタッフを
雇用しては解散で歩合制だった業界に
「会社員の待遇で制作できる環境」
を目指したがそれも「もののけ姫」
後に独立するスタッフが増え崩壊
再び作品毎雇用となるがその後
綱渡りで作った「千と千尋の神隠し」
が大ヒット
しかし宮崎駿頼みの制作体制に
限界は明白で
その後は興行的にも振るわず
(ハウルくらいまではそれでも
黒字だったそうですが)
テーマパーク「ジブリパーク」
の開設などもあったが話題性に
乏しい現状が続いていた
そんな中公開された
「風立ちぬ」以来10年ぶりの
氏監督脚本による今作
広告宣伝一切無しで今週
公開なことも世間は気がついてない
雰囲気な中どうだったか
「君たちはどう生きるつもりだ」
と宮崎駿に120分延々説教されるのを
覚悟して映画館へ向かいましたが…
あっ?…えっ…こんなわかりやすく
作ったんだという感じでした
ややこし感ももう慣れてますし
そう言う意味では
目新しさは感じませんでした
または予想通りというか
細かな部分は色々考察が
あるでしょうがまぁ
まず物語の始まりは宮崎氏の
幼年期の年代が舞台で
あの空から落ちてきたって塔
その先に広がる生も死もない世界は
宮崎氏の創作の世界でしょう
ポイントは最初の戦時中の
世界も現実世界ではなく
あくまで創作上の世界で
あるということ
だから取って付けたように
ヒロインとして若い頃の母が
あてがわれたりします
大叔父様は氏本人
もう老いて作り上げた世界が
崩壊しかかっているところで
同じ遺伝子を持った子孫
(ジブリで育ったアニメーター達)
に引き継いで欲しかった
でもそれは拒否され
混沌とした元の世界
(現世のアニメーター達が生きる世界)
へ帰るって事なんでしょうね
最後までこだわってた
インコの王はさしずめ鈴木P
でしょうかね
「鈴木さんもう終わりにしよう」
それを作品の中でやりました
眞人や母が世界へ帰って行く
扉の番号とかなんか意味が
あるんでしょうね
まあ今流行の
マルチバースしっかり
取り入れてるようにも感じました
大叔父がいた空間もあたかも
ゼーレ本部のゲンドウがいたとこ
みたいでもあります
個人的に印象的だったのは
眞人が学校でケンカした後
父がダットサンで戻ってくる
シーンのクルマの動き
中割りが全然出来てなくて
ガッタガタなんですが
ここかつての盟友だった
大塚康生さんだったら
ヌルヌルに動いたんだろうな
って凄く感じてしまいます
そう感じさせようとしている
ようにすら受け取りました
もちろん今作にはジブリで
育った高坂希太郎氏や吉田健一氏
田中敦子女史など今更言うまでもなく
一流アニメーターの方々が
関わっていますから
もっと出来たはずなのに
そうしたと
よくアニメ業界を
食べれる環境を作らずに
アニメは後継者育成に失敗した
とかどこの誰だか知らんやつが
オワコンメディアで好き放題
言ってますが
それを観て感動した人が
その世界に飛び込んでくる
作品が人材を産む世界
でしかないと思います
ならば宮崎氏が残した作品は
永遠に残り続けそこから影響を
受けた世界中の若者がアニメの
世界に飛び込んでくる
そういう世界に思います
宣伝をしないことも
鈴木Pがついに
宮崎氏がずっと言ってた
「わかる人にしかわからなくていい」
というプロデューサーとして
考えちゃいけない事をついに
観念したんじゃないかなぁ
そんな願いを込めた「遺言」
と受け取っておくことにします
自分の感性に従えば良いと思います
考えることをあきらめないで!!!
まず思い切った宣伝方針に脱帽。匂わせはあったものの、完全に情報が漏れることは公開当日までなかった。この時代に、この宣伝を出来る映画会社が他にあるだろうか?
映画館に行くのがいつもよりワクワクでき、観る前から楽しめた。
映画ではそんなにアニメに詳しくない自分でも「走る」、「歩く」、「飛ぶ」、キャラクターの動き1つ1つに魅せられてしまいました。宮﨑アニメ恐るべし、、
各キャラクター自体も魅力的で、劇場を出るときにはすっかりポスターの青サギが大好きになってしまい、グッズを購入してしまいました。
音楽も作品の内容に合っていてとても良かったです。
作品の中には理解できなかった部分があったが、それについて考え、自分なりの解釈を探しながら家路につくのも楽しかった。
満点にならない人がいるのはわかるけど、星1であっさり切り捨てるにはあまりにもったいない映画だと、個人的には思いました。
星1のレビューを観て鑑賞を迷っている方がいたら、ぜひ自分の目で劇場に観に行って確かめて欲しいと思います。
宮崎駿の出がらし レクイエムは米津玄師
「創造的人生の持ち時間は10年だ」
今思えば紅の豚以降すでに出がらしだったのかもしれない。
内容的には宮崎駿の後継者いない問題を物語にした感じかな。
メッセージ性が強くても難解でもいいんだよ…でもせめて面白くしてほしかった。
全体的にジメッとしていて、ゲド戦記や思い出のマーニーの陰気な感じを醸し出している。
登場人物たちは掘り下げが浅く魅力なく感じた。
主人公含む登場人物たちは今で言う上級国民。
子供らしからぬ利発さだが、戦時中なのにのんきに妄想冒険するブルジョワジー。
火垂るの墓と平行世界だとはとうてい思えない。
まぁそれは風立ちぬと同じで宮崎駿の出生と関係があるのだろう。
これは高畑勲と宮崎駿の描く人々の視点に決定的な違いを出しているように思える。
ジブリ初期のスカッとする話が見たかった人にはがっかりな内容。
小学生のお子さんは連れて行かない方が吉。
コアな宮崎駿ファン以外にはおすすめできない。
劇場は満席だったがエンドロールで米津玄師の曲が流れてもお通夜状態。
本当にこれで終わり?といった雰囲気。
ジブリ異例の宣伝なし。
ひょっとしてこれって鈴木敏夫のペテン師級の手腕をもってしても上手く宣伝しようがない作品だからなのかも。
コケるんだったらせめて宣伝費は浮かせたいのかと邪推してしまう。
輪廻転生や子宮を思わせる表現、数々のメタファー、あげく流行りのマルチバース。
衰退していく創造的人生のなかで必死に紡いだ宮崎駿最後の物語。
宮崎駿の生んだ13個の積み木、存分に楽しませてもらいました。
本当にありがとうございました。
P.S.
もし…もしもう1作描く余力があるのなら、ジブリ初期の血沸き肉躍る冒険活劇をお願いします!!
少年の心の旅。
どう捉えるべきか、この作品。なにせストーリーが解りづらく、観客が場面ごとにここはこういうことかな?あのキャラは何を象徴しているのかな?と考える必要が出てきます。よって、人それぞれの解釈が出来ると思います。
私はとても前向きなメッセージが込められていたと受け止めました。エンディングへ向かうにつれてそれまで「?」だった部分が繋がっていって面白かったです。まぁ「?」なまま終わった部分の方が多いですが(笑)
抽象的な表現が多く、ストーリーもフワフワした感じ。天国?地獄?この世ではない、どこか寂しい雰囲気の世界観。そこがすごく好き。でっかいインコやワラワラは可愛かったです。
そして、ジブリといえば久石譲。強い。あのピアノが流れた瞬間、あぁ、ジブリ映画だ。と思えるほど安定の久石譲でした。
最後に、エンドロールに「スタジオポノック」の名が載っているのを見て「屋根裏のラジャー」を思い出しました。私はラジャー推しなのですが、ジブリの良さ、ポノックの良さを再確認出来た映画でもありました。
機に臨んでは「右顧左眄するなかれ」
…というのが、本作に込められたメッセージだったのではないでしょうか。
そう思えました。評論子には。
一見するとアオサギのようにも見えるけれども、中身までもアオサギであるとは限らない。否、全くの別物であることも多いだろう。
また、俄かには理解しがたい摩訶不思議な事態に遭遇することもあるだろう。
しかし、そういう「見てくれ」や困難には惑わされず、母(継母)の命を繋ぐという自分の目的(価値観、使命)を肌で感じるなら、周囲に右顧左眄することなく、困難を乗り越えて、大道を突き進めと…。
「子供」から「大人」へと脱皮しようとしている少年に贈るには、まさに相応しいメッセージを、いかにもアニメーションらしい豊かな表現を駆使して活写したと、評論子には思われました。
当初は鑑賞の予定になかった作品なのですが、私が入っている映画サークルで、一本の映画について語る会の「お題作品」として取り上げられたことから、鑑賞しました。
アニメ作品はあまり観ない評論子なので、ジブリ(宮崎駿監督)の作品という思い入れは一切なしの、ただ評論子が感じたままのレビューということで、ご理解下さい。
ジブリ(宮崎駿監督)の作品としては一知半解の部分がもしあったとすれば、その点は、平にご容赦をお願いします。
メッセージ性の高さということでは、秀作と評して良いように思います。評論子は。
わらわらと
観客のことを一切考えてない、自己満映像集でした
映画館で放映されたジブリ作品はすべて視聴済み。なかでも一番好きなのはナウシカで、ポニョまでのジブリ作品は大好物です。以下、そんなアラフォーがレビューさせて頂きます。
他の皆様も書かれている通り、ストーリーは難解…というより観客に「理解させよう、面白がってもらおう」という気がまったく感じられない、監督の自己満足でしかないものでした。
私にとって映画は、高いストーリー性とこだわりの映像技術、卓越した演出など多岐の要素によって成り立つ、大衆向け総合エンタメの最たるものです。ですので、ストーリー性が著しく欠如し、演出がまともに機能していない本作は、私にとっては「映画」ではなく、「ジブリが得意とするシーンを詰め合わせた映像集」でした。
「この映像集に高い鑑賞代と時間をかけるのはコスパ悪いな」という印象で、「映画館で観る価値はない」というのが最終的な感想です。
本作に関して絶賛レビューをされている方々に伺いたいのですが、この作品が宮崎監督・スタジオジブリの作品でなくても同じようなレビューを書けていましたでしょうか?
このサイトで書かれるべきは「作品に対するレビュー」であって、監督や制作会社云々「クリエイターに対するレビュー」ではないと思っていたのですが…もしも私が本サイトの趣旨を見誤っていたのであれば、それは申し訳ないです。(「宮崎監督の〜」とか「スタジジブリが〜」という主語を使った、映画作品に対するレビューとは思えないものが多数散見されましたので、質問したくなりました。)
ジブリ教信者の方々は教祖様の頭の中が覗けて満足なんですかね?
物語・エンタメが好きという普通の人は観に行かないほうがよいと思います。一応話の種に…というのであれば、年末ぐらいに放送するであろう金ロー版を録画し、4倍速ぐらいで観るで十分です。
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