劇場公開日 2023年7月14日

君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価

全2097件中、241~260件目を表示

3.0美しい日本式アニメだけど

2023年7月25日
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鑑賞方法:映画館
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またぞう

5.0宮崎駿からの最終ヒント&エール

2023年7月24日
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泣ける

興奮

幸せ

「あの宮崎駿がここまでやるってよっぽどだよ」というのが率直な感想です。

これまでの作品とは違いストレート。
分かる奴に分かれば良いというスタイルは封印し、宮崎駿という人間の思想や世界観をシンプルに表してる気がしました。
ストーリーやエンタメとしての完成度は二の次で、とにかく馬鹿にも伝わるものをと恥を忍んで、または監督自身が馬鹿になりプライドを捨てて作ってくださったんだと思います。

“考える頭を奪われ、決められた使命通りに、ただ生きているわけではない。
善意と悪意、真実と嘘、科学と自然、強さと弱さ、男と女、俗欲、正義、愛…
このカオスな世界で、どう生きるかを考え選択できるのが今世の人間。
今の過ちも君たちなら修正できるから決して諦めるな。”

…と、そんな励ましをもらえた気がしました。
ナウシカが驕り高ぶる人類への警告なら「君たちはどう生きるか」は鼓舞激励に近い気がします。

ポニョやハウルなど宮崎作品は自分にとって難解なものが多く、理解できない悔しさから「気取ってんじゃねーぞ」と思ったこともありますが、今回の作品からは監督の焦りや葛藤、矛盾などの人間臭さい部分と、これまでにない優しさ=譲歩が感じられ、初めて泣くことができました。
諸々を次世代に託したのかなと。
天才が柵から解放され自由になったあとこそ真骨頂だと思います。

耳をすませばの「磨くとかえってつまらないものになってしまう石なんだ」「荒々しくて、率直で、未完成で、聖司のバイオリンのようだ」という台詞が何故か頭に浮かんできました。
80代でこのような作品を作られるなんて、ただただ凄いとしか言いようがありません。

完成度は捨てて「未」を許容したであろう監督の変化から「美」と、本来なら未と反するはずの「完」を感じ、宮崎駿の生き様そのものが作品なんだと気付かされました。
妥協を許さない完璧主義の監督がここまでしたのは、きっと次世代アニメーターたちのためでもありますよね。

残された時間の中で監督がやりたかったことがこれだったのかと思うと感謝の気持ちしかありません。
このような作品を残してくださり本当にありがとうございました。

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おいおい

5.0宮崎駿の集大成

2023年7月21日
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泣ける

楽しい

知的

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オリオン

4.0新しい映像遺産かも知れない

2023年7月21日
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ここで皆さんが色々解説されてて、ごちゃごちゃした自分の頭の中身が整理されたり、逆にまた捻る羽目になったりして実に味わい深い作品になっております。
自分もせいぜい時代設定くらいで、ほぼ下調べなしで鑑賞に臨みましたが、とりあえず気構えとして「2001年宇宙の旅」を見るような、話の筋を追って楽しむようなことをすると混乱するだろうな、という覚悟はしておきました。結果どなたか評論家の方のご意見にもあったように、これは宮崎駿という人の創作の源泉をそのまま映像化したものだ、と自分も感じております。
これから夏休みに入ってきますが、多くの方が指摘されているように小学生くらいのお子様が見ても退屈してしまうだろう心配は大方正解だと思います。ただ、そういう子供さん達も5年、10年したあとで、なにかのきっかけでこの作品に会った時に、発想や創造力の一助になる可能性は充分に秘めた力を持った作品に違いないと感じました。
良くも悪くも真の評価はこれからされるのだろう、と思っています。

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Hal1961

5.0私にとってはこの程度もネタバレ。

2023年7月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

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きよ

5.0とんでもなく好きな作品

2023年7月19日
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線で絵を描いて動きを作るのがアニメーション。最高のアニメーターが集結したのだろう。オープニングから度肝を抜かれ涙が出た。

マヒトが四つん這いになって駆け上がる階段の肌触り。火事の火の粉を物ともせぬ疾走。夏子が輪タクから降りるときの下駄と地面のあの感覚。肉体を写しとったような夏子の官能性…。古い家の描写に唸り、サギの完璧な身のこなしを堪能しているうちに、7人の小人婆さん登場で、ファンタジー感全開。で、もう、ここからが凄すぎる。

一見無抵抗な従順さの中に、決して自己の領域を踏み外さない“距離感”を感じさせるマヒト。自分の頭を石で割るような悪魔的な少年は、最初から矛盾を内包していた。

魚の内臓、ペリカンの埋葬、わらわらを通して、命は土に還っていずれまた新しい命が生まれる土壌となることが描かれる。それを受け入れた上で、「じゃあこの与えられた命をどのように生きよう?」って考えるのが人間。

自分の弱さが過ちを犯させたことを正面から見つめ、より良く生きたいという思いの中から、新しい自信を汲み出していくことを学んだコペルくん。

マヒトもまた自分の悪意を見つめ、ラストに自発的に生き方を選んだ。

ストーリーは解釈がいろいろだろうけど、私は自分なりに腑に落ちたから大満足。

宮崎駿(なぜか今回は宮﨑だった)は、なんかこう、わかりやすく話をまとめてしまうようなことは決してしないよね。

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Raspberry

5.0わからなくても面白い

2023年7月19日
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泣ける

楽しい

噂の映画を
たった今観に行ってきました
私はすごく面白かった
レビューを色々と見てたら
わけがわからないという
レビューが多かったけども
わけがわからないとは私は全く感じなかった
ストーリーもシンプルで
表現は美しい
造形や配置は自然にあるものにすごく近く無駄なものがない
他の誰にも造られないだろう
この表現は何かで感じたことがあると思ったらフェリーニだった
フェリーニよりもはるかにエンタメかな

子供には2時間は長いけど
その時々のシチュエーションはキャラも魅力的で子供にも楽しめるかもしれない
特に小さい子供には

わからないといって面白くないと言ってる人は多い

私はわからなくても面白い
どんな意味があるのかとか知らないし
知ろうとも思わない

わからない音楽や
わからない映画や
小説とか前はいっぱいあった気がする

自身の心が動く時に
意味や解釈を伴っていなければカタルシスを得られない時代になったのかな

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キリコ

5.0間違いなく傑作

2023年7月19日
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泣ける

楽しい

知的

ネタバレゼロで1回目は前半退屈。徐々に理解してきて後半号泣。2回目はある程度の暗喩を知った上で視聴。そしたら物語としてものすごく丁寧に作られていて、2時間があっという間で、これには驚きました。初めは人によって評価が分かれるのも無理がないと思ったけど、すぐに傑作と言われるようになる気がします

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りるの

5.0見応えのある素晴らしい映画

aさん
2023年7月19日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

想像力の結晶だと感じた。また見たいと思う不思議な力のある映画。
2年前に投稿されたジブリ美術館の映像で、宮崎さんが「青鷺とわらわら」に言及されていました!ぜひ見てみてください↓
検索:Youtube 宮崎駿 カフェの看板を描く
   0.54秒と1.42秒あたりに出てきます!

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a

4.0意味が分かれば意味分かる

2023年7月19日
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笑える

楽しい

怖い

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たまねぎ なきお

4.5リミッター無し

2023年7月18日
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楽しい

幸せ

リミッター壊れたんか!と言いたくなるほど縦横無尽なイマジネーションと豊かな表現で紡ぐ、時空を跨ぐ物語。

堪能させて貰いました。
圧倒された。

この作家、観客に媚びる気は更々ないとみえる。
その姿勢にも拍手。

いろいろ言われる本作ですが、私は圧倒的に支持したいです。

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さるばば

3.5渇望、そして消化不良

2023年7月18日
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「風立ちぬ」(13)から10年の渇望感!事前情報がなくてもあっても、きっと多くの人が劇場に押し寄せたに違いありません。パンフレット発売まで先送りとは驚きましたが(汗;)。関東大震災からの復興をモチーフに描かれた前作と似ているのかなと思いきや途中から「えっ、そっち系?」という展開でした(笑)。そこの分野は宮崎監督の得意技なので、「よし、きたぞ!」という感じでした。といっても過去のエンタメ作品にあったようなグイグイと冒険に出かけていく感じとは違って、心の奥へ潜っていくような感触でした(個人的な感覚です)。ある種の成長譚には通過儀礼が描かれることが多いと聞いたことがありますが、今作でもそれらしき描写があったように感じましたが、正直なところ、消化不良でした(汗;)。たくさんの登場人物間の関係性や様々なキャラクターに当てられたメタファーの意味するところがよくわかりませんでした。「君たちはどう解するか」という夏休みの宿題ですか?(苦笑)

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赤ヒゲ

5.0このレビュー書きたくて会員登録しました。

2023年7月18日
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楽しい

怖い

興奮

映画館で宮崎駿監督作品を観ることができた。
よく分からない、監督の老いを感じる、万人受けしない...色んな意見をお見かけしますが、満員近い映画館のスクリーンでこの作品を観ることができて私はとても満足です。祝日最後に滑り込んで正解だったなと思います。

宮﨑駿監督作品を最後に映画館で観たのは20年以上前で、5歳の時に観た『千と千尋の神隠し』以来でした(当時は立ち見販売もされていたけどそれすら埋まるほど人気だったのを覚えています...次の回待つ間にセレビィ観た記憶ある)。
コロナになる以前から足を運ぶことが全くなくなった映画館。観に行こうと思ったのはTwitterで見かけた映画のポスター・事前情報が全くない・宮﨑駿監督作品という3点に魅力を感じたからです。正直、チケット買う時には「今ってこんな高いんかい」とか思っていましたが、見終えたあとは「もう一回映画館へ観に来たい」という気持ちでいっぱいでした。

この映画が伝えたいことは何なのか、自分なりに解釈できたので満足です。でも、あまり深く考えなくてもこの作品の見所・魅力・好きなところはたくさん見つけられるかと思います。良いアニメーションです。
評価が分かれているのをみると、人により求める部分が違うんだな...という感想を持ちます。そりゃそう、確かになと思います。
私個人としては何より、青サギポスターとタイトル以外何も知らない状態でこの映画を映画館のスクリーンで観られた...という一連のことが、映画という思い出において一生のものになるだろうと感じています。

お盆に帰省した際には、20年前に『千と千尋』を観た地元の映画館へ、母と姉と共に観に行こうかと思います(上映されていると信じて)。映画館で観られる内に、堪能したいです。

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える

3.0タイトルの意味は?

2023年7月17日
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タイトルからして人間ドラマかと思ってたが、結局ファンタジーでしたね。「石たちがざわめく」って台詞ラピュタの引用?
「君たちはどう生きるか」はラストの東京へ帰るどこから始まるのだな。たぶん。

チラシ、ポスターの絵、黄色い蛇が鳥に食らいついてるように見えたのは私だけ?

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あらじん

5.0見る人によって受け取り方が変わるもの

2023年7月17日
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金の船

4.5この作品の評価は、作家宮﨑駿の死後に定まる

2023年7月16日
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80歳を超えた宮﨑さんには、新たに何が見えているのだろう?

この世とあの世のあいだにある世界は確実に近づき親しみのある形で見えているのだろうか?

すでに老いた人たちにとって、未来に生まれてくる子どもたちは本当に希望なのかあるいはぼんやりとした絶望なのか?

宮﨑さんは引き潮の砂浜に城を作っては壊し
そしてまた新しい城を作る

その時にしかできない閃きと感性と新しい素材で作りはじめては、完成する頃には「これではない」とどこかで悟ってしまう

だから哀しい

でも刹那に見た夢だからこそ作品は美しい
滅びの予感の中でまた新しい光を放つ

今はそれがどんな形であれ、われわれは作家宮﨑駿の新作を見ることができたということを寿げばよい
新たな作品が生まれたのだ

そしてこの作品の評価は、作家宮﨑駿の死後に定まる

これは同時代の私たちに向けたメッセージだったのか、まだ生まれてもいない未来の人々に向けた問いかけだったのか?

いずれ彼の旅を辿る中でわかるだろう

--
見終わって隣のヤングな男の子3名が意味わからない…と頭を抱えていた

わからないまま持ち帰ればいいのだ
すぐにわからなくてもやがてじわじわとえも言われぬ滋味を感じられるかも知れない

他人と共感できる言葉を探す必要はない
自分だけでその味を密かに噛みしめればいいのだ

映画はSNSのネタでもなくコミュニケーションツールでもない
個人的な経験なんだもん

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ゾンビ2

4.0面白かったです

2023年7月16日
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福島健太

5.0凄いもの見た。

2023年7月15日
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難しい

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もにすけ

3.0おじいちゃん謹製。良く解らない、だがソレがイイ。(ンな訳ない)

2023年7月15日
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楽しい

知的

難しい

宮崎駿氏、御年82歳。満を持しての公開に際し、PVもチラシも前情報皆無で14日金曜の公開まで、まさに蓋を開けなければ何もワカラナイ状況で観賞の時を迎えました。唯一の情報はタイトル『君たちはどう生きるか』は、1937年の吉野源三郎の小説から用いたとの事で、中身とタイトルの関係性を探るテーマでしょうか。

まず作品を観て思った事は、正直あまーり良好には思えません。生命の誕生と終焉のネイチャーファンタジーと解釈でき、いわゆる宮崎駿式『はたらく細胞』とでも言いましょうか。(←※追書きに訂正あり)
ただソコは題材にしただけで、ソコが解らなくても『お話』としての理解だけで充分事足りる筈です。当然ながら「根本までシッカリ味わうべき」と創り手や取り巻きが圧力をかけるのはNG、受け手の理解と感想に委ねるべきです。
ですので、説教全開・解らない観客が悪いのだ!的な創作者エゴ丸出しの作品を、自分は全否定してます。本作品はサスガにそんなお高い作品ではないので、自分の感想はそう云う訳で★3です。

一番ダメに思ったのはダレ気味のストーリー展開、設定。主要キャラの魅力もイマイチ、一昔前の古臭さすら感じます。真人は昭和の若造風情で、ヒロイン不在?ながらも中盤登場の『火娘』は微妙‥‥
そして相変わらずの婆ぁサン好きときたら。氏が昭和の御仁だから致し方ないとしても、原作を別の作家の良好なストーリーを扱った方が良かったかも知れません。

で、氏の声優嫌いは今更ですので『丸太上等』覚悟の上です。あの父親がキムタク? キャストの発表すらなかったので鑑賞中誰が誰やらですが、ソレこそが氏の狙いで、個人的には一番受け入れがたい、偏屈の最たる部分です。

そうは言うものの、アニメーターとしての動かす力・感性の鋭さ・芸の細かさは衰え知らずで、CGではない手描きの動きの自然さ・細やかさ・キレイさの演技には魅せられます。この辺りはまだまだ一目置かれる『職人魂』で、動画だけは刮目に値すると思います。
そして随所に、ジブリ・宮崎アニメならではのカオス『ワラワラ』感が展開されるほか、趣味の飛行機ネタ・船ネタ・軍や車ネタなど。加えて脇役のスットボケキャラは絵面をヒョウキンに盛り上げています。あとチョイグロも少々。しつこくてウザい演出が1点ありましたがソレは無視します。

結局、これぞまさに『ジャパニメという文化芸術』の真骨頂と言えるでしょう。
しかしながら肝心のお話がアレ‥‥ ハードほぼ満点、ソフト赤点スレスレ、でしょうか。
(パヤオサン、アニメで実写を追求したかったのかなぁ。。。)

以下余談ですが、氏は観賞者の満足や好評を一切期待してないかも知れません。観たきゃ観れば良い、別に観なくても良い、観客の評価なんて知らん、興行成績なんかドーでも良い、世間には興味ない、なーんて斜に構えてそうな。
加えて興行作品と言う認識も薄そうで、制作に7年もかけた事から自身の哲学を可視化したに過ぎないとか。息をする様にアニメを創った、意味も理由も目的もなく本能的に、縁側で茶をすするかの如く‥‥
ソレを『鑑賞者は○○しなければならない』的な内側の圧力を感じるならば、いわゆる信者サン以外には比較的敷居が高い作品です。

年齢的に次作は期待できませんし今度こそ名実ともに完全引退かと思います。ただしその際は自身の初期の原作のアニメ化を、庵野監督に託してはいかがかと‥‥w

【追書き】他のレビュアーさんの多くに『アニメとジブリと私(駿氏自身)』の解釈があり、目からウロコが取れました。でもアニメ業界・ジブリにとってもソレは生命活動の輪廻のレールに乗ったものだと思います。

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Geso_de_Nyoro

3.5宮崎駿版「フェイブルマン」

2023年7月15日
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ヘルスポーン