劇場公開日 2023年7月14日

君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価

全2097件中、1~20件目を表示

1.5………どゆこと?

2023年7月14日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 47件)
共感した! 335件)
イーグル

4.5本当に本当の引退作品 としての一つの解釈

2023年7月14日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 30件)
共感した! 294件)
缶ピー

3.5宮崎監督の本音と遺言

2023年7月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 15件)
共感した! 209件)
37852

4.5予備知識なしの鑑賞体験は是か非か

2023年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

昨年は「THE FIRST SLAM DUNK」が事前情報を極力まで秘して公開を迎え、結果として大成功をおさめた。ただ、主要キャストの背番号に合わせたカウントダウン動画をちらりちらりと見せ込んでいたので、今回のような飢餓感を味わうことはなかった。

「風立ちぬ」から10年。まさか宮崎駿監督の最新作を観られるとも思っていなかったが、蓋を開けてみたらポスタービジュアル以外は何も情報がないまま公開初日に。ここまで予備知識なしに作品を鑑賞するのは、記憶にないほど新鮮な体験となった。

出足からスクリーンにくぎ付けになったのは言うまでもないことだが、序盤から中盤、中盤から終盤へと向かうなかで、全く読めない展開が脳内を活性化させてくれてすこぶる気持ち良い。「是か非か」でいえば、無論「是」である。声優情報や主題歌情報は、弊サイトのニュースをご覧いただきたい。ここでは、ネタバレすることなく、予備知識が一切なかろうが問答無用で作品世界にどっぷり浸かり、珠玉の映画体験が叶うということについて言及しておく。

コメントする (0件)
共感した! 196件)
大塚史貴

4.5きっと人生の折々にこの”問いかけ”を思い出す

2023年7月23日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 176件)
牛津厚信

3.5題名と内容は無関係‼️❓生きる意味は有りません‼️❓

2023年7月15日
PCから投稿

題名は主人公が贈られた本の名前で、映画の内容と関係ありません、よく村上春樹がする手法です。
内容は、千と千尋のリメイクのような、それが綿々と続くてんこ盛りです、深い意味が無いのは、これまた村上春樹のようです。
だから、宣伝することができません、今までの集大成であり、模倣でもあるからです。
でも、だからとゆうべきか、映像も集大成であり、ジブリを何作も味わうような、満腹感があります。
意味を与えるとすれば、正直に真摯に真面目に優しく生きていきなさい、後付けのようですが。
とにかく映像はとても良い、ジブリが好きなら、是非。

コメントする 14件)
共感した! 172件)
アサシン5

4.5私はこう生きた。君たちはどう生きるか?

2023年7月14日
iPhoneアプリから投稿

 まず、この作品は楽しませる、売れるという目的で作られていない。

 完全なる宮﨑駿のエゴの集大成である。

 なぜなら、この作品自体が彼の頭の中を表しているからだ。

 主人公、牧眞人(まきまひと)は、宮﨑駿自身である。

 そして、塔の中の世界は眞人によって作られた世界である。
大叔父も、インコの大王も、キリコも、青鷺も、あっちの世界に登場したキャラクターはすべて眞人が作り上げたものである。

 そして、それらのキャラクターはすべて宮﨑駿の過去作で表現してきたキャラクター性を如実に表していた。

 ヒミの火を使う能力、母親は死んでいると分かっていても、それを確かめたい葛藤、塔の世界へ誘い込んだ青鷺、
すべてが眞人が作り上げたとすれば、筋道が通る。

 よく分からない、よく分からなくて当然である。
 退屈な映画である、当然である。

 この作品は、宮﨑駿は始めて自分の頭の中の世界観を思う存分おもねることなく、表現した初めての作品なのだ。

 宮﨑駿は、本作で何かを伝えようとしていないのだ。

 彼は本作で、「私はこう生きた。」という自省録を描いただけ。
 そして、彼はその後こういうのだ。

 「君たちはどう生きるか?」

コメントする 10件)
共感した! 160件)
マカロニ

4.0【”お前の手で、争いのない世を作れ。と大叔父は僕に言った。”不寛容で争いの絶えない現代社会に宮崎監督が問いかけた尊崇なメッセージが琴線に響く。ジブリの思想の集大成的な作品であると思った作品でもある。】

2023年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 11件)
共感した! 155件)
NOBU

0.5分かんないよ…

2023年7月14日
iPhoneアプリから投稿

何が何だったのかさっぱりだよ…
何か良いのは分かるけど、何が良いのかは分からないよ…
褒めてる人の感想みたけど…
「宮崎駿の実母との関係が〜」とか「宮崎駿のこれまでの人生が〜」とか
知らないよそんなの…
それを知らないと楽しめないなら、楽しめなくて良いよ…
宮崎駿の人生を知るために2000円払ったんじゃないよ…
これ褒めてる人、宮崎駿じゃなかったら褒めてないでしょ…
宮崎吾朗だったら酷評してたでしょ…

宣伝しないのは逆に良かったんじゃないかな…
予告みてたら「あ、これ内容分かんないやつだな」って思って観に行ってなかったと思う…
でもエンドロールに予告編作った人の名前があったから、
きっと鈴木さんが「スラダン方法で行こう!」って思いついちゃうまでは、たくさんの広報の人が、たくさんの準備をしてたんだろうな…

コメントする 9件)
共感した! 153件)
能面

2.0それはpovo〜

2023年7月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

おい、駿。これで引退してしまうのか。
公開日の朝8時、IMAXで鑑賞してきたが、、、想像しているものとは大きく違った。分からないぞ、理解できないぞ。おそらく宮崎駿の最後の監督作となるであろう本作は、万人受けするとは思えない、とても奇妙なものだった。

広告・情報一切無しの手法は、ハードルをあまりに上げすぎている。いや確かに、すごい映画ではあったけど、これは果たして観客が求めているものなのだろうか。これは、ジブリファンであれば楽しめる作品なのだろうか。何はともあれ、子ども向けの映画でないことは言い切れる。面白かった!楽しかった!とはならない。よく分かんなかった〜ってなるだろう。かといって大人が楽しめたかというと...笑 深いメッセージ性があるようには思えたけど、何も考えずに楽しめるような、エンターテインメント性に長けた作品ではないように思える。

独自の面白さというよりも、色んな映画から引用して作られたように思える。なんというか、新鮮味がない。なぜ、この作品を監督業復活してまで作りたかったのだろうか。色々考えれば心に響くものはあるんだろうけど...。なんかこう、ワクワクするものが無いんだよ。手放しに面白いとか言えたもんじゃない。結局、私たちはどう生きればいいのか。

音響・音楽・声優はピカイチ。
誰が声を当てているんだろうと想像しながら鑑賞するのは、今までにないスタイルで面白い。IMAXで見て良かった。ただ、絵が綺麗〜世界観が美しい〜だけで映画は成立しない。そんなんで拍手を送ってはならぬ。厳しいこと言うと、この作品が一定数で評価されているのは、出来が素晴らしからではなく、今まで宮崎駿が積み重ねてきたものがあったからでは無いだろうか。

自伝映画にしたいのならもっとリアリティがあって説教くさくて良かったし、ファンタジー映画ならもっと早く切り替えて欲しかった。心に残るようなシーンもセリフもない。2年後・・・は一生忘れない、ある意味衝撃的だったけどね笑

追記
色んな人のレビューや動画を見て、この映画が如何につまらないものなのか、ハッキリと分かったので評価をさらにダウン。映画は、2時間で楽しめるのが素晴らしいのにも関わらず、この作品は2時間見ても理解出来ず、ましてや新鮮味もなく、公式から発表されてもない無駄で勝手な考察を見たり聞いたりして妄想を繰り広げるしか出来ない、狂作なのだ。

一生理解出来ないだろうし、理解する気にもなれない。考察ありきの映画なんて、映画でも何でもないし、そんなのただの設計ミスだ。しかも、よく映画を見たら分かるとか、宮崎駿の過去の経験と一致しているところがあるとか、そういう考察じゃ全くないんだから、なんの意味もないだろ?何がどうなったら、こんな楽しみ方が分からない映画が生まれちゃうんだ。よっぽどのジブリ信者、ジブリの人間にしか響かない。常人じゃ、ほとんどの人が置いてけぼりだろう。現に、周りで絵が綺麗だったという人は居るものの、面白かったという感想は聞いたことがない。

コメントする 16件)
共感した! 150件)
サプライズ

4.5私たちは映画と共に生きる‼️

2023年7月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

怖い

こんなに興奮したのは久しぶりです‼️物語もわからない、ビジュアルもわからない、全てが謎に包まれた映画を劇場公開初回で見る‼️しかも宮崎駿監督によるジブリ最新作‼️ホントにワクワクしました‼️肝心の映画の中身はというと、宮崎駿監督の作風であったり、思想の集大成‼️いきなり昭和初期の風景が広がったので「風立ちぬ」みたいな戦争モノかなと思わせといて、父親と主人公が田舎に疎開してきて不思議の世界に迷い込むというのは、「となりのトトロ」だったり、「千と千尋の神隠し」を思わせる‼️そしてアオサギやワラワラ、インコたちの造形は「もののけ姫」や「ポニョ」を思わせます‼️ちょっと哲学ぽかったり、詰め込みすぎてうまくまとまってない印象がありますが、アクションなどの躍動感あふれるアニメーション作画は、さすが宮崎駿監督だなぁと思わせるところもあり、私はこれでいいかなと思います‼️今回鳥が重要なモチーフになっているのも、空を飛ぶことに憧れを隠さない宮崎駿監督らしいなと思いました‼️以前鈴木プロデューサーが、" 「風立ちぬ」では終われない。次作は大冒険活劇 " とおっしゃってたので、「カリオストロの城」や「ラピュタ」みたいな作品を期待したのですが、やはり御歳80歳の名匠には酷でしたか・・・

コメントする 13件)
共感した! 140件)
活動写真愛好家

5.0宮崎家の貴種流離譚

2023年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 アートして鑑賞するだけで、見たまま、感じたままをそのまま受け取るだけで、こんなに面白く感じるとは思わなかった。
 もちろん2回目ということもあるし、岡田斗司夫ゼミのプレミア解説まで聞いているということもある。一番参考になったのは、村上隆が示したヒント。ベックリンの「死の島」。この絵をしばらく眺めているうちに、無性にもう一度見たくなった。「死の島」の意味は、漠然としかわからなかったが、宮崎駿の絵の力に引き込まれただけでよしとしよう。
 評価は爆上がりです。

 以下は、寝落ちしてしまった1回目の感想です。

 あっけないラストにポカーン。エンディングで流れる米津玄師の曲を聞きながら思った。
 これは、内省的な自伝的物語ではなく、宮崎家の貴種流離譚じゃないの。なんか鼻につく。

 主人公の家庭は、戦時中にも関わらず、転校先の学校にダットサンで乗り付けるくらい裕福で、家には何人もの使用人がいる。嫌味なくらいのお金持ちの息子が、心抉られるくらいのどん底に落ちてしまう物語であれば、自然と感情移入もできる。
 それがまた、苦難には程遠く、ほどよい試練の連続なんだよね。なんか、お伽噺を聞かされているようで、後半は何度か寝落ち。

 期待したゆえに、不満を先にこぼしてしまいましたが、アニメーションに関しては文句なし。宮崎監督お得意の、サスペンションの動きを使って、車に演技させるシーンは絶品だし、アオサギの七変化やペリカンの大群は、大スクリーンで見ないともったいない。

 物語としては、いただけませんが、すばらしい映像と芸達者な声優の演技を体感できるので、是非劇場でご覧になってください。

追記
2回目の鑑賞ポイント。

①ベックリン『死の島』との関連性
②キリコの部屋のワンピース。高そうでオシャレなワンピースが2種類ある。
③ワンピースの隣に掲げられているトルメキアの旗。
④菅田将暉の青鷺。七色の声。
⑤インコのフンまみれ=金まみれ
⑥大叔父=アインシュタイン=科学の負の側面
⑦ラノベ異世界ハーレム構造(夏子、キリコ、ヒミ)
⑧あっさりすぎるラス
⑨とんでもない迫力の冒頭シークエンス

コメントする 7件)
共感した! 135件)
bion

4.0のびのびとした宮﨑アニメの表現に惚れ惚れ。

2023年7月31日
PCから投稿

主人公の父親が、母親の妹と再婚することになり、母親の実家に疎開する。母親の妹は、駅まで人力車で迎えに来ていて、カバンを人力車に積むと人力車がカバンの重みで揺れる。ああ、いま宮﨑アニメを見ているのだなと、長いこと感じていない感覚にとらわれた。別に10年ぶりだからではない。もう長らく宮﨑駿は、新作ごとに新たな挑戦をしていて、同時に過去にやったことを封じていたように感じていた。昔から観ていた世代として、その都度その都度表現の強さに畏敬の念を覚えつつ、あれ?この表現はもっと素晴らしいのを前に見たことがあるぞ、と違和感も覚えていたのだ。それが今回は、リミッターを外したかのごとく、得意な表現を出し惜しみしていない。今回は絵コンテを担当し、作画は別のアニメーターに任せたという記事も目にしたが、細部の動きがいちいち宮﨑アニメが持っていた心地よさなのである。もちろん、最初の火災(というかおそらく空襲)の場面は凄まじいインパクトだった。でも、建付けの悪い窓を力をかけて閉めようとする場面とか、ああいうところにいちいち宮﨑アニメを感じてしまい、ノスタルジーと同時に、やはりアニメーションとして素晴らしい芸だなと思ってしまう。相変わらず好き放題の内容だが、のびのびとしていてヨカッタ。

コメントする (0件)
共感した! 133件)
村山章

2.5わけわからん

2023年7月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 20件)
共感した! 127件)
りあの

3.5宮崎駿監督作品エッセンスを潤沢に盛り込んだ少年の成長物語

2023年7月18日
PCから投稿

楽しい

興奮

難しい

学生時代、授業の合間に近くの名画座で貪るように映画を観ていた時期がある。その時に、喝采、波止場、白鯨、などの名作に出会い感銘を受け、事前情報ゼロの映画鑑賞の醍醐味を知った。以来、現在に至るまで、極力、原作を読んだ作品は観ないし、事前情報は最低限での映画鑑賞が続いている。本作の事前情報ゼロを聞いた時には、久々に学生時代の感覚が味わえると思うと公開が待ち遠しかった。

予想通り、先が読めない、何が起きるか予測不可能な、宮崎駿監督作品のエッセンスを潤沢に盛り込んだ、らしい作品だった。無心で画面を追い続けた。本作の舞台は、太平洋戦争中の日本。主人公は眞人。彼は、住んでいた東京の空襲で母を失い、父は母の妹なつ子と再婚する。なつ子は妊娠する。3人家族は父の実家に疎開する。疎開先は、となりのトトロを彷彿とさせる雰囲気がある。そこで、主人公は、虐められたり、ふとした切っ掛けで、人間界とは違う異世界に触れ、摩訶不思議な異世界の多様な価値観を知る。ここは、千と千尋の神隠しを彷彿とさせる。また食物連鎖の非情さを改めて知る。貴重な経験をして眞人は、大きく成長していく。

ラストシーン。眞人一家は東京に戻っていく。眞人が疎開してから東京に戻るまでの数年間のプロセスは、眞人が疎開先での体験を通して自分の生きるべき道を定め行動していくプロローグである。眞人はどう生きるかを決めた。そして、日本の戦後復興に貢献、尽力したと推察できる。

では、本作を観終わった観客=君たちは、今後、多様化が進み、科学技術が進歩し、ますます複雑化する社会のなかでどういう価値観、覚悟を持って生きていくのですか。誰も教えてくれません。君たち自身が、今後の人生をどう生きるのかを決めて行動して下さい。ラストシーンの眞人の東京に戻る姿を通して、本作は、我々観客に、そう強く主張していると感じた。日常に追われ漠然と生きていくのではなく、本作を機会に今後どう生きていくのか真剣に考えていきたい。

コメントする 17件)
共感した! 124件)
みかずき

5.0メッチャ面白い。2回以上観たい。

2023年7月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 14件)
共感した! 116件)
ノブ様

5.0遅いことなどないのかも知れない。 再び現れた監督の深いメッセージは生死のなかの愛に満ちたエールだ。

2023年7月23日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 30件)
共感した! 110件)
hum

4.0遊園地を期待して見るとがっかりかもしれないが美術館を期待するなら大満足

2023年7月15日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 4件)
共感した! 110件)
ままま

4.5日本中が狐につままれた感じになってるんじゃないかな。     二回目観てきました。

2023年7月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

宮崎駿監督の新作という以外全くの前情報なしで初日の劇場へ。こんなにワクワクすることは滅多にない。

ナウシカ、ラピュタ、トトロ、魔女の宅急便、もののけ姫、千と千尋、ポニョ、風立ちぬ、、、宮崎駿監督作品、スタジオ・ジブリの作品には誰しもが特別な思い入れがあるだろう。ジブリパークで楽しい時を過ごした親子もたくさんいるだろう。その思いと期待を持って初日の劇場へ足を運んだ人たちの何人が大いに満足して劇場を後にしたことか。(鈴木プロデューサーは満足してるだろうな)

A Iに「宮崎駿新作」って、つくらせたみたいな、たしかに宮崎駿作品には違いないが、これが期待していたものかというと、、、。

何回か観れば、込められた意味がわかってくるのだろう。
あまり込められた意味など考えすぎずにただ宮崎ワールドを楽しんだ方が良いのかしれない。

エンドロール。こんなにもたくさんの人が関わっているのに、公開日まで情報が漏れなかったってすごい。
(岸田総理の親族が入っていなかったんだろうね)

せっかく極秘にしてたんだから内容には触れません。
作品には関係ないですが、遙か昔、学生の時にハイジや未来少年コナンのファンの友人がいて、高畑勲や宮崎駿について熱く語っていた。彼が、宮崎駿の新作が今度公開されるから是非観てくれって周りに勧めていた。
当時アニメなんて興味なかったけど勧められるままに観に行った。「風の谷のナウシカ」という作品だった。
(まさかテーマパークまでできるなんて夢にも思ってなかっただろうな。)
それから数年。神道学者の鎌田東ニさんが「かんながらガール ナウシカ」という評論を雑誌に書いてて、外国人に紹介するのにいいなと思って「ナウシカ」のビデオの英語版(Warriors of Wind 主人公の名前はナウシカでなくプリンセス・ザンドラでした)を買ってアメリカの知り合いに見せて回ってた。

ナウシカの服っていつ青色に変わったの?

初日鑑賞の際は途中でウトウトしちゃったのか、思い出せないところがあるのでリベンジのため、2回目観てきました。
宮崎駿監督10年ぶりの新作、前情報なしということである意味勝手に膨らんだ期待、すごいものを観せられるられるんだろうという先入観なしで観たら充分面白かったです。
宣伝なしという宣伝が成功したのはよかったですが、賛否が分かれています。
キャストや主題歌も発表して、どういった内容であるかの情報を出した上で、タイトルも「青鷺とぼく」にして公開すれば、それほど批判はなかったんではないでしょうか。
タイトルが出るまでがあんなに短かったとは。初回観た時、印象が強かったのでもっと長かったのかと思ってました。それほどインパクトのあるオープニングでした。

せっかく、あいみょんが出てるんだから、あいみょん版の主題歌も聴いてみたかったな。(実際にあったりしてね。)

コメントする 16件)
共感した! 107件)
大吉

3.0私たちはどう受け止めるか

2023年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

興行的戦略なのか、フラットな状態での鑑賞を望んでのことなのか、一切の事前情報を伏せられていた本作。それでも、ジブリ作品で宮﨑駿監督となれば、いやが上にも期待値は高まり、そして迎えた公開当日。仕事を終えて、映画館に向かう途中で見たレビューサイトでは、投稿数がすでに100近い中で、評価はあろうことか3.4!これにはかなりの地雷臭を感じながらも、覚悟して鑑賞してきました。

ストーリーは、戦時中の空襲で母を亡くした少年・眞人が、疎開先で父の子を妊娠した継母であり、母の妹でもある夏子と生活することになるが、なぜか夏子が失踪してしまい、彼女を探してアオサギに導かれるように森の中の塔に足を踏み入れ、その先にある別の世界で不思議な体験をするというもの。

…とまとめてみたものの、正直言ってほぼほぼ理解できていません。終わってみれば、継母を受け入れ、家族も増え、新たな家族として前向きに再スタートできそうでよかったね、というラストシーンだけで得た小並感。これが今のところの精一杯の感想です。

そこに至るまでの過程が、塔の中での不思議体験なのだと思いますが、これが実に難解です。登場人物の語るセリフがどれも意味ありげなのですが、理解できないものが多く、それが疑問につながり、結果として作品のおもしろさを減じているように感じました。ある意味、現実の困難や不満を感じた主人公が、異世界の体験を経て成長し、元の世界に戻って力強く前に踏み出していくという王道展開だと思います。しかし、肝心の変容部分がわかりにくいのがとてももったいないです。わかる人にはわかる奥深さはもちろんあると思うのですが、世代を超えて愛されるジブリ作品には、もっとわかりやすく万人に受け入れられる作品であってほしいです。

とはいえ、いきいきと動き回るキャラクター、細部まで丁寧に描かれたファンタジックな情景は、紛れもなくジブリワールドで、ジブリ作品を観たという満足感は得られます。他のジブリ作品を彷彿させるシーンも多く、宮﨑駿監督の集大成としての意気込みも感じます。それだけに、監督の思いを受け止められなかったことが残念でなりません。今後の監督自身のコメントや他の方のレビューを読んで補完したいし、それでヒントがつかめたら改めて鑑賞してみたいと思います。

コメントする 3件)
共感した! 102件)
おじゃる