「君たちはどう生きるか。」君たちはどう生きるか Miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
君たちはどう生きるか。
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君たちはどう生きるか
なぜ鳥がこんなにたくさん、出てくるのだろうと思った。
鳥は神の使いといわれ、だから鳥なのかもしれない。
しかしこの作品に出る鳥は阿呆で無知で野蛮だ。これは即ち人間を宮崎駿が揶揄したモノでは。
大叔父様は、神様で、神が統治して来た世界を鳥の王、即ち人間が破壊してしまう。
大叔父の後継ぎを眞人がするか、この世に戻るかを選択するのだが。その時大叔父が世界は統治が歪んでからは火の海であろう。と言う。なんと悍ましい発言なんだろう。それでも眞人はこの世で友と家族と生きることを選ぶ。
きっとこの件は、これからを生きる子どもたちへのメッセージなのだと思った。
それからヒミは卑弥呼とかけているのかと思ったし、なつこがあの世に止まると言ったのは眞人でなく自分と生まれてくる子が盾になるという決心に思えた。
そして7人のババたちは白雪姫の小人を彷彿させたし、青鷺が嘘つきなのは人間がそうだからだ。
とにかくたくさんメッセージがあって。
私たち大人は、どう生きるか。
私たちの子どもは、どう生きるか。
それを考えるには、十二分に重厚な作品です。
学校で見させてあげてほしい。
それから、女性も印象的に出ていて、この作品に出る女性は、みな強く何かを背負いそれでも気高く生きていて、子も生み、何かを守るために生きている。
君たちはどう生きるか。
そこにも現代を生きる私たち、これからを生きる子どもたちへのメッセージを感じた。
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