「ジブリを懐かしむ」君たちはどう生きるか ラグさんの映画レビュー(感想・評価)
ジブリを懐かしむ
戦時中に母を失った少年、眞人(まひと)は再婚した父と、婚約者の夏子と共に母方の実家である屋敷に疎開することになる。
屋敷には大叔父が建てたとされる塔があり、塔にまつわる不思議な出来事に巻き込まれていく。
時代背景なのか人力の自動車に乗って
邸宅に向かうシーンなど、趣がありました。
虫や獣がまとわり付いてくるシーンは
ジブリらしい、リアルなアニメ描写だなと感じました。
しかし正直、もののけ姫や千と千尋の神隠しほどのインパクトはあまり感じられず。。
当時、小学生のときに観たジブリ映画はストーリーも展開もワンシーン毎の描写もかなり衝撃的でした。音楽も。
塔を作った大叔父が言う、この世界は1日しか持たないと言う言葉が妙に、環境破壊や少子高齢化など凡ゆる問題を抱えた今の世の中を示唆しているようで、意味深に感じました。
現代とは時代背景が違いますが、
先が見えない世の中を生きていく
多感な子供達にエールを送る、
そういった意志を感じる映画でした。
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