劇場公開日 2023年7月14日

「駿がどうしたいとかどうでもいい」君たちはどう生きるか ラピス・アーテルさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0駿がどうしたいとかどうでもいい

2023年8月17日
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今日も非常に暑かった。
暑い中、楽しみにしていた映画を見に行った。

鑑賞後の感想は、「最近見た映画の中でダントツでつまらない。意味が分からない。」と思った。

映画レビューを確認し、同じような意見を多数見つけた。
反対に称賛のコメントもちらほらあったので、覗いてみると、
どうやら宮崎駿のやりたいことを詰め込んだだけのオ◯ニー映画のようだ。

成程
つまり、はなから見る側に理解させるつもりはないということか!
自分の頭で考えろと…

確かに、鬼滅の刃みたいに1から10迄全て説明してくれて、読み手に考える余白を与えないっていうのも、馬鹿にされている気持ちがして不快だ。

しかし、本作はそれとは真逆で説明不足が過ぎる。
ハウルの動く城以降、芸術思考に走り、ストーリー性が理解されない作品が多いという意見もあるが、正にその類の集大成と言える。

まるで作品の下の説明書きを読んでも意味不明な現代アートのように理解出来る人にしか理解出来ない、「俺を見ろ、良い所はお前達で見つけろ」というスタイル。

ストーリーに関して思う事は
説明やナレーションが多かったり、バックグラウンドを見せ過ぎると作品に没入出来なくなる事は確かにある。

ジブリ作品の表現方法として、「匂わせ」がある。
分かりやすく明示したり、台詞に落とし込むのではなく、キャラクターの表情や視線や行動から類推しなければならない。
良く言えば繊細な描写。悪く言えば周りくどい。
動画を倍速で見るのに慣れてしまい、スマホを触らず2時間拘束される事に禁断症状が出てしまう現代人に、この手法はもう通用しないのかもしれない。

とまあ、他の人の感想を見て、自分なりに分析はしてみたものの、作品への印象は最初と変わらなかった。

今後、2回目を鑑賞する機会があったら、視点を変えて見てみようと思う。

最後にスタジオジブリへ苦言を吐き捨てて、このレビューを終わりにする。

海外版Netflixではジブリ作品が全作品見られると聞いたので、日本版Netflixでも見られるようにして頂けるとマンモスうれぴーです。

以上。

ラピス・アーテル