「永遠に人に問いかけるテーマ」君たちはどう生きるか teru1956さんの映画レビュー(感想・評価)
永遠に人に問いかけるテーマ
夢の中にいるような、非現実が現実として理解しているような空間の展開です。
おそらく、この映画が何度も見られる頃には、多くの込められた映像やストーリの仕掛けを見抜く人が多く出てくるだろう。ひょっとしてそれが声優のバックボーンや音楽とも紐づけされているかもしれない。
今は巻き戻しができないから、宮崎駿監督のメッセージは伝わっていないのだろう。
もちろん娯楽作品に難解な解読は、人によっては不要な議論だけど、未来の人類にも問いかけたい作品を目指しているような気がする。
この作品が化石になってしまうほど陳腐なものかもしれないが、それは未来の人々の判断に任される。
ひとりひとりに与えられた人生は、それぞれ時間や空間でまったく違うけど、これから生き抜く僕たちを含めて未来の人々に西暦2023年頃にパンドラの箱が開いてしまったことが言いたかったのかもしれない。
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