「秘密の手紙、宛先は自分」君たちはどう生きるか みーぽいさんの映画レビュー(感想・評価)
秘密の手紙、宛先は自分
見ている間はどんな話なんだろう?と思っていましたが、見終わった後は自分宛にずっと待っていた秘密の手紙が届いたような、嬉しい気持ちになりました。
自分の中に世界がある人、世の中にどれくらいいるんだろう?何言ってるのか分からないって人がほとんどかも?
でも、私の中には世界があって、そこはとても美しくて、半分くらいはいつもそこにいる感じ。
私のような凡人には頭の中の世界を現実世界に表出させる事が出来ないけど、宮崎さんは自分の頭の中の世界を現実にして皆に見せてくれた。
君たちはどう生きるか?と問われ、それで良いんだよ。と言ってもらえた気がしました。
そして、最後の米津さんの歌。美しい、若い、天才が宮崎さんを祝福したような、引き継いだような、宇宙からのご褒美のような素晴らしい歌でした。宮崎さんが泣いたのがわかります。生まれてきて良かった。
この映画の宛先は自分と思えるような人は絶対にいると思います。
ちなみに私はただの普通のパートの主婦です。不思議でしょ。
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かこすけさんのコメント
2023年7月27日
おっしゃっていることがとてもよくわかります。私も同じような。人間です。ただのパートの主婦ですが私も(笑)自分の中の世界であり、亡くなった友のいる世界であり、いつもそこと扉一枚隔ててるだけで生きてる感覚です。