「マーケティングの勝利」君たちはどう生きるか シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
マーケティングの勝利
事前情報をシャットアウトしての公開は、宮﨑駿の復帰作だからこそ成立するマーケティング手法ですね。じゃあ映画の中身がそれに伴っているかと言うと、正直言ってあんまり関係なく、単純にファンタジーものとして楽しめました。じゃあ、ファンタジーものとしてどうかと言うと、正直言って過去の宮﨑作品の既視感たっぷりの内容でした。しかし、後半の異世界篇から段々と世界観や誰が何をしたいのかの方向性が分かりにくくなって迷走気味なのが残念。この体験が主人公の少年にどのような影響を与えたのかもよくわからず、パッツンと切ったような幕切れも唐突です。宮﨑駿ファンには悪いけど、監督の心境とか、なんかのメタファーがあるかもしれないけど、ピンときませんでした。役者では、菅田将暉がビックリのキャスティング、全然気がつきませんでした。
シネマディクトさん、こんばんは。
共感とフォローバックありがとうございました!
ご挨拶は初めてかもしれません。レビューを興味深く拝見させて頂きました。またの共感作を楽しみにしておりますm(_ _)m
私も菅田将暉さん、気付きませんでした!
宣伝なしは興味深かったですね。
声のキャスティングも、わくわくしました。(それにしても菅田さん、だいぶ声をつぶして…。)
賛否わかれましたが、色々な意見を聞けてたのしいです。
私はとても好きな作品でした。
シネマディクトさん、コメントありがとうございます。
>後半の異世界篇から段々と世界観や誰が何をしたいのかの方向性が分かりにくくなって迷走気味なのが残念
この点についてはすごく同意見です。・_・ホント。
わざと理解しにくい構成にしておいて、
「正解にたどりつく者がいるか楽しんでいる」
そんな事もあるかも などと思っていたりします。
「海亀のスープ」
という謎解きクイズ(?)がありますが、そんな感じに
あちらこちらに意味ありげな情報を潜ませておいて
それに気付き正解に辿り着く者がいるかを楽しんで
いるのでは。
…なんて そんな事を想像してみたり。
(まあそんな事は無いでしょうけど…・_・)