「後ろの席の男の子が「眠くなっちゃった」」君たちはどう生きるか Kotaponさんの映画レビュー(感想・評価)
後ろの席の男の子が「眠くなっちゃった」
と言いつつ、頑張ってみていたのが1番印象的
せめて、音楽やテンポ、シーン作りなどにサービス精神があればとは思いつつ
君たちはどう生きるか?などと上から目線のタイトルの作品にサービス精神を要求するのが、そもそも間違いと言われればそうです。
で、結論から言うと田舎というある意味都会育ちの少年にしてみれば、ファンタジーと言うべき足元がフワフワした世界で、境界線が曖昧なファンタジー世界に投げ出され不条理ヤラ違和感と戦い成長して帰ってくるお話としてはとても楽しめました
と、同時に継母も主人公の自傷を機に抱えていた不条理や葛藤を解消していく話でおり、この辺りがめぐり巡る人々が大大重ねていく命の連鎖を感じさせ、作品独自の読後感を醸していると思いました。
ファンタジーに説明を求めるな、整合性を与えた途端そこはファンタジー世界ではなくなるのだから
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