「宮崎駿監督を改めてリスペクトできる映画」君たちはどう生きるか JOEさんさんの映画レビュー(感想・評価)
宮崎駿監督を改めてリスペクトできる映画
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作品を鑑賞して改めて駿監督の凄さを体感出来た。
1つ目。人の動き。ラピュタの親方対長男のケンカシーンを彷彿とするような、所々の人の動き、鳥の動きの躍動感は、さすがハヤオワールドを感じました。夏子を助けに行くシーンなど、人の動きって誇張されてるけど感情が入るとこんなに情緒ある動きになるんだーと感心させられた。
2つ目。世界観。駿監督の頭の中ってどうなってるんだろうと思うシーンが目白押し。終始不思議な世界に入り込んでの話のため、シーンの移り変わりが激しく、頭が少し混乱しかける。こんなぶっ飛んだ世界観は、さすがハヤオワールド。
3つ目。ワンシーン、ワンシーンが凄く凄く手の込んだ作画となってる。夏子のお産室で寝てるシーン。天井を回る短冊の様な紙のシーン。描くのに途方もない時間がかかるんだろうな、、、スタッフ含めて作り上げるのにもの凄い歳月を費やしたんだろうな、と思わせる妥協なしの手の込んだシーンは、やはりさすがハヤオワールド。他にもそんなシーンが沢山。脱帽です!
最後にストーリーだけど、元の世界に戻ってからの余韻が凄く短くて、ストーリーを見る側が解釈し切れず、バッサリ終わった感があるので、作品全体に厚みが薄くなってしまった感があり、星は3.5。
やっぱり映画は楽しかったかどうかが一番大事ですよ!
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