「出だしはよかったが中盤で退屈であったので最後分からなかった。」君たちはどう生きるか TWさんの映画レビュー(感想・評価)
出だしはよかったが中盤で退屈であったので最後分からなかった。
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母が火事で亡くなる場面から映画が始まる。
母を失った少年。出だしとしては魅力的である。
また、あのアオサキという奇妙な鳥が出てきて「母親は生きている、着いてこい」という場面、言わばはじまりの予感を感じさせる場面など高揚感があってよかった。
ただ、その後がどうもダラダラと展開が遅く退屈であった。
テーマは、映画のタイトルにもあり、作中にも母が残した本の題名にある通り、「君たちはどう生きるか」であるのだろうけど、ファイナルで随分抽象的に、そのテーマへの回答を仄めかしているように思えた。
善意でできた積み木を積むよう老爺さんに言われるが、周囲を欺くために付けた悪意の傷を見せ、「私は悪意があるからその積み木を積むことができない」と言い、その後ペリカンみたいなのが出てきて、老爺さんの創った世界が崩壊し....
と、確かこんな感じのファイナルであったと思うが、中盤で退屈をして疲れていたので、細かに覚えていない。
これは芸術作品なのか。
よく分からないが、エンタメとしては、楽しいとは思わなかった。
芸術作品としても、感銘や感服するところは、個人的になかった。
期待していただけに残念だった。
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