「ちょっと解説」君たちはどう生きるか nisiさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと解説
日本のアニメは危機に瀕していると言われて久しいけれど私は今季のテレビアニメも大好きです。
なので今さら宮崎アニメを見ても古臭さを感じて失望するのではないかと心配して観ました。
けれど主人公が頭を自分で殴ったので今までの宮崎キャラと違うものを見られるとワクワクしました。
そんな私が「難解」な話を簡単にまとめてみました。
1回観ただけなので初見私見の解説です。
それは違うだろ!って怒らないでくださいね。
この話は世界の守り人になって久しい大叔父様が自分の死期を悟って後継者を求めるのがベースです。
大叔父様はアオサギを使者として自分の血筋を探していました。
候補者は主人公の真人とこれから生まれてくる赤ん坊とその母であるナツコ
大叔父様は焦っているので母ごと誘拐です。
ナツコを祭壇に祀って塔ごと結界でも張って守っています。
真人が大叔父様に会った時に
「これで1日は持つ」と言いますが
異世界もので定番の「1日は100年」なのでしょう。
最後に世界が壊れて真人たちは跡を継がないので
やがて世界は崩壊します。
昭和12年の設定なので85年経ちましたから
私たちの世界はあと15年で壊れるのかしらん?
私たちはどう生きましょうw
異世界には「我を学ぶ者は死す」と書いた門の中に魔物が住んでいます。
他人の模倣はやめて自分で考えないと魔物にやられるのですね。
ベタですがこれが映画のテーマですよねぇ
話は難しいけどアニメの動きは流石でしたね。
独特な宮崎アニメの動きにずっと感動していました。
宮崎さんは物凄い裏設定を考えているのでしょうが、
宮崎さんの愛読書とか民俗学的知識とか宮崎さんを丸ごと知らないとわからないことだらけなのでしょうから
私のような浅はかな理解でも許してもらえる余地があって良いです。