オオカミ狩りのレビュー・感想・評価
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肩透かし
警察vs囚人vs怪人と聞き「絶対面白いやつじゃん!」と思って鑑賞。
確かに面白くないことはない。想像していたような地獄絵図も見ることができた。
ただ、想像通りで期待は裏切られた。
あんなに人がいたら、もっとクリエイティブな殺し方をいくつも見せてほしかった。
例えばエレベーターのシーンで、一度首から上を画面から消したのであれば、下に引っ張り下ろした時にはすでに首なしになっているとか。
ドアの扉を思いっきり投げたら、当たった人の体が真っ二つになるとか。
そもそも殺し方以前に、全然痛そうじゃない。
顔面を踏みつけても、顔がぐちゃぐちゃにならない。『ドライブ』『ミッドサマー』を見た身からすると肩透かしだ。
ナイフや銃による殺害も、武器の持つグロテスクさが全くと言っていいほど出ていない。ただ傷口から大量に血が出るだけ。武器がどれほど人体を容易にむごたらしく破壊し得るか、つまり武器というものはどれほど恐ろしいものかについて描けていない。
普通のアクション映画ならそこまで期待しない。というかそこには期待しない。
ただ、これは"バイオレンス"アクション映画なのだ。
頭ではなく肉体レベルで感じる恐怖を期待していた身としては、非常にがっかりだ。
あと若干ネタバレかもしれないが、『The Witch 魔女』シリーズもまだ始まったばかりというのに、もろ同じ展開とはどういうことだ...
泥だ、泥を塗るんだ!
韓国バイオレンスはいいぞぉ!
…ふざけるのはこの辺にしてレビューにいこう。
映画が始まって中盤迄はサスペンスアクションだと思っていた。にしても血糊の量多いなー。これじゃホラー映画だよ。なんて思いながら。
公開から結構経っていてまだやってるかなーと探してみたらやってた。川崎チネチッタにて午前11時から1回のみの上映。
どうせガラガラだろうと予想してたが結構埋まっててビックリ。
韓流イケメン目当てだろうか?女性も多くてビックリ。けどコレ、ドン引きだったんじゃないかな。
サスペンスがどう展開するのか予想しながら観ていたが、途中からタイラントが出て来て予想すんのヤメた。
やっぱこれホラーじゃん。
こういう予想を裏切る展開も血飛沫溢れるバイオレンスも大好物だが、少々テンポが悪い。
そのくせハリウッドの悪影響かアクションシーンのカットが細かく割られていて、アクションの見応えが今ひとつ。
韓国アクションは香港映画の影響の方が強い筈なのになあ。
("速く見せたきゃ速く動けばいいんだよ" ジャッキー様の名言)
とはいえこういったジャンル映画にしっかりと金を掛けれるのが韓国映画の凄さだと思う。日本じゃ無理だろうなあ。
不満点も挙げましたが韓国映画らしいパワフルな1作です。劇場で観る価値は充分に有るでしょう。
韓国バイオレンスが好きな方も、韓流イケメンが好きな方も、例によって公開館数少ないですが、劇場で観る事を
オススメ。
暴力と血しぶきを堪能
ケモノプロジェクト
帝国陸軍プロジェクトX
途中で飽きた
血飛沫と飛び散る肉片を楽しむだけのスラッシャー映画でした。
ってか、前半と後半で全く違う映画で、あまりのチグハグさと単調さにげんなり。
前半のギャングのボスで凶悪犯のジョンドゥが、仲間たちと貨物船を制圧し、わずかに生き残った刑事たちと、狭い操舵室や機関室での銃撃戦や格闘が見応えあって、このノリで進むのかなと思いきや。
後半は、荷物として運んでいた、狼の遺伝子を基にした『キャプテンアメリカ』のような超人血清を射たれて、不老不死と常人の5倍以上の怪力をもってしまった旧日本軍の改造人間が大暴れして、ギャングも刑事も関係のない虐殺に変化。
しかも、血を見せていくのはいいんだけども、その暴れ方が単調。
力任せに吹き飛ばし、怪力で肉をむしるだけ。
途中で飽きちゃったんだよなぁ。
(原題) 늑대사냥
血みどろ
全編の半分以上が血が飛び散るシーンといってもいいくらい。むしろ残虐さは下手なスプラッター映画を遥かに凌ぐ限りなくR18+に近いR15+映画。
序盤は重厚なハードボイルド作品かと思いきや、途中で「アルファ」なる怪人が登場して一気に雲行きが怪しくなり、チープ感が充満するのだが、ここから良い意味で予想を裏切るのが、その辺のB級映画とはちょっと違った。
キーパーソンになると思った人があっさり殺られたかと思えば、ここで殺られると思った人が(結局は殺られるのだが)、その場は逃げ延びたりして、最後にどういうケリをつけるのか全く予想のつかない展開。
そういう意味ではエンタメ性の高い、なかなかの怪作と言ってもいいのかも。
主演か?
1人1人のキャラクターが立っていて、とても魅力的で、
誰が主人公でもおかしくないような、物語が詰め込まれいた。
ただ、推しになったと思ったら死んでいくので1人の推しを作るのはオススメしない。
映画としては大変素晴らしかったと思うのだけど、
海外作品によくある事で、日本のポスターやプロモーションは全てアイドルの方が主演と書かれている。
ただ映画を見ると、上記に書いたように彼は主人公というわけではなくて…主演と名をうって彼のファンを釣ろうとしているのか、有名どころの名前をあげないと認知度が低いののか解らないけど、主演だと聞いて見に行った人たちは疑問に思うだろう。それが残念だった。
彼の演技は群を抜いて狂気で、とても素晴らしかった。
疾走感、血飛沫、イイ男
冒頭からなかなか強烈なエピソードで始まり、一気にメインストーリーへ。息つく間もなく、まさに血で血を洗う殺戮の嵐が吹き荒れる。逃げ場のない、大洋上のタンカーの中での凶悪犯罪者たちと護送の刑事の「死ぬか、殺すか」のやりとりが沸点ギリギリに昂ったところにぶち込まれるのが、謎の超絶身体能力殺人マシン・α、という…。血飛沫、流血の量は『哭悲』もかなりのものだったけど、今作はそれを軽く凌駕してる。でも、疾走感あるストーリー展開とド派手なアクションの故か、耐えられないような重さは感じない。とはいえ、人体破壊度(特に潰す、えぐる系)が描写、音、ともにキツいので何度か目を背けはしましたな。
しかし感銘を受けたのが、イッちゃってるレベルに凶悪な犯罪者ジョンドゥを演じたソ・イングク。本格的な悪役は今回が初のようだけど、狙った相手を喰らい尽くすような狂気と、凄絶な色気がなんとも魅力的。韓国の俳優は本当に層が厚い。
全体としては大変面白く観たけれど、後半がやや単調な感じはしたかなぁ。怪人vs超人になってからは、アクションのほうが前面に出てしまい、かえって恐ろしさが薄れてしまった。
むしろ、怪人相手に刑事と犯罪者がやむを得ず共闘したり、さらに裏切り殺し合ったりと、もっとストーリーで緊迫感を高めてもよかったのでは?
αの存在や黒幕に関しても、謎が残りまくりではあったけど、もしかすると続編作る気満々の仕掛けかもしれないから、そこは気にしないことにします。
誰にでも勧められる作品じゃないけど、私はもう一回観たい。次に観るときは血飛沫に惑わされず、イイ男を堪能しようと思うので。
こんな世界を初めて知りました!
B.O.W.無双
パクリ映画👎️
B級感たっぷりだが勢いと迫力を堪能
「これ、どんな映画なの?」と戸惑いながらも楽しんでしまう映画がたまにある。「ドリームキャッチャー」がそうだった。途中で場の雰囲気が変わるやつ。
本作もそんな転換点が待っていた。フィリピンから移送される貨物船を、犯罪者たちが乗っ取る話とイメージしていた。予告編も観ていたのに。でも怪人アルファが登場してからはテイストがかなり変わってしまう。でもそれが最高に面白かった。
貨物船内でバトルロワイヤルが繰り広げられるような展開なのだが、誰が死ぬのかまったく予想できない。アルファの暴れっぷりが静かなのにイカれてる。この人をこんな段階で殺しちゃうんだ!と驚くことが多かった。こんなの「ザ・ハント」以来の感覚。なるほど、オオカミを狩るんじゃなくてオオカミが狩るのか(違うかな…)。
正直色々と粗い部分もあって、B級感もハンパない。日本兵の登場シーンとか、アルファを移送する理由とか、そこに犯罪者も一緒に移送する理由(少し触れるシーンもあったがそれでも納得しがたい)とか。でも、それを上回る迫力のアクションだったから問題ない。万人受けはしないと思う。でも、個人的には大満足だった。
これ、続編あるな。ラスボス残ってるし。
そして
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