オオカミ狩りのレビュー・感想・評価
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容赦ない暴力。過剰な血飛沫。予想できない展開。ソリッドなシチュエー...
容赦ない暴力。過剰な血飛沫。予想できない展開。ソリッドなシチュエーション。
映画のおもしろさが詰まっている作品でした。
露悪的な残酷描写に重点が置かれているわけではなく、スピーディーな展開といつ誰が殺されるのかわからないというスリルを血糊で彩った作品だったように思います。
謎が明かされると共に、登場するキャラクターの残忍さと強さがどんどん上書きされていって暴力がインフレを起こしていくのがまた楽しい。
この作品で人が全力で殴られた時の「ドグワシャッ」という音の気持ちよさは劇場でないと感じられないかもしれないなぁ。
それと余計な背景描写とか心理描写とか人物のプライベート設定とか、よくある「いらないシーン」をすっとばしたソリッドな脚本がとても清々しいし観ていてストレスがないと思いました。
サイボーグ人間と血祭り
肩透かし
警察vs囚人vs怪人と聞き「絶対面白いやつじゃん!」と思って鑑賞。
確かに面白くないことはない。想像していたような地獄絵図も見ることができた。
ただ、想像通りで期待は裏切られた。
あんなに人がいたら、もっとクリエイティブな殺し方をいくつも見せてほしかった。
例えばエレベーターのシーンで、一度首から上を画面から消したのであれば、下に引っ張り下ろした時にはすでに首なしになっているとか。
ドアの扉を思いっきり投げたら、当たった人の体が真っ二つになるとか。
そもそも殺し方以前に、全然痛そうじゃない。
顔面を踏みつけても、顔がぐちゃぐちゃにならない。『ドライブ』『ミッドサマー』を見た身からすると肩透かしだ。
ナイフや銃による殺害も、武器の持つグロテスクさが全くと言っていいほど出ていない。ただ傷口から大量に血が出るだけ。武器がどれほど人体を容易にむごたらしく破壊し得るか、つまり武器というものはどれほど恐ろしいものかについて描けていない。
普通のアクション映画ならそこまで期待しない。というかそこには期待しない。
ただ、これは"バイオレンス"アクション映画なのだ。
頭ではなく肉体レベルで感じる恐怖を期待していた身としては、非常にがっかりだ。
あと若干ネタバレかもしれないが、『The Witch 魔女』シリーズもまだ始まったばかりというのに、もろ同じ展開とはどういうことだ...
泥だ、泥を塗るんだ!
韓国バイオレンスはいいぞぉ!
…ふざけるのはこの辺にしてレビューにいこう。
映画が始まって中盤迄はサスペンスアクションだと思っていた。にしても血糊の量多いなー。これじゃホラー映画だよ。なんて思いながら。
公開から結構経っていてまだやってるかなーと探してみたらやってた。川崎チネチッタにて午前11時から1回のみの上映。
どうせガラガラだろうと予想してたが結構埋まっててビックリ。
韓流イケメン目当てだろうか?女性も多くてビックリ。けどコレ、ドン引きだったんじゃないかな。
サスペンスがどう展開するのか予想しながら観ていたが、途中からタイラントが出て来て予想すんのヤメた。
やっぱこれホラーじゃん。
こういう予想を裏切る展開も血飛沫溢れるバイオレンスも大好物だが、少々テンポが悪い。
そのくせハリウッドの悪影響かアクションシーンのカットが細かく割られていて、アクションの見応えが今ひとつ。
韓国アクションは香港映画の影響の方が強い筈なのになあ。
("速く見せたきゃ速く動けばいいんだよ" ジャッキー様の名言)
とはいえこういったジャンル映画にしっかりと金を掛けれるのが韓国映画の凄さだと思う。日本じゃ無理だろうなあ。
不満点も挙げましたが韓国映画らしいパワフルな1作です。劇場で観る価値は充分に有るでしょう。
韓国バイオレンスが好きな方も、韓流イケメンが好きな方も、例によって公開館数少ないですが、劇場で観る事を
オススメ。
そろそろ飽きてきた感じがしないでもない
派手なアクションと血塗れゴアが売り文句ではあるが、エグ味にプラスされた「何か」がない。その「何か」は笑いであったり、斬新さであったり、アーティスティックなものであったりするのだが、そんな「何か」が全くと言ってない。やり過ぎのマンガ的なシラケがスクリーンに広がるばかり。シナリオがかなり雑であり、魅力ある俳優陣の無駄遣いでもある。オマケにマシンガンやピストルで打ちまくるか、サバイバルナイフ、タクティカルナイフで簡単に刺したり、喉を掻き切って終わり。つまらないハリウッドの二番煎じでしかない。刺身包丁やカッターナイフ、拳での殴り合いが韓国アクションの醍醐味だと思っているのは私だけではないはずだ。ストーリーもあらぬ方へ向かって行き、シラケに追い討ちをかける有様。フランケンシュタインを持ち出してどうしたいのか?オープニングの不安なストーリーが、次元の違った別物の話に飛んでしまう強引さが「もういいかな…」という感情を惹き起こすばかり。韓国アクション映画もそろそろ次へのターニングポイントを迎えているようだ。
「オオカミ」とは誰か
怪物vs犯罪者たちの血みどろ殺し合いムービー、だけかと思ってましたが、そうじゃなかったですね。
これは個人の感想であり、政治や国など全てフラットでただ単純に映画の考察として書きますので、ご認識お願いいたします。
船で眠っていた怪物アルファが殺されるとき、獣が調子に乗るな」「獣が人間の真似をするな」といったセリフがあったが、
私はここに違和感を感じて、エンドロールまでずっとその意味を考えた。
なぜなら、作中、あれだけ犯罪者・警官たちを狩りまくったはずの怪物アルファが「オオカミ」だったから。
てっきり怪物アルファが犯罪者たちオオカミを狩りまくりますよ、っていうタイトルだと思っていたが、そうじゃないらしい。
アルファは狩られる側の「オオカミ」だった。
アルファは戦時中、日本軍の捕虜だった。
これは731部隊から着想を得ているのだろう、事実人体実験を行なっていたし、韓国人の友人から、韓国では歴史の教科書で時間をかけて習うと言われたほど韓国側では深く刻み込まれている歴史だ。
そして狩る側だった、元捕虜であり、圧倒的な力を持ちながら自分たちで新たなハイブリッドアルファを生み出している男性たち。
うーん。
狩る側、狩られる側、とは。
「獣が人間の真似をするな」。
なるほどなあ。
監督も1人の人間ですから、私はこういう、映画の中に垣間見える散りばめられた意思を考察するのも、また1つ映画の面白いところだなと思います。
暴力と血しぶきを堪能
ケモノプロジェクト
帝国陸軍プロジェクトX
惨殺<血の海
懐石料理を食べ始めて、途中から南アフリカ辺りの郷土料理を食べ続けた気分なのだが。
兎にも角にも人が死ぬ。
その度に血がドバドバ出て…コレを楽しいとかいう観客は、十中八九サイコパスなのだと思われる。
アレが登場した後は、バイオハザードが始まったと面食らう。
冒頭から語られるエピソードが、枯葉のように飛んでいく。また、このエピソードが面白そうなのだ!
前日譚から始まり、煽られまくりだ。
配置されるキャスティングにも余念がない。
これからどんなスペクタクルが始まるのかと、手に汗を握った瞬間…悪い意味で裏切られる。
本作のポスターにも裏切られる。
いや、嘘、なんで路線変更??
韓国映画特有の破壊される筋書きは歓迎するが、この破壊は無しだろう!
なんて思いながら、血みどろになる画面を見続ける。最早、興味は失せてはいるのだが…どうやら、この筋が本筋のようだった。
冒頭がオマケみたいな感じの本作。
オマケの方が面白そうだったのにいーーー!
殺戮に若干の都合良さを感じながらも、いよいよこんな事が出来るようになったのだなぁと感心もする。
コンプラ至上主義の日本では撮れないな。お隣の映画業界はとても元気で羨ましい。
にしても…惨殺SHOWのような本編。
シッチェスとかは大歓迎なのだろうと思うが、度が過ぎる。過激な惨殺方法を見せたいだけのような筋書きでもあるし…。
どうやらこれは前編とかの位置付けのようで…続編はありそうな雰囲気。
んー、気にはなるので見はするのだろうけど、あまり気は進まない。
ボディアクションの撮り方と編集が心地よかった。
インパクトの瞬間に何かわからないカットが差し込まれる事もあるのだけれど、スピード感に溢れてて楽しかった。
途中で飽きた
血飛沫と飛び散る肉片を楽しむだけのスラッシャー映画でした。
ってか、前半と後半で全く違う映画で、あまりのチグハグさと単調さにげんなり。
前半のギャングのボスで凶悪犯のジョンドゥが、仲間たちと貨物船を制圧し、わずかに生き残った刑事たちと、狭い操舵室や機関室での銃撃戦や格闘が見応えあって、このノリで進むのかなと思いきや。
後半は、荷物として運んでいた、狼の遺伝子を基にした『キャプテンアメリカ』のような超人血清を射たれて、不老不死と常人の5倍以上の怪力をもってしまった旧日本軍の改造人間が大暴れして、ギャングも刑事も関係のない虐殺に変化。
しかも、血を見せていくのはいいんだけども、その暴れ方が単調。
力任せに吹き飛ばし、怪力で肉をむしるだけ。
途中で飽きちゃったんだよなぁ。
鑑賞動機:血みどろ9割、プラスアルファがあるらしい1割。
残虐血みどろバイオレンスらしいと聞いていたので、結構な数の劇場で上映するから、心配だったですが。
銃器より刃物、刃物より鈍器の方がより暴力的な印象が残りますね。前半の残虐描写が銃器と刃物なら、後半は鈍器や肉体による蹂躙と趣が違うのもよいです。
正直転調直前は、あの狭いところでせせこましく腰が引けてるような乱戦になりそうで、これはちょっと…と思った途端にアレなので、タイミングも良かったです。
ゲーム版バイオハザードの影がチラつきすぎですが、中々話の行き先を見せないところは楽しめました。殺って殺られて死にさらせえ!
(原題) 늑대사냥
血みどろ
全編の半分以上が血が飛び散るシーンといってもいいくらい。むしろ残虐さは下手なスプラッター映画を遥かに凌ぐ限りなくR18+に近いR15+映画。
序盤は重厚なハードボイルド作品かと思いきや、途中で「アルファ」なる怪人が登場して一気に雲行きが怪しくなり、チープ感が充満するのだが、ここから良い意味で予想を裏切るのが、その辺のB級映画とはちょっと違った。
キーパーソンになると思った人があっさり殺られたかと思えば、ここで殺られると思った人が(結局は殺られるのだが)、その場は逃げ延びたりして、最後にどういうケリをつけるのか全く予想のつかない展開。
そういう意味ではエンタメ性の高い、なかなかの怪作と言ってもいいのかも。
主演か?
1人1人のキャラクターが立っていて、とても魅力的で、
誰が主人公でもおかしくないような、物語が詰め込まれいた。
ただ、推しになったと思ったら死んでいくので1人の推しを作るのはオススメしない。
映画としては大変素晴らしかったと思うのだけど、
海外作品によくある事で、日本のポスターやプロモーションは全てアイドルの方が主演と書かれている。
ただ映画を見ると、上記に書いたように彼は主人公というわけではなくて…主演と名をうって彼のファンを釣ろうとしているのか、有名どころの名前をあげないと認知度が低いののか解らないけど、主演だと聞いて見に行った人たちは疑問に思うだろう。それが残念だった。
彼の演技は群を抜いて狂気で、とても素晴らしかった。
思っていたのと全然違う
かなり凶悪な映画です。
予告編未見でチラシのビジュアルから警官と凶悪犯との船上バトル
だろうという予備知識で鑑賞。
序盤は予想の範疇。フィリピンに逃亡していた凶悪犯達を貨物船で
K国まで送り届ける一見単純な任務だが強面のヤバそうな奴らは
乗船前から警察と喧嘩腰。絶対なんか企んでるな。
船内クルーにも怪しい奴がいて脱獄手引きしてるの観客にバレバレ。
収監されたのはわざわざ扉を外したらしい倉庫みたいな所。
刺青のイケメン兄ちゃんが口内に仕込んでいた何かで手錠を外すと
外部支援グループと連携して脱獄開始。いいぞ盛り上がってきます。
やはり倉庫の扉を外したのは失敗では?
不意をつかれた為一方的にやられる警官達に凶悪犯だけあって
超痛そうな全然容赦無しの立回り。
何ℓ用意したのか血糊の量が半端なく文字通り血の海。
一部の警官を残してほぼ船内制圧し船底の機関室で
残った警官との攻防戦の始まりと思ったら突如謎の「敵」が乱入!
序盤で伏線張っていた船底に拘束されていた謎の重傷の人が血糊で
元気を貰ったのか無差別攻撃開始。ここからが本番です。
凶悪犯グループを次々虐殺し結構強かったのに刺青君も撃沈。
虐殺シーンのビジュアルが半端なくて素手で殴って人体破壊できる
剛腕の持ち主。やってる事がター◯ネーターかプ◯デターです。
血飛沫のオンパレードでスプラッタ好きにはたまらん展開。
そんな訳で囚人グループもほぼ全滅。こいつ何者?
本国でも怪しい動きがあり警察のえらい人自らヘリで救助に出動。
いよいよ謎の敵に完全制圧されそうな所にこの救助部隊が到着。
SFチックなヤク中特殊部隊でも歯が立たず絶体絶命の危機。
ところが警察のえらい人はそれを上回る圧倒的に強い超人でした。
ここで第二次大戦中我らが大日本帝国が生態実験で生み出した
パーフェクトソルジャー的なトンデモ設定が飛び出す。
回想シーンで帝国陸軍の人と医師の会話が辿々しい日本語なのは
ともかくやっぱり日帝が悪いっていつものオチが待っていました。
更に凶悪犯のちょっと控えめなイケメンもその超人と判明し
警察のえらい人とバトル開始。もうなんでも有り。
控えめイケメン君の勝利で一件落着しどっかの海岸に
打ち上げられ唯一生存者となったのだがそこでTHE END。
本国の黒幕は放っておいてよいの?
それと韓流大好きイケメン目当てで観に来ていたおばさん3人組。
思っていたのと大きく違っていたのは私も同じですが
上映中きゃーきゃー騒ぐのは勘弁。こいつらも殺して欲しかった。
タイトルなし(ネタバレ)
まったくの予想外の展開だった。
前知識ないまま、映画館で気まぐれに入って、
犯罪者を船での護送中にハイジャックされ、
護衛の警察官と犯罪者の
バイオレンス・アクションなんだと思いながら見てた
鈍器で殴ったり、ナイフ突き刺すのに
けっこうグロい演出にドキドキしながら楽しんでいたのだが、
途中からまったく別な
クリーチャー要素が入り込んでくる。
何やら遺伝子をいじられて、
狂暴化したクリーチャーが出てきて、
プレデターみたいな変な要素入れてきたり、
アリなのかナシなのか何とも言いえない。
いや、自分はナシ派かな。
ゲームみたいなストーリーだったな。
最初の犯罪者のリーダー格の人が、
最終的にに警察のヒロインっぽい人と
アクション対決でわかりやすく
終わるのかと思いきや、
いろいろと予想を裏切られる。
おもしろかったんだけど、
自分はナシ派かな(-_-;)
あー、なんか、二番三番四番煎じ掻き集めた闇鍋みたいな。
THE WITCH 続編の公開間近と言うことで。これはスルーして、そっちに集中した方が絶対に良いと思うw
これが邦画だったら、クソ映画扱いされてること、間違いなしです。
そもそも、話が滅茶苦茶過ぎる。韓国映画だから、まぁ、前提条件がでたらめなのは予想してましたが。これ、「昭和の成人男性誌で連載されてました。けど打ち切られました。」的な、煽情的で易いシナリオの漫画の匂いがプンプンプンプンします。話がテキトー過ぎるってw
① 犯罪者移送に民間貨物船→許容限界内
② 資金力のある組織が相乗りを許してしまう→ありえねー
いや、この②は絶対無いですって。そんな無能な裏組織、いないですって。
Situationとしては、「洋上」「大量の武装している犠牲者」「バケモノ同志の決闘」っての作りたいとしたらですよ。「フィリピンからの犯罪者移送を貨物船」ってのは許して、バケモノの方はタイやインドネシアからクルーズ船で韓国へ輸送途中、ハリケーンに遭遇し自力航行不能。韓国空軍ヘリで組織が救助に向かったところ、それより先に貨物船の方が要らぬ手出しをしてしまったよ。とか。
バケモノも旧日本軍じゃねーだろ。場所をパプアにしたらナチスでも行ける。ナチスと旧日本軍の共同研究、ぐらいに吹いた方がスケール感が出ますし、その技術ノウハウが今に伝わっている言い訳もし易いし。
いずれにしても「魔女」待ち。この映画の前に、ハロウィン見たんです。それが、予想ほど「ハロウィン」じゃなかったところを、この映画が補完してくれましたw
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