オオカミ狩りのレビュー・感想・評価
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オオカミというよりヒグマ
海外で捕まった極悪犯を韓国に送還するのに航空機を使ってテロに遭ったので、そうならないように船にした、という場面設定のアイデアは良いと思ったけどこれはセキュリティーに問題ありすぎてリアリティーに欠ける、と思っていたら。。。
「ダイ・ハード」かと思ったら「ターミネーター」、真のワルモノは、やっぱり日本軍、あいつはオオカミというよりヒグマだと思う。乗員が次々、あっけなく、しかもこれでもかと残忍に死んでゆく「バトルロワイヤル」、生き延びるだろうと予想した人たちもあっけなく消えて、ついにひとりの「人間」も残らなくなり、改造人間たちのバトルが本筋、「仮面ライダー」か「サイボーグ009」だったかと。殺されていなかった息子はネイティブ改造人間、続編あるあるの終わり方。続編では父子対決? ゼロゼロナンバーのプロトタイプvs完成品の戦い、か、それとももっと上からなんか来る「天使編」か?
しかしグロすぎ。ここまでのスプラッタはそう見かけないかも。
(あくまでも自分比です。)
途中で席を立ったヒトがちらほらいました。
続編できたら見ると思います。
まさに韓国産バイオレンス映画な感じ
あっさりしたスプラッタームービー
血を燃料に暴走する船
凶悪犯を護送中の船で脱獄した囚人達が大暴れ!のあらすじからして韓国版『コン・エアー』を連想してたら『フロム・ダスク・ティル・ドーン』がお出しされた怪作
……いや、滅茶苦茶引っ掛かる部分は多かったんだよ。
海洋安全局を乗っ取る謎の機関とか、明らかに患者というにはフランケンシュタインの怪物じみてる存在とか……
何となく「あれ…?これもしやこっちが想定している映画と違うんじゃない……?」ってのは割と早い段階で察せられて、医者が地下に行ってから「ねえ…これもしかしてスッゲーうろんな映画でしょ……?」って確信に移りだしていた。
ただ、それをカモフラージュする前半の『コン・エアー』部分が滅茶苦茶面白くてうっかりその疑念忘れてたんだよ!!
一応キャスト欄見るに主演扱いのソ・イングク演じるジョンドゥがキレッキレの狂いっぷりでスッゲェー楽しかった!!
徹頭徹尾クズのサイコ野郎殺人鬼なんだけど、常に画面映えするようなサイコ笑顔を浮かべるもんだからキュンキュンしちゃってさあ!!マッパからヤクザスーツ羽織る場面とか「ビジュ爆発」してたよね〜!
あと、特筆すべきは刑事をナイフで嬲り殺した挙句、タバコ吸いながらおもむろにションベン引っ掛け「シビれるぜ…」って嘯く場面。観ているこっちの方がシビれてしまう格好良さだったぜ……
湯気立ってるのがタバコなのか、ションベンなのかもわからない汚らしさも最高……というか本作の美術は「綺麗は汚い、汚いは綺麗」を体現している感じで、常に血みどろだし汚らしいんだけど、それが常に画面映えしてキマっているのが真実(マジ)ビジュ爆発でしたね。全ての場面が芸術的に美しいゴア画像で、ビジュアル見ているだけで腹いっぱいでした。確かな満足……!
そんなワケで前半の殺人劇を引っ張っていったジョンドゥさんですが、アルファ覚醒後は用済みとばかりにかませ犬としておっ死ぬので「ぜ…贅沢……!!」となってしまった。
ソ・イングクのイケメンさとか、心技体伴ったキレ者っぷり、刑事との因縁、そして何より「身元不明の遺体(ジョン・ドゥ)」を表す名前から、アルファに敗北した後も蘇生して活躍とか色々な想像をしていましたがマジで死んだままだったの笑ってしまう。
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のジョージ・クルーニーは後半で転調した後も何やかんや主役として大活躍してたのに、こっちはマジで何事もなかったかのように「ハチャメチャ⭐︎モンスターパニック!」の中に埋没しちゃいましたからね。
ジョージ・クルーニーというより『黄龍の村』の水石亜飛夢のポジションです。いや、水石亜飛夢はマジで没個性的な陽キャでしかなかったですが、こっちはまともに映画撮ったらそのまま主演かラスボスポジ張れる存在やぞ!?
というか、ソ・イングク自体が超人気の韓流アイドルでパンフにも丸々6ページのグラビア載ってる辺り、彼目当てで来る観客も多いだろうにこの扱いでいいの!?そんなキャラクター(役者)をこんな簡単に捨てるの……正気か!?
というかジョンドゥに限らず、前半パートでキャラ立ってたほとんどの人物が捨て石的存在でしかないのもおかしいよ!!
ヤクザ夫婦は旦那が常に尻に敷かれてると思ったら、最後に男を見せて奥さん助けるし、奥さんもサーモグラフィを冷凍庫でやり過ごす神回避を見せたけどあっさり死んだし!!
警察班長は生き残った部下のためにアルファの片腕噛み千切る大戦果発揮しますが、結局生き残りそうだった部下の女刑事死ぬし、アルファもラスボスの前座に成り下がるし!!
コイツらが生き残り枠か〜と思ったお爺さんと医者もフツーに死ぬし!!
次々と魅力的な人物と設定を出すけど、全て物語を推進するための燃料として消費するのあまりに思い切りが良すぎるよ!!!!
本作は勢い重視の作品であり、少しでも止まったら死ぬというマグロのような生態をしています。
冒頭から終盤まで殺戮の嵐だった理由はまさにそれで、勢いが途切れてしまうと途端に陳腐でつまらない作品に成り果ててしまうんですよね……
今思い返してみると、マジで物語上必要のない殺人描写が多すぎましたもん。
まず冒頭の最初のフィリピンからの囚人輸送での爆破テロ。後々何か絡んでくるのかな〜って思ったら、マジで金騙し取られた一般通過自爆人間でしかなかったですからね。
一応囚人護送がアレだけ厳重な理由付けにはなってますが、別にそんな理由いらないですもん。始まりから馬鹿みたいな量の血糊を流して一発かましたったぜ!!以上の理由がない。馬鹿なのか???
あとアルファ誕生の経緯も映像化されたけど、医者がその前に解説してくれたし、大体想像つく範囲の話だったのであれも別に要らねー場面という。
韓国映画名物妙ちきりんな日本語に(「手術」を「しゅじゅちゅ」と宣う旧陸軍かわいい)、なんか妙に揃わない拍手、手術チームのリーダーをケンさん呼ばわりと色んな面でおかしさが詰まっている映像でしたからね……
とまあ、本来であればノイズとなる部分が異様に多い映画なんですが、本作においては全て物語推進力を増すための燃料にして起爆材となっているので無問題(モウマンタイ)。異常な血糊のほとんどをガソリンとして燃料タンクに給油し、後半はガソリンというより核燃料の類だろ!!ってモンまで混入させて速度を維持させて突っ走りましたからね!!
だからいくら「後半からアルファ投入させて映画のジャンル変わるヤツだな…」って予想自体は出来ていたとしても、その勢いに誤魔化されてテンションはうなぎ登りになってしまう。
アルファがアベンジャーズよろしく上からババァーン!!って落ちて登場してきた時の衝撃凄まじかったですもん!その後、漫画のような勢いでブッ飛ばされるヤクザで明らか映画内に漂ってた空気も変わっていた。移動の度にガチャンガチャン金属音響かせて異物感強いのも笑ってしまう。
「旧陸軍はこれどうやって保管してたんだ…」とか「犯罪者輸送するコンテナ船でわざわざ運ぶなよ…」とか「なんで船内で起動させちゃったの…?」とか割と後から色んなツッコミ処も頻出するんですが、観ている内は全然気にならないですからね!!もっと大変なことがスクリーンで起きているから!!
次々船内の人間の血肉を燃料にし、足りない部分はやらなくてもいい回想してまで焚べて燃料に変換しつつトップスピード維持した挙句、後半から強化人間部隊をヘリで投入していくのもやりたい放題すぎて脳汁ドパドパ出ちゃった。
海洋安全局抜け出したデウンが怒りのあまり素手で電灯をぶっ壊すとこ「お前もかよ!?」ってアルファ投入された時より驚いたからね。
ただラストバトルは流石に燃料切れ起こしかけていて、一番面白くない場面になっちゃってたのは残念だったかな……
強化人間の強みって進路にある人体を損壊させながらパワフルに蹂躙する部分にあったので、ラストバトルがそれらの強みが消えたただのナイフアクションに堕していたのはガッカリしちゃったんですよね……
それっぽい場面は多かったものの、全くキャラ立てしてこなかったドイルはどうしてもポッと出の主人公だし、デウンもラスボスとしては迫力不足。
ジョンドゥやアルファは燃料にするにはあまりに勿体ない素材だった気がしてならないんだよなァ……
というワケで、ラストバトルが一番盛り上がらないのは明確な欠点ではあるんですが、血糊・ヤクザ・回想・殺戮を燃やし尽くし「オオカミ狩り鬼つええ!このまま逆らうやつら全員ブッ殺していこうぜ!」なテンションを最終盤まで維持した事実に変わりはなく、サプライズ含めて最高に鬼面白いハッチャケ映画でした。
しかし、ドイルの能力を受け継ぐ子供が実は生きていたり、オオカミ狩りプロジェクトの親玉も健在なままだったりと、かなり続編への意欲満々でしたけどいや…流石にそれは…どうでしょうね……?
確かに面白かったけど、出オチ映画ではあるじゃない!?
あと物語の構造が予告で流れていた『The Witch/魔女 -増殖-』とかなり被っているのも気にかかるんだよな……しかし『The Witch/魔女 -増殖-』やっぱり予告観る度に「Ufotable作画かァ???」ってテンション上がるし楽しみすぎるなァ……今年は2020年以来の韓国映画当たり年かもしれない。
容赦ない暴力。過剰な血飛沫。予想できない展開。ソリッドなシチュエー...
容赦ない暴力。過剰な血飛沫。予想できない展開。ソリッドなシチュエーション。
映画のおもしろさが詰まっている作品でした。
露悪的な残酷描写に重点が置かれているわけではなく、スピーディーな展開といつ誰が殺されるのかわからないというスリルを血糊で彩った作品だったように思います。
謎が明かされると共に、登場するキャラクターの残忍さと強さがどんどん上書きされていって暴力がインフレを起こしていくのがまた楽しい。
この作品で人が全力で殴られた時の「ドグワシャッ」という音の気持ちよさは劇場でないと感じられないかもしれないなぁ。
それと余計な背景描写とか心理描写とか人物のプライベート設定とか、よくある「いらないシーン」をすっとばしたソリッドな脚本がとても清々しいし観ていてストレスがないと思いました。
サイボーグ人間と血祭り
肩透かし
警察vs囚人vs怪人と聞き「絶対面白いやつじゃん!」と思って鑑賞。
確かに面白くないことはない。想像していたような地獄絵図も見ることができた。
ただ、想像通りで期待は裏切られた。
あんなに人がいたら、もっとクリエイティブな殺し方をいくつも見せてほしかった。
例えばエレベーターのシーンで、一度首から上を画面から消したのであれば、下に引っ張り下ろした時にはすでに首なしになっているとか。
ドアの扉を思いっきり投げたら、当たった人の体が真っ二つになるとか。
そもそも殺し方以前に、全然痛そうじゃない。
顔面を踏みつけても、顔がぐちゃぐちゃにならない。『ドライブ』『ミッドサマー』を見た身からすると肩透かしだ。
ナイフや銃による殺害も、武器の持つグロテスクさが全くと言っていいほど出ていない。ただ傷口から大量に血が出るだけ。武器がどれほど人体を容易にむごたらしく破壊し得るか、つまり武器というものはどれほど恐ろしいものかについて描けていない。
普通のアクション映画ならそこまで期待しない。というかそこには期待しない。
ただ、これは"バイオレンス"アクション映画なのだ。
頭ではなく肉体レベルで感じる恐怖を期待していた身としては、非常にがっかりだ。
あと若干ネタバレかもしれないが、『The Witch 魔女』シリーズもまだ始まったばかりというのに、もろ同じ展開とはどういうことだ...
泥だ、泥を塗るんだ!
韓国バイオレンスはいいぞぉ!
…ふざけるのはこの辺にしてレビューにいこう。
映画が始まって中盤迄はサスペンスアクションだと思っていた。にしても血糊の量多いなー。これじゃホラー映画だよ。なんて思いながら。
公開から結構経っていてまだやってるかなーと探してみたらやってた。川崎チネチッタにて午前11時から1回のみの上映。
どうせガラガラだろうと予想してたが結構埋まっててビックリ。
韓流イケメン目当てだろうか?女性も多くてビックリ。けどコレ、ドン引きだったんじゃないかな。
サスペンスがどう展開するのか予想しながら観ていたが、途中からタイラントが出て来て予想すんのヤメた。
やっぱこれホラーじゃん。
こういう予想を裏切る展開も血飛沫溢れるバイオレンスも大好物だが、少々テンポが悪い。
そのくせハリウッドの悪影響かアクションシーンのカットが細かく割られていて、アクションの見応えが今ひとつ。
韓国アクションは香港映画の影響の方が強い筈なのになあ。
("速く見せたきゃ速く動けばいいんだよ" ジャッキー様の名言)
とはいえこういったジャンル映画にしっかりと金を掛けれるのが韓国映画の凄さだと思う。日本じゃ無理だろうなあ。
不満点も挙げましたが韓国映画らしいパワフルな1作です。劇場で観る価値は充分に有るでしょう。
韓国バイオレンスが好きな方も、韓流イケメンが好きな方も、例によって公開館数少ないですが、劇場で観る事を
オススメ。
そろそろ飽きてきた感じがしないでもない
派手なアクションと血塗れゴアが売り文句ではあるが、エグ味にプラスされた「何か」がない。その「何か」は笑いであったり、斬新さであったり、アーティスティックなものであったりするのだが、そんな「何か」が全くと言ってない。やり過ぎのマンガ的なシラケがスクリーンに広がるばかり。シナリオがかなり雑であり、魅力ある俳優陣の無駄遣いでもある。オマケにマシンガンやピストルで打ちまくるか、サバイバルナイフ、タクティカルナイフで簡単に刺したり、喉を掻き切って終わり。つまらないハリウッドの二番煎じでしかない。刺身包丁やカッターナイフ、拳での殴り合いが韓国アクションの醍醐味だと思っているのは私だけではないはずだ。ストーリーもあらぬ方へ向かって行き、シラケに追い討ちをかける有様。フランケンシュタインを持ち出してどうしたいのか?オープニングの不安なストーリーが、次元の違った別物の話に飛んでしまう強引さが「もういいかな…」という感情を惹き起こすばかり。韓国アクション映画もそろそろ次へのターニングポイントを迎えているようだ。
「オオカミ」とは誰か
怪物vs犯罪者たちの血みどろ殺し合いムービー、だけかと思ってましたが、そうじゃなかったですね。
これは個人の感想であり、政治や国など全てフラットでただ単純に映画の考察として書きますので、ご認識お願いいたします。
船で眠っていた怪物アルファが殺されるとき、獣が調子に乗るな」「獣が人間の真似をするな」といったセリフがあったが、
私はここに違和感を感じて、エンドロールまでずっとその意味を考えた。
なぜなら、作中、あれだけ犯罪者・警官たちを狩りまくったはずの怪物アルファが「オオカミ」だったから。
てっきり怪物アルファが犯罪者たちオオカミを狩りまくりますよ、っていうタイトルだと思っていたが、そうじゃないらしい。
アルファは狩られる側の「オオカミ」だった。
アルファは戦時中、日本軍の捕虜だった。
これは731部隊から着想を得ているのだろう、事実人体実験を行なっていたし、韓国人の友人から、韓国では歴史の教科書で時間をかけて習うと言われたほど韓国側では深く刻み込まれている歴史だ。
そして狩る側だった、元捕虜であり、圧倒的な力を持ちながら自分たちで新たなハイブリッドアルファを生み出している男性たち。
うーん。
狩る側、狩られる側、とは。
「獣が人間の真似をするな」。
なるほどなあ。
監督も1人の人間ですから、私はこういう、映画の中に垣間見える散りばめられた意思を考察するのも、また1つ映画の面白いところだなと思います。
暴力と血しぶきを堪能
ケモノプロジェクト
帝国陸軍プロジェクトX
惨殺<血の海
懐石料理を食べ始めて、途中から南アフリカ辺りの郷土料理を食べ続けた気分なのだが。
兎にも角にも人が死ぬ。
その度に血がドバドバ出て…コレを楽しいとかいう観客は、十中八九サイコパスなのだと思われる。
アレが登場した後は、バイオハザードが始まったと面食らう。
冒頭から語られるエピソードが、枯葉のように飛んでいく。また、このエピソードが面白そうなのだ!
前日譚から始まり、煽られまくりだ。
配置されるキャスティングにも余念がない。
これからどんなスペクタクルが始まるのかと、手に汗を握った瞬間…悪い意味で裏切られる。
本作のポスターにも裏切られる。
いや、嘘、なんで路線変更??
韓国映画特有の破壊される筋書きは歓迎するが、この破壊は無しだろう!
なんて思いながら、血みどろになる画面を見続ける。最早、興味は失せてはいるのだが…どうやら、この筋が本筋のようだった。
冒頭がオマケみたいな感じの本作。
オマケの方が面白そうだったのにいーーー!
殺戮に若干の都合良さを感じながらも、いよいよこんな事が出来るようになったのだなぁと感心もする。
コンプラ至上主義の日本では撮れないな。お隣の映画業界はとても元気で羨ましい。
にしても…惨殺SHOWのような本編。
シッチェスとかは大歓迎なのだろうと思うが、度が過ぎる。過激な惨殺方法を見せたいだけのような筋書きでもあるし…。
どうやらこれは前編とかの位置付けのようで…続編はありそうな雰囲気。
んー、気にはなるので見はするのだろうけど、あまり気は進まない。
ボディアクションの撮り方と編集が心地よかった。
インパクトの瞬間に何かわからないカットが差し込まれる事もあるのだけれど、スピード感に溢れてて楽しかった。
途中で飽きた
血飛沫と飛び散る肉片を楽しむだけのスラッシャー映画でした。
ってか、前半と後半で全く違う映画で、あまりのチグハグさと単調さにげんなり。
前半のギャングのボスで凶悪犯のジョンドゥが、仲間たちと貨物船を制圧し、わずかに生き残った刑事たちと、狭い操舵室や機関室での銃撃戦や格闘が見応えあって、このノリで進むのかなと思いきや。
後半は、荷物として運んでいた、狼の遺伝子を基にした『キャプテンアメリカ』のような超人血清を射たれて、不老不死と常人の5倍以上の怪力をもってしまった旧日本軍の改造人間が大暴れして、ギャングも刑事も関係のない虐殺に変化。
しかも、血を見せていくのはいいんだけども、その暴れ方が単調。
力任せに吹き飛ばし、怪力で肉をむしるだけ。
途中で飽きちゃったんだよなぁ。
鑑賞動機:血みどろ9割、プラスアルファがあるらしい1割。
残虐血みどろバイオレンスらしいと聞いていたので、結構な数の劇場で上映するから、心配だったですが。
銃器より刃物、刃物より鈍器の方がより暴力的な印象が残りますね。前半の残虐描写が銃器と刃物なら、後半は鈍器や肉体による蹂躙と趣が違うのもよいです。
正直転調直前は、あの狭いところでせせこましく腰が引けてるような乱戦になりそうで、これはちょっと…と思った途端にアレなので、タイミングも良かったです。
ゲーム版バイオハザードの影がチラつきすぎですが、中々話の行き先を見せないところは楽しめました。殺って殺られて死にさらせえ!
(原題) 늑대사냥
血みどろ
全編の半分以上が血が飛び散るシーンといってもいいくらい。むしろ残虐さは下手なスプラッター映画を遥かに凌ぐ限りなくR18+に近いR15+映画。
序盤は重厚なハードボイルド作品かと思いきや、途中で「アルファ」なる怪人が登場して一気に雲行きが怪しくなり、チープ感が充満するのだが、ここから良い意味で予想を裏切るのが、その辺のB級映画とはちょっと違った。
キーパーソンになると思った人があっさり殺られたかと思えば、ここで殺られると思った人が(結局は殺られるのだが)、その場は逃げ延びたりして、最後にどういうケリをつけるのか全く予想のつかない展開。
そういう意味ではエンタメ性の高い、なかなかの怪作と言ってもいいのかも。
全89件中、21~40件目を表示