「そろそろ飽きてきた感じがしないでもない」オオカミ狩り shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
そろそろ飽きてきた感じがしないでもない
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派手なアクションと血塗れゴアが売り文句ではあるが、エグ味にプラスされた「何か」がない。その「何か」は笑いであったり、斬新さであったり、アーティスティックなものであったりするのだが、そんな「何か」が全くと言ってない。やり過ぎのマンガ的なシラケがスクリーンに広がるばかり。シナリオがかなり雑であり、魅力ある俳優陣の無駄遣いでもある。オマケにマシンガンやピストルで打ちまくるか、サバイバルナイフ、タクティカルナイフで簡単に刺したり、喉を掻き切って終わり。つまらないハリウッドの二番煎じでしかない。刺身包丁やカッターナイフ、拳での殴り合いが韓国アクションの醍醐味だと思っているのは私だけではないはずだ。ストーリーもあらぬ方へ向かって行き、シラケに追い討ちをかける有様。フランケンシュタインを持ち出してどうしたいのか?オープニングの不安なストーリーが、次元の違った別物の話に飛んでしまう強引さが「もういいかな…」という感情を惹き起こすばかり。韓国アクション映画もそろそろ次へのターニングポイントを迎えているようだ。
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