「Blood festival」オオカミ狩り ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Blood festival
韓国映画に船上バトルロワイヤル、予告での血の量は抜群、どうなるのか読めなさそうで楽しみに待っていました。
いやーとんでもない血飛沫に圧倒されました。ド派手に死んでいくので、ジワジワと殺す作品よりかは全然観やすかったです。R15指定作品ではありますが、正直R18指定でもおかしくないくらいの出血量でした。割と序盤から殺意マシマシで刑事たちを殺していくので、超強かったらこれくらいやるんだろうなって思えるくらいの勢いなので直視はできます。耐性が無い人はこの時点で辛いだろうなとも思いました。
残虐な殺し方ではなく、とにかくトドメを刺すこと全集中でかかってくるので、守りに入ってた刑事はこのタイミングで殆ど死にます。油断大敵ってやつですね。
中盤過ぎたあたりになってくると、改造人間アルファが無双しまくって、あれだけブイブイ言わせてた犯罪者たちがあっという間にコテンパンにされていく絵面がヤバかったです。
そこまでの緊張感がどっかに行って、見事なまでに全員アルファにぶっ殺されていき、腹パンで臓器破壊したり、頭踏み潰したり、指圧だけで体に穴空けたり、ナイフ1発で的確に足を切り落としますし、超高速移動であっという間に仕留めますし、ソ・イングク演じるいかにも主人公ポジションの犯罪者ですら、鈍器でボッコボコにして首落としますしで、役者目当てで観に来た人はもう阿鼻叫喚だったと思います。しかも的確に首を狙ってくるので即死なのもインパクト大です。
日本帝国軍の改造人間計画の末に生まれたアルファ、その誕生の瞬間も中々にクレイジーで、その場いた人間全て殺すという残虐っぷり、グーでバカスカ、大量出血とやりたい放題です。
ただ、超パワーな奴らが集まった結果、なんだか人間離れしたバトルが繰り広げられる様になり、アルファが急激に弱くなってしまいました。
ナイフ使いと海軍チーム長の強さを際立たせるためなのか、アルファが速攻でボコボコにされて殺される始末、しかもそこまでにここまでメインを張ってた女性刑事が銃弾でサラッと殺されますし、医者と老いた囚人はヘリの操縦士と撃ち合いの末に死んでしまいますしで、なんだか殆ど死んでしまったなとポカーンとなってしまいました。
終わり方も、ナイフ使いの息子らしき姿が映ったり、ナイフ使いが無事に陸地に着いたりと、続編を匂わせる感じになってしまい、単体の作品だとアルファが無双しまくってるところまでがピークだったなと思いました。
でも流石韓国映画、良いところはとにかく突き抜けていました。今年一の大量出血映画でした。んー暫くは安全な映画で心を休めたいです。
鑑賞日 4/11
鑑賞時間 13:45〜16:00
座席 K-7