「"韓国の東宝"=ロッテ案件なポスト・"魔女"だった」オオカミ狩り とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
"韓国の東宝"=ロッテ案件なポスト・"魔女"だった
"アジアのハリウッド"から文字通り"ハリウッド映画"なエンタメ大作を目指す姿勢に舵を取っていることを如実に語るポスト『魔女』!従来の暴力的バイオレンス韓国映画と見せかけて、またもや超能力バトル(強化人間)ものシリーズ系。だけど、その方向に進むとしても「強化人間ばっかりじゃなくて良くない?」とは思うし、まだ完成まで道半ばの発展途上・過渡期であることも本作は大いに語っている。
エイリアン✕オーヴァーロード✕バイオハザード(あるいはストシン/ザ・ボーイズ)?船内が血の海に赤く染まる大殺戮ショーは、ドンデン返しってほどではないが、続編への布石として多少なりサプライズを用意した作り。弊害として続編を見越した作りゆえのタルさ。ナイフ少年の回想辺りから著しくタルくなった…。正直、少し期待外れだった。
良かった点としては、釣餌的に主人公っぽくメインに据えられているソ・イングクはじめ(警察側の班長除き)命の重さが等しく、誰が死ぬか分からない作りから、主人公サイドと敵対する悪役サイドの最終バトルを演じるキャラクター達に至る話の持って行き方。ということで心意気は買った!
勝手に関連作品『魔女』
P.S.『魔女』は面白いです。
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