「【マタギの誇りを護る二人の若者の姿を描いた作品。】」プロミスト・ランド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【マタギの誇りを護る二人の若者の姿を描いた作品。】
ー マタギは東北地方で古くから、先祖代々継承されている。
近年では減少傾向にはあるが、有害駆除だけではなく熊を山の神と称え、自然への畏敬と共生を図る民として、貴重なる存在である。-
◆感想
・本作の舞台はエンドロールを見ると、山形の庄内地方の様である。出羽三山に囲まれた土地であり、特に月山の山深さは特筆である。
・今作では、”何も分かってはいない”お上からのお達しで、早春の熊猟のを禁止されたマタギたちの中で二人の若者が、禁を破って熊猟に出る姿が描かれる。
追い込み猟である。
熊を追う者、逃げる熊を遠方からライフルで撃つ者。
<現在、マタギを主人公とした映画は殆どない中で、貴重な作品ではないかと思う。飯島監督はこの作品が長編第一作だそうであるが、次回作にも期待したい。>
<2024年9月8日 刈谷日劇にて鑑賞>
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