「コロナ柱無きあとに」「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ 猪古都さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0コロナ柱無きあとに

2023年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

おそらくテレビ版の話を編集せずに並べただけの作品。
不要なシーンが削られておらず冗長さが見受けられる。
しかし通常の映画を連続して出してしまうと、前作の不適切なヒットからの落差が如実に現れてしまうというリスクがあるため、今作のような緩衝材的作品を世に出したことは戦略として間違ってはいないだろう。
そして今回は騒いでなんぼの作品だというのも見て取りやすい。
コロナ下で騒げない人々の代騒者となっていたのも様様ヒットの要因なのだ。

※話はそれるが、言うなればコロナ下ではなくコロナ禍下が正しいのかもしれないが、何とも語呂が悪い。「コロナ下」という表現を阻害した「コロナ禍」という言葉の存在も極めて禍である。

【遊郭編 第10話】
良い点
・バトルが格好よい
悪い点
・間を埋めるがごとくのモノローグ連発
・火が優しい
・都合よく復活
・ボールの音風
・声が出る仕組みが謎

【遊郭編 第11話】
良い点
・ねずこ
・鬼になった経緯
・エンドロールの絵が格好よい(★+0.5)
悪い点
・ずっと指の怪我を気にとめない
・都合よく解毒
・やかましいだけの女たち。ねずこ以外の女は基本やかましい様子。
・容姿はともかく清潔さにもギャップが見受けられる
・うめの髪色
・失明の軽視
・うめの性格が結構悪いので、例え他のルートを辿っても上手く行くことはないだろう。
・屋敷で咳して吐血して格好つけている人

【刀鍛冶の里編 第1話】
良い点
・無限城の質感
・序列

悪い点
・肆と伍の容姿や態度から判断するに陸ほどのストーリー性は無い。あくまで偏見だが。
・転送モーションが無く、意識が作中外(セル画・レイヤーのほう)にそれる。
・やかましいだけの女たち。なぜか3人組が多い。
・カラスまで区別する面倒な里設定

猪古都