「大画面で見れたから良しとしよう」「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ すみれ7878さんの映画レビュー(感想・評価)
大画面で見れたから良しとしよう
作画はキレイだし大画面で見る戦闘シーンは迫力があります。映画館では没入感があるので、ストーリーの訴求力も高まるように感じます。しかしながら、基本的にはテレビ放映をそのまま上映してるだけなので「テレビでいいや」って人は見なくて良いかもしれません。
私が好きなのは、炭治郎が自分も妓夫太郎のように鬼になっていたかもしれない、こいつと自分は紙一重の違いしかないと感じるくだりです。これは鬼滅の刃という物語全体に通じる主張の一つ。誰でも悪に堕ちる瞬間・理由はあると。
妓夫太郎と梅の置かれた状況なら、人は容易に「鬼になる」という選択をするでしょう。「人の社会に対する絶望・恨み」あるいは「このまま死にたくない」「瀕死の妹を助けたい」という望みが「鬼になる」という結果を生み出す。こういうことって、現代社会に生きる自分たちでも起こり得ることだなあと強く思います。
今後テレビで刀鍛冶の里編をやって最後は映画で前後編くらいでしょうか。完結までまだ時間がかかりそうですが、とても楽しみです。
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