「『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は憎い企画だ!(感想はコメント欄参照)」「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ 流山の小地蔵さんの映画レビュー(感想・評価)
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は憎い企画だ!(感想はコメント欄参照)
『鬼滅の刃刀鍛冶の里編』は、フジテレビで4月から放送決定しています。しかしそれに先立ち『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が本日公開されました。
これは実に憎い企画でありまして、昨年TV放送された「遊郭編」のクライマックスにあたる第十話と第十一話、そして待望の『刀鍛冶の里編』の第一話が劇場用に再ミックスされて公開されるのです。
スマホで十分という人には、『刀鍛冶の里編』の第一話が気になるものの、待っていれば4月にはアマゾンなどでも見られるようになるから無視できます。
ただ鬼滅の刃のアニメファンとしては、「遊郭編」のクライマックスを知っているだけにあの怒濤の展開が、まさかIMAXのスクリーンで見られるとはと驚いた人も多いはずです。主人公・竈門炭治郎、音柱・宇髄天元たちと上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との激闘を描いた最終決戦は、すごみがありました。
迫力ある巨大スクリーンと高音質の音響を兼ね備えたIMAXだからこそ、より一層感情移入しながら見届けられる炭治郎たちの激闘と旅立ち。「『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』IMAX版を映画館で観たときのあの感動が2年以上たっても忘れらない!」という人にとってはまたとない機会となることでしょう。
ということで、映画館で金を払うのか、4月まで待つべきか迷うところではあります。で劇場版は、テレビとどう違うのかというと、スクリーンでの鑑賞に最適とされる全編4Kアップコンバート、再ミックスされた音楽で一挙上映されるということです。
制作会社ufotableが手掛ける圧巻の映像美はもちろんのこと、竈門炭治郎役の花江夏樹を始め、竈門襧豆子役の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞、宇髄天元役の小西克幸、時透無一郎役の河西健吾、甘露寺蜜璃役の花澤香菜など、人気声優たちの芝居や、作品を彩ってきた楽曲も臨場感あふれる最高の音響で堪能できること請け合いでしょう。
やはりライブ感が全然違うということでしょう。特にIMAXレーザー上映館では、赤の発色が際立っているので、色彩面でもテレビを圧倒するということです。
炭治郎たちのあの激闘が楽曲とともに映画館のスクリーンで再現されるのを想像するだけで涙がこみあげてくる人は多いのでは?
うちの近所の映画館には、IMAXレーザースクリーンがあるのです。今月はほかにも見たい作品がたくさんあるので迷うところです。
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』を見てきました。
画像は4Kにアップデートされているものの、フルスクリーンではなく、両端が切れていました。あれがテレビの大きさなんですね。
それとテレビ放映のままなので、15分に1回のインターバルと、1話ごとのエンドロールはそのままでした。(ちょっと邪魔!)
それでも『遊廓編』第10話の最終決闘シーンは、大スクリーンならでは迫力で、やはりテレビで見るのとは大違いでしたね(^^)
不満な点は、『刀鍛冶の里編』第1話が1時間あったものの、ホンのさわりに終わったことです。半分ぐらいは、『遊廓編』と蝶屋敷で治療に専念する炭治郎のシーンが占めています。後半になってやっと鬼からの攻撃を避けるため極秘されている刀鍛冶の里へ、炭治郎が向かうのですが、肝心の鎧塚さんは、機嫌を悪くしてどこかにトンヅラ。その分本編を担う二人の柱のうちの恋柱・甘露寺蜜璃の陽気な出迎えが印象的でした。甘露寺の初登場シーンは露天風呂に入浴しているところから。なかなかのお色気シーンでした。もう一人の霞柱・時透無一郎は最後になって、ようやく炭治郎に目撃されます。その時、炭治郎と同じ耳飾りをつけた謎の人物と語り会っていたのです。炭治郎と昔出会っていたような記憶があるといいます。でも今回は正体が明かされないままに終わりました。
『刀鍛冶の里編』第1話では、序盤に無限城で上限の鬼2体と鬼舞辻無惨が集結し、プロフィールがあかされるもののそれ以上の展開はありませんでした。刀鍛冶の里に炭治郎が入って以降、鬼の登場はなく、バトルシーンが全くないというのが不満ですね。そして今回明かされる秘密は、この里のどこかに鬼殺隊員をパワーアップさせる秘密のアイテムがあるということ。炭治郎は、この里の温泉で湯治療養しながら、当分はこの秘密のアイテムを探し続けるようなのです。鎧塚さ~ん、早く帰ってこないと、日輪刀なしでは話が進みませんよぉ~
ということで、どうせなら第2話くらいまで見せてほしかったです。