「キントリの集大成を見届けよ!!!」劇場版 緊急取調室 THE FINAL AZUさんの映画レビュー(感想・評価)
キントリの集大成を見届けよ!!!
まずは、ありがとうキントリ。
市川猿乃助さんのスキャンダルがあって公開ができなくなったりしても、この集大成となる完結編を私たちに届けてくれてありがとう。
もう一度撮り直しをするのは費用も時間も手間もたくさんかかってしまったと思うけれど、キントリの良さがたくさん詰め込まれた集大成の作品でした!
まず、代打の総理大臣役を石丸さんが演じられていたことで、作品のドキドキ感が増したと思う。
このキーとなる総理大臣役を、普段悪役が多い俳優さんが演じると、どうもそのイメージが頭にあり「国民のため」とか言っても胡散臭さや、裏があると思ってしまうけれど、石丸さんはどっちに転ぶのかわからないのが良かった!
このシリーズの良さは、普段皆を引っ張っていく役が多い天海さんが、ベテラン俳優さんたちの中で末っ子感を出せるところが魅力だと思っている。
エンドロールだと最後にクレジットされるような俳優陣に囲まれて、真っ直ぐに正義に邁進する真壁が天海さんと被り、本当にドンピシャにハマっている。真壁役はもう天海祐希しか考えられない。
シリーズが更新されるたびにどんどん絆が深まっていく感じも見て取れるのも良い。
個人的に”もつなべ”ペアが大好きなので、今回もこの2人の絆がしっかり見れるシーンには、思わず「最高!」と叫びたくなった。
取調室のシーンは、今話題の「爆弾」と比較する人もいるけれど、あっちはハラハラドキドキのエンタメ感強めだが、キントリは取調を通して見せる正義、人間が真実をやっと口にする際のドラマが醍醐味なので、同じ取調でも違うものだと思ってもらいたい。どちらも面白い!
観終わった後「あーもうキントリメンバーに会えないんだなー」という現実が寂しすぎて、エンドロール中涙が出たけど、もう二度とこのメンバーで仕事ができない理由にも納得いったし、大満足だった!
これ、新しいキャストで『新 緊急取調室』とかやるのかなー…。だとしたら絶対比較してしまうから、ハードル高すぎだと思うなー。
