「平成一桁生まれには刺さる」しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司 やぎさわさんの映画レビュー(感想・評価)
平成一桁生まれには刺さる
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テレビ放映で鑑賞しました。
前半30分ほど見逃してしまいましたが、最後はボロ泣きでした。
今回の敵は他人のように思えません。
現代社会への鬱屈とした気持ちや、物語終盤の辛い過去は、我々世代の誰もが経験したのではないでしょうか。
小さい頃、しんちゃんに自分を重ねて、あるいはどこか遠くにいる友達のように感じながら、毎週テレビを観ていました。
そんな小さい頃の自分の前にやってきて、
過去の心のつまづきから立たせてくれる。
仲間として一緒に立ち向かってくれる。
そして現在の自分にまた向き合わせてくれる。
現実に打ちのめされても、未来を向けるよう、先輩が激励してくれる。
社会に揉まれるようになったあの頃の子供達の側にしんちゃん達はずっと居てくれたんですね。
3Dも、小さい頃から観ていたあの野原家が本当に存在するように感じられて良かったです。
あの頃の子供達が昔の友達に会える、いい映画でした。
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