「この映画を見る子どもたちに向けて作ってほしかった」しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司 カニばさみさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画を見る子どもたちに向けて作ってほしかった
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「この国はお先真っ暗」と言い続ける大人たちばかりが印象的なストーリーでした。
「俺らが若い頃はいい時代だったけどこれからを生きる君たちは大変だね」と伝えられて観客の子どもたちはどう受け止めればいいのか。
自分たちが勝手に諦めてしまった世界への希望を子どもたちに押し付けてほしくなかった。
原作が子ども向け作品でないことは承知ですが、やはり映画館では子ども連れの家族がメインの客層でした。
脚本家が今の社会や未来に絶望していることは十分伝わってきましたが、観ている子どもたちに向けて作ってほしかったです。
例え大人向けの作品だったとしても俺たちは逃げ切りました!という無責任なストーリーだと思いますが・・・。
ラスト、サンボマスターが歌うエンディングが良く救われました。
「君はいたほうがいいよ」というメッセージが映画本編から伝わらなかったことが残念です。
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