「押し付けがましい」しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司 Flagmanさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5押し付けがましい

2023年8月16日
iPhoneアプリから投稿

息子と娘と映画館で観ました。
クレしん映画は毎年見てるが、今回は初の3DCGアニメ。

最近じゃスパイダーバースやドラゴンボールが成功した印象。
果たして本作はどうか。

臼井氏の原作らしいが、どこまで忠実なのかは不明。

しんのすけの服が原作カラーなのはよかった。

が、期待したCGのクオリティは低く、ストーリーも微妙。
それでいて年々説教臭くなっている作風に拍車がかかってた。

クレしん映画は好きです。
良い作品も数多く
子どもを楽しませ、その横で観る親にハッとする気づきを与えてくれるから。

今回はそれが無かった。
勿論子供は楽しめてたようだが、大人はモヤモヤする事でしょう。

クレしん映画は時代時代の風刺が効いてて割とがっつりテーマにするのが潔くて好きなのですが、今回はそれも曖昧だった。

その代わり国への不満や愚痴が多く観るのが億劫になる。

『日本の将来は……』なんてこれから将来を担う子供達が観るのに言うか?
自分が不幸なのは他人のせい感が作品に滲み出て醜い作品になっている。

初のCGなのはわかるがそれを前に出し過ぎて違和感。
そもそもモデリングが難しいキャラデザな為360度の動きにはキャラの持つ雰囲気に違和感を持つ。

鑑賞後子供達が普通のやつが良かったなぁと一言。

これが全てだと思う。

Flagman