「急性大動脈解離」658km、陽子の旅 ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
急性大動脈解離
様々な、時には屈辱的な対価と引き換えに赤の他人に助けられ、他者に頼るためのちょっとした勇気(勇気がいるんです!)を得ていく話。
種明かしを兼ねた車中自分語りがクライマックスなのだが,この自分語りは,子供の騒ぐ声と並んで陽子にとって苦痛として序盤に描かれている。わかっちゃいるけどやめられず語る姿は,やっとのことでたどりついた自己の解放を象徴している。
主演の菊地凛子にはスタンディング・オベーションを!
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