劇場公開日 2023年2月23日

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ワース 命の値段のレビュー・感想・評価

全72件中、61~72件目を表示

4.0スゴい実話

2023年2月23日
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鑑賞方法:映画館

ケンとカミールスゴいです。
9.11事件の被害者の保証に尽力は素晴らしい!
ラストの申請率の数値はビックリです。

他にもいろいろな事件を担当しているんですね。

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かん

2.0シリアス…

2023年2月23日
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鑑賞方法:映画館

悪くはないけど 観ながら この後に観る 逆転のトライアングル を楽しみにするほど淡白。

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すったもんだだよ

3.5公平さとはなにか。

2023年2月23日
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悲しい

知的

難しい

様々な事故や事件の補償を担当してきた敏腕弁護士のケン。
9.11の被害者に一律に補償をすると富裕層が納得いかず、個々に算定したものだと低所得者層は納得いかないという二律背反な仕事を請け負った。

厳格な数式にこだわるゆえに“計算マシン”と呼ばれ、調停のプロを自認していたファインバーグは、収入に応じた独自の計算式にのっとって補償金額を算出する方針を打ち出した。
当然多くの者は反発し期日間近になっても書類にサインをしてくれず。

最終的にはスタッフや自らが個々に話を聞き周り心情が変わり、補償額を大幅に増やすことになり多くの方が大なり小なり納得のいく結末になったのだろう。

命に値段をつけるという被害者から疎まれる汚れ仕事の責任やプレッシャーは計り知れないと感じると共に尊敬を覚えた。

エンドロールでは担当した様々な事故や事件が羅列されてた。
銃乱射や私の知ってる737MAXの墜落事故にも携わっており驚いた。

こういう職もあるのかと感じると共に興味深い映画であった。

...
ひねくれた視点で考えれば、心情が動かされる前に担当した案件の人は納得がいかない人が多かったのではないか?
9.11後のイラク戦争で誤射された民間人の補償は?

など考えると本当の公正など非現実的。
故に計算マシンの方が公正と言えるのでは?とも感じた。

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モテラド

2.5社会派。わかる理解できる結論、真っ当さ ただ映画的には変化がない単調がイマイチ

2023年2月23日
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知的

寝られる

こういう社会派作品は【経験則】に繋がるから重要。
この作品は第一陣、第二陣 と無料リーフレットが出た。
第二陣に於いて、コメント羅列の中で
【斎藤幸平 経済思想家】という人が辛辣なコメント有り

「航空業界と富豪しか救うつもりのない政府、頭でっかちの弁護士、翻弄される犠牲者の家族。
これを「美談」にするのが、【アメリカの民主主義だ。】

かえって【批判意見も載せる 器の大きさ】感じて、祝日㊗️朝イチで見た。

コレ【・・だが、実は違うのだ❗️】という結論的に導きたい面もあるのだろう

確かに、最初は、機械的だが、最後は被害者に寄り添っている。
コレはわかりやすい。

まあただ実際は【金持ちは金持ちなりに、貧乏人には貧乏人なりに】なるのは当然の帰結【作中ではそこをボカしている】

命はお金に換算できない は正論

ただ、賠償金は、生涯年収見込みから、差が出る  のは当たり前だと思うよ。

そんななか、エンドロール手前で文字説明される
この国の賠償プログラムヲ拒否した人が93❓人 ということが示されるが
コレはワシ的には両極端だなぁ
①金額を釣り上げたい闘争派→✖︎✖︎✖︎
②喪失感からお金の交渉など論外、応じたくない→○◎◎ 良心を感じる。

まあ、悲しい出来事への対処は皆共通
【仮に泣き言であっても、お話を親身に聞いてあげること】
ワシも突然の事故で身内亡くしてるから、よくわかる。

そういった意味で、正統派の結論。

ただねぇ、当たり前の感想だけど、人との話し合いがこの作品の全て・・
だから「飽きは来ないが、確実に眠くなる。」ので、早朝遠ければ、食後の鑑賞はおススメできない。

体調万全で鑑賞してくださいね。そういった個人的な理由で星つけた。すみません。

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満塁本塁打

4.0人の命の価値とは

2023年2月23日
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鑑賞方法:試写会

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ発生直後、政府は被害者と遺族を救済するための補償基金プログラムを設立する。特別管理人を任された弁護士は、約7,000人の対象者に支払う補償金額の算出作業を開始。しかし、弁護士チームは遺族それぞれの苦悩と向き合ううちに、年齢も職種もさまざまな犠牲者たちの「命の値段」をどのように算出するのか葛藤する。厳しい批判にもさらされる中、彼らは法律家として遺族たちのために奔走する実話。

弁護士チームのリーダーにバットマンのマイケル・キートンが演じている。

私自身、この事件の当事者ではないので、客観的に見る事が出来るので被害者の言い分や考え方も分かるし、補償基金プログラムを任さられた弁護士チームの立場も分かるだけに、見ていて本当に辛い・・・

結局、加害者であるテロ組織は、仕掛けた戦略で一体何を得たのか・・・・

結局、何時も被害に合う人は下の人たちと言うか・・・懸命にあの事件に立ち向かっていった消防士の方が命を落とされ、人々から「勇敢だった」とか「忘れない」とか綺麗事で済まされてしまうが・・・残された家族の今後を考えると本当にみていて辛くなる・・・

人の命の値段か・・・・テーマが大変に重いので、本当に考えさせられたしまった・・・

しかし、どんなに立場違うけど人間歩みよる事、話し合う事で、心は通じるモノだと確信もした作品・・・

本作品、是非、加害者側のテロの人たちにも見て欲しい、そして、自分たちが起こしている現実としっかり見比べて欲しいかな・・・

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sally

4.0地味にして誠実な作りの成長譚

2023年2月16日
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鑑賞方法:試写会

難しい

911テロ被害者と遺族救済を目的とした補償基金プログラムの特別管理人を任された弁護士ケン・ファインバーグ。経営する事務所総出で無償で取り組む事からも、彼は悪人どころか善意の人。しかし完璧そうに見えて、メモ取りも出来なければ、家族と夕食する際の伝達も秘書に任せてしまうなど、自分では何もしない、何も出来ないという欠点が次第に明らかとなる。「規則だから」「ルールだから」として自分が打ち出した方針を推し進めようとするうちに被害者遺族との齟齬を感じ、彼は変わっていく。本作はファインバーグの成長物語でもある。
肝心の補償額算出の仕組みに細かく触れていない点は気になったし、冗長に感じる面もなくはなかったが、ドラマチックに盛り上げる要素を入れず、遺族たちの証言シーンをじっくり丹念に取り上げるなど、実に誠実な作りに徹している。これは本作の制作会社を設立したのがオバマ元大統領夫妻だからというのもあるだろうし、共和党(=子ブッシュ)への遠回しな批判なんかも、そうしたバックグラウンドを鑑みれば納得。
若干の“しこり”も残した終わり方にしているあたりに、様々な問題を抱え続ける大国アメリカの現状を垣間見た思い。

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regency

3.0命の値段など決めれるわけがない。。

2023年2月16日
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9.11の補償基金プログラムのために嫌われ役を買って出るも、当たり前に上手くいかない。命の値段に正解などないが、前に進むには基準を作ることが必要。遺族の悲しみに向き合う必要がある一方、正直そればかりでは事が進んでいかない。命の値段については、何が正解なのかは到底わからないが、作品を通して問題に向き合う姿勢を学ぶことが出来た。

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misato

3.0アメリカの被害者遺族は補償を受けられる、だが…

2023年2月16日
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鑑賞方法:試写会

神楽座の試写会にて鑑賞。
肝心の、命の値段の算出方法についてはあまり出てこない。補償金を一律平等に分けるかについても、富裕層のロビイストと結託した政府の権限で既に却下されているところからのスタートである。公平さとは何か。

個人的には、さんざん非難されていた補償額算出の数式や、不完全な基金の補償対象外となった人々をどのように救済するかについての具体的な修正事項についてもっと描いてほしかった。もっとも上映後のトークイベントでも語られていたように、現場のがれき撤去作用にあたったのが主に不法移民だったため、そこで健康被害を負った人たちは国の補償の対象外となり、基金が終わっても9.11の補償をめぐる戦いはまだ続いているとのこと。原爆被害や水俣病における戦いを思い出す。

ともすれば英雄譚としてのみ語られがちな9.11被害者のエピソードだが、英雄的な面を持つ被害者の「英雄ではない」面についても描かれていたのは良かった。

一方で、アメリカの被害者遺族は補償を受けられているが、9.11以後のアフガン・イラクの戦争において亡くなった民間人の犠牲者については何の補償もうけられていないんだろうなと考える…。公平さとは何か。

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Jax

4.5どんな法も保障も大事な人への気持ちには勝てない

2023年2月16日
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どんな法も保障も人が大事な人を思う気持ちには勝てない。一言で言うならこれかなあ。
自分に値段をつけるならいくらか、なんて考えたくもないけど、他人に値段なんてもっとつけられないよ。
すごい仕事だったと思う。
9.11の後に犠牲者に対して支払われる保障金を決める最終的な権限を持った弁護士の話なんだけど、ものすごく考えさせる話だった。

訴訟国家なので、大企業への訴訟を避けるために国が支払うことにした補償金なんだけど、とにかく人一人の価値を数千人分だから気が遠くなる作業だった。一人一人に必ず人間ドラマもあるし。

そもそも自分はいくらだと思う?
彼は仕事から得る報酬によって保障する値段を変えたのね。
膨大な人数を相手にしなければならないので、最初は彼が決めた「それぞれの収入によって決められた基準となる補償額を配る」という提案をしたの。それに遺族が猛反発する所から物語は膨らんでいくのだけど。

弁護士側にとっては保障額を支払う手続きが終わらない限り仕事が終わらないけど、遺族にしてみたらお金だけが問題ではなくて、故人が存在してたことが大事なのよ。
見てきたわけじゃない誰かの人生に対して、見てもないのに価値を決めるなって話なんだと思う。

人間って死ぬまでに膨大なドラマを残して死ぬけど、そのドラマが他人全員に同じ場面を見せるわけではないから、その時出会った人によっても評価も変わるだろうなと思うと尚更数字にされると納得がいかないというか。

そのために基準で切って保障していこうとしたんだけど、それぞれの人間ドラマがあるし、遺族からみたら全員平等に人間だしでなぜ人によって値段が変わるんだ!になってもまあおかしくないよね。。

一言で犠牲者と言ってもさすがアメリカだから国も40数か国の国籍の人がいらっしゃったそうだし、不法滞在の人々もいたしで、本当に大変な仕事だっただろうなと思った。
併せて観るように推奨された『世界一受けたい授業』は、ネタバレ観たくなくて帰りの電車で観たけど、映画で謎だった部分の補助になってとても良かったので、こちらもおすすめ。保存しといて後で見るといいかも。

9.11を知らない今の世代の子どもたちにも観せたい映画です。
すごく泣いた場面があったんだけど、後でエエエエエと若干裏切られた気持ちになった場面もあり。

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icco

2.0この監督の力量は疑問

2023年2月15日
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鑑賞方法:試写会

中途半端なカメラワーク、無駄なカット、面白みのない編集、ステレオタイプなキャラクター。せっかくのテーマが追求されていない。

また、俳優陣の力が活かされておらず、主人公が考え方を変えるに至る心情が描ききれていないため唐突感が残る。それは、キーパーソンであるスタンリートゥッチの存在をうわべしか捉えていないためでもある。

唯一エイミー役の俳優が良かったが、彼女の良さも十分には引き出されていなかった。

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jollyjoker

3.5荒波で始まり、さざ波で終わる。

2023年2月11日
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鑑賞方法:試写会

9.11の実話。こういうお金計算する専門家がいるんですね。
どういう計算式なのかとか、他者に指摘された部分とかが
具体的に描かれてなかったのは企業秘密だから??

色んな人の立場に立って思いを巡らすことが出来るので、

「同性パートナーはお金もらう必要あるのか・ないのか」
「愛人の子供にもお金渡す必要あるのか・ないのか」

とか、頭のまだやわらかい中学生とかクラス全員で見て感想・意見を言い合う。
とか、そういう授業向けの映画だな〜と思いました。

※配給会社のオンライン試写会で鑑賞させていただきました。

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ababi

3.5難しい課題

2023年2月10日
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鑑賞方法:試写会

「困難な仕事をやり遂げる」という社会派エンターテイメントとして楽しめますが、何とも重いテーマ。どの言い分も分かるし、遺族の話は涙なくして聞く事ができません。様々な状況の人がいて色々な意見があり、全員を満たすことはほぼ無理。こんな困難に取り組んだ人がいるという史実を知った事に価値があると思います。

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tomoboop