劇場公開日 2023年2月23日

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ワース 命の値段のレビュー・感想・評価

全87件中、41~60件目を表示

3.5変わっていく姿を自然に

2023年3月4日
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予告編では「感情に寄り添い、納得できる数式を提示した」
ように見えたが、蓋を開けてみたら
「政府を守るために、一方的に数式を押し付けた」
クソ弁護士だったとこからスタート。
まずお悔やみを申し上げる…って挨拶すらできてなくて、いきなり金の話なのは人としてどうよw。

しかし、遺族との対話を通じて自分が間違っていたことに気づき、いかに遺族へ寄り添うようになっていったかという展開で、リアリティがあって納得しながら観られました。

これ、主役の弁護士を演じたのが普通の役者なら「基金利用率の低さに屈した」おっさんようにしか見えないシナリオなんだけど、考えを変えていくのが自然に見えたのはマイケル・キートンの表現力なのかなー、などと思いつつ。

はじめから「被害者のために」という人権派より、双方の最大利益を考えながら、徐々に人の心を理解できるようになっていき、最終的には最適解を見つけようとするタイプの方が信用できるかもな、と思ったりもし。

ただ、どこまで弾力的運用ができたのかの具体的例はボカシているので、リアリティはあってもリアルじゃない、エンタメ作品ではありましたね。

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コージィ日本犬

4.5否定的な

2023年3月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

感想を見たくなかったので、1日様子を見ていました。ファインバーグ勝利の話とは思えず、人間の胸糞加減、歴史として我々が見ているもの、について考えさせられました。訴訟した94人の考えにも思いを巡らせたいです。クソみたいな人々・・でも仕事はきっちり取り組む?

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トミー

3.0大切なのは親身になってくれる存在

2023年3月2日
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鑑賞方法:映画館

9.11の被害者の命に値段を付けるという重いテーマの作品
「計算式」と言ってたら、そりゃ被害者家族から非難されて当然だと思います
公平なんて無理な事で
ストーリー全体としては、被害者家族のために交渉にあたった弁護士のケンの思いに感動しますが、最初「計算式」ばかり言ってたケンがなぜ途中から被害者家族の話を聞く事にしたのか、その流れが私にはあまりわからなくて、わりと唐突にケンの行動が変わったように思えました
私の理解力がなかっただけかもしれないけど、そこが残念でした
被害者家族を救ったのは、お金という部分もあるだろうけど、結局人は辛い気持ちを親身になって聞いてくれてそばにいてくれる人がいるという事が癒しになるという事なのかもしれません
とても印象に残った事、カレンの決断、すごいと思いました
ラストで、このケンはその後も何件も大きな事件の担当もされたという事がわかって、素晴らしい人だけど、そういう事件が何件もあるという事がとても悲しいです

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小町

4.0声に耳をふさがない、心が揺さぶられるLOST

2023年3月2日
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WORTH命の値段(邦題)
2019年にアメリカで制作
原題WORTH(価値)
主人公ケネス・ファインバーグ弁護士(マイケル・キートン)の主観で映画は展開していく様に見える。
アメリカ同時多発テロ9.11のNY
被害者遺族の補償基金プログラムのトップに立つ
これは被害者の労働~表面に見えるものに価値をつける役と言えるだろう。
ファインバーグは、遺族の声の底にあるもの、可視化できないものに寄り添えず反発される。
オペラの愛好家で疲れて家へ帰れば立派なオーディオルームでもヘッドフォンをつけて聴く安息の時を持つ、まるで他の音(声)に耳をふさぐ様に。
私たちもケン(ケネス)が聴いているヘッドフォンの音楽がスクリーンから流れてケンの主観にシンクロする。
しかし遺族〜9.11の鎮魂コンサートを聴いた時からヘッドフォンでふさいでいた耳が開く様に心が開き、遺族の心に寄り添っていく
ケンが心を開いていくことで、ついていけなかった弁護士チームも安定していく。
自らの価値観が変化したのは
7,000人あまりの被害者のドラマ・人生。残された者の喪失感に私たちも心が揺さぶられる。
どれだけ深い傷なのか
残された者の喪失感は20年以上経ても消えない。
忘れない…
監督サラ・コランジェロ、悼みを忘れない映画をありがとう。
#WORTH命の値段
#マイケルキートン
#映画

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gomako1933

1.0映画代金を返して!!

2023年3月1日
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鑑賞方法:映画館

既にどなたかがレビューで書いておられるように、せっかく良い素材に着目したのにレシピが悪く、しかも調理も下手で、結局不味いものを食わされた感じです。
非常に期待した分だけ余計に落差が大きく、全くのハズレ。

この映画を見て分かったこと。
特別管理人という制度があることくらい。

この映画を見なくても分かっていたこと。
一個人が国や巨大企業相手に裁判で争おうと思ったら、膨大な時間とエネルギーと費用が必要で、しかもほとんど勝ち目が無いということ。

この映画を見ても分からなかったこと。
どうして被害者・遺族はサイン拒否から一転して同意に変わっていったのか。
どうして主人公の特別管理人が被害者等への対応態度を変化させたのか。
それらがウルフ氏の発言やブログに起因するとすれば、スポットライトが当てられべきはウルフ氏である。
補償額の計算式FORMULAの内容が表に出て来ないのは、今後の事案に関わる恐れがあるので権力への忖度なのか。
また実際に個々人の補償額にどれだけの格差があったのか、そしてそれは途中で格差が納得できるまで縮小したのか。
こういう事柄を話に盛り込まなきゃ全然ストーリーにならない。

この監督の作品を今後二度と見ることはない。

全く蛇足ですが、
偶然にもつい先日、日本で「命の値段」につながる裁判がありました。
耳に障害のある少女が交通事故で亡くなり、遺族の方は逸失利益の損害賠償請求の裁判を起こしました。
被告(加害者)側は従来の判例により障害者には健常者の65%を支払うという主張をしました。
当然遺族側は健常者と差別される理由はないと拒否します。
大阪地裁の判決は健常者の85%を支払うというものでした。
その結果原告・被告双方とも納得できず上告することになったのです。
皆さんはどのように判断されますか?

ちなみに日本では逸失利益が確定しても、そこから一時金受領により将来受け取るであろう利息分(中間利息という)が差し引かれます。
単利計算によるものをホフマン方式(係数)、複利計算によるものをライプニッツ方式(係数)と呼び、近年は圧倒的に後者によるものが多いそうです。
またその元になる金利率は年5%で、ずっと変わっていません。
この低金利の時代にも非常に高い利率が適用されているのです。まったくポンコツ。

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Golgo14

4.0120分でまとめるのは難しいのかなー。

2023年3月1日
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実話、という事で話の流れは掴めたけれどこれだけの話を120分弱でまとめるのには無理がある気がするなー。わかりやすい展開ではらあったけれども。それとは別にマイケルキートンの信念と理想に悩む姿には引き込まれる。誰もが知っている事件だけにいろいろ考えさせられる。

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peanuts

4.0人を「公私」でわけないあり方

2023年3月1日
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 「一人の人間の死は悲劇だが、集団の死は統計上の数字に過ぎない。」この映画を見て、ナチス親衛隊、アドルフ・アイヒマンの言葉を思い出した。
 私自身の原風景として、95年の阪神大震災がある。当時9歳だった私は関東に住んでいたので、直接被災したわけではない。しかし朝のニュースが伝える神戸の街と、時間を追うごとに無機質に増えていく犠牲者の「数字」に、底知れぬ恐怖を感じたことを覚えている。最終的に6000人以上の犠牲者を出したが、「6000」という数字と、その数字に含まれる一人ひとりの「人」の存在を結びつけることが難しく、子供の私はただ漠然と怖かった。思えばあれが「死」というものを強烈に意識した初めての経験だったように思う。そして中学のときアイヒマンの言葉を知り、私は9歳の時感じた恐怖を思い出し、「人の死は数値化してはならない」と思い至った。

 「数字」というものは客観的である。本作のように政治と切っても切れないケースの場合、客観性を保つことはとても重要である。政治とは利害の一致しない他者同士の意見の調整の側面を持つからである。ケン(マイケル・キートン)も、始めは私情を挟むことを良しとせず、極めて客観的に物事を「前にすすめ」ようとする。70億ドルを遺族に「公平」に分配することはまさに政治的調整であり、「私情」を入れない「公的」な作業でなければならない。ケンが補償金額を被害者の収入、つまり一人の人間の「公」の側面で数値化したことは間違いではない。犠牲者のリストの名前ではなく、その隣に書かれた職業や肩書を見て補償金を書き込むシーンが印象的である。ケンは彼らを名前(私)ではなく、社会的立場(公)で見ていたということである。
 しかし、それと同時に亡くなった人々にはとても個別的で多様な「私」の側面がある。大切な人を亡くした遺族にとっては被害者は一人の「人間」であり、そこにはそれぞれ個別で複雑な「私」が存在する。そんな中で、「公」の側面しか見ていないケンに対して遺族が憤るのも当然である。ウルフ(スタンリー・トゥッチ)を代表とする遺族たちが訴えていたのは、人を公私で分けず、その存在そのものを認めるべきだという主張であったように思う。

 人の「公」の部分しか見ていなかったケンを変えたのが、個々の遺族との「対話」であったことがこの作品の素晴らしいところであろう。一人の人間の「私」の部分を知るには、対話を重ねるしかないからである。個別の対話を重ね、人や社会を多面的に捉える姿勢が我々には必要なのではないか。一人ひとりを大切にすることが、社会を、世界をよくする第一歩だと、改めて感じさせてくれた良作であった。

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のむさん

3.0友人があのビルにいた。。。

2023年2月28日
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911被害者の遺族のための基金設立と支払い、という難事業の物語。ややエピソードがバラバラで、焦点が絞られていない印象。

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t2law

3.023-033

2023年2月28日
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絶望、失望、喪失感、
人によって感じ方は変わる。
ましてや当事者とそれ以外では大きな壁が。

公平はあり得ない
勝者はいない

それでも尊厳を取り戻すために、
気持ちを奮い立たせる。

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佐阪航

5.0誠意は利害を超える。

2023年2月28日
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価値は、米国同時多発テロの被害者のことを伝えるという意味で、この映画の全てです。
命の値段は、映画の一部であり、重要な部分ではありません。
原題の方が、邦題より良いです。

米国議会によって認められた、米国傷痍軍人会があり、米軍の傷痍軍人およびその家族の援護を受けることができます。
日本軍による真珠湾攻撃の被害者は、米軍の傷痍軍人として、被害者の家族は援護を受けることができました。

米国同時多発テロの被害者を援護する組織も法律もありません。
保険に加入していた米国同時多発テロの被害者は、死亡保険や医療保険の金額を受け取ることができます。
保険に加入していない米国同時多発テロの被害者は、援護を受けることはできません。
米国政府と航空業界の企業は、米国同時多発テロの被害者に対して、援護をする義務は負っていません。
米国同時多発テロの被害者であろうと、なかろうと、不測の事故で死んだり、病気になることはあります。
米国同時多発テロの被害者は、訴訟を起こして、裁判になっても、敗訴し、援護を受けられない可能性が高いということです。
米国同時多発テロの被害者は、訴訟を起こして、裁判になっても、勝訴しても、航空会社が倒産すれば、援護を受けられない可能性が高いということです。
米国政府が、航空会社を支援しないだけでも、倒産する可能性があります。
この現実を米国同時多発テロの被害者も、米国政府も、航空業界の企業も、米国民も受け入れることできません。

下院運輸社会基盤委員会委員長を務めるアラスカ選出のドナルド・ヤング議員が米国航空運輸システムの継続的存在確保を目的として、
米国大統領に以下のことを要請します。
・テロ攻撃に使われた航空会社に対して、総額100億ドル(1兆5,000億円)を上限とする連邦政府の融資を行います。
・連邦政府の一時的運行停止命令によって被害を受けた航空会社に対して、総額5億ドル(7500 億円)を補償を行います。
・航空会社に対して、売上税納入期限延期を含む税制上の優遇措置を行います。
・米国同時多発テロの被災者に対する補償を目的として、法務長官が所管し、スペシャルマスターが運営する補償プログラムを設置します。
航空会社に税金を使用するのに、被害者に税金を使用しないというのでは、米国民の支持は得られないということです。

スペシャルマスターが、この映画の主人公です。
補償プログラムが、9.11被害者補償基金プログラムです。
9.11被害者補償基金プログラムを作り、裁判ではない方法で、米国同時多発テロの被害者を援護するということです。
9.11被害者補償基金プログラムには、期日までに、米国同時多発テロの被害者が参加しなければ機能しません。
このような背景が理解できていないと、エンディングも理解できないと感じています。

事実に基ずく映画ですが、会話を中心としたヒューマンドラマの映画です。
映画は、分かりやすく作られています。
政治家、実業家、被害者や被害者の家族という人はほとんどいないので、どの登場人物にも感情移入はしにくい映画です。
米国同時多発テロの被害者には、24人の日本人が含まれています。
主人公たちは、全米だけでなく、日本はもちろん、全世界に行ったということまで描いていれば、もっと良い映画になった気がします。

国のために働きたいと考えている人には、お勧めできる映画です。
国のためと言いますが、相手にするのは政治家や実業家で、どういうことになるのかが理解できます。
期日と予算は決まっていて、人は限られ、失敗はできないという仕事に関わったことがあるという人には、仕事映画としてお勧めできる映画です。
米国社会の格差を描いているというところも良いです。
国のために働くとは、割りの合わない仕事なので、無報酬で受けるくらいの覚悟がないと、できなかったと感じました。

自分は、米国人を相手に仕事をしたことがあるので、孤独な立場、失敗できない重圧、裁判のリスクという主人公に共感することができました。
米国では、誠意を持たずに仕事をした米国人が目の前で、所属企業ごと出入り禁止になり、解雇される厳しい現実も見ました。
出入り禁止になった企業までの責任を、上司等の許可も得ず、自分で勝手に引き受け、仕事を成功させたというのは、自分しか知らない事実です。
自分の企業が、米国企業に誠意のある対応をせず、取引禁止になるところを、自分が米国へ出向き、誠実に対応し、新しい契約のサインを得られたそうです。
米国以外にも色々な国々の人を相手に仕事をしてきましたが、日本人に対する偏見はありますが、誠意を尽くせば、信頼を得て、仕事を成功させてきたと自負しています。

米国同時多発テロから、22年以上経過しています。
若い人は、米国同時多発テロを知らない人も多いでしょう。
米国同時多発テロについて知りたい人は、米国同時多発テロに関する映画「ユナイテッド93」、映画「ワールド・トレード・センター」、
映画「華氏911」、映画「ゼロ・ダーク・サーティ」、映画「モーリタニアン 黒塗りの記録」やアフガニスタン戦争に関する
映画「ホース・ソルジャー」、映画「アウトポスト」、映画「キル・チーム」やイラク戦争に関する映画「フェア・ゲーム」、
映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」、映画「バイス」、映画「バグダッド・スキャンダル」を鑑賞すると良いでしょう。

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ノリック007

3.5もう少し良い作品にできた気がする テーマが良いだけに 勿体無い

2023年2月27日
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もう少し良い作品にできた気がする

テーマが良いだけに

勿体無い

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jung

3.0ちょっとテーマとずれてる気も

2023年2月27日
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マスゾー

5.0観るとよいですね

2023年2月27日
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地味ですが、とてもよいです。
妙に説教くさくなくて淡々と真面目で感動します。
すっかり社会派のキートン選手、頭薄くなってからの方が断然よい。

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越後屋

4.0さらりと

2023年2月26日
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表面をさらりとなぞったような、良くも悪くもあっさりとした作品。
後半の内容にもっと焦点を当てて作って欲しかったなとも思いつつ、この軽さが見やすいのかもとも思いました。

ケンはケンなりに遺族のために行動しているのだけれど、やはりそれは遺族個人の感情などは無視した「案件」に対する行動で、長年こうやって仕事してきたんだなと思わせるマイケル・キートンの演技が本当に素晴らしい。

遺族らの面談シーンは毎度感情移入してしまって涙なしでは見られませんでした。。。

ラストに、ケンはこの9.11後も銃乱射事件やテロ事件などの被害者遺族への補償対応にも従事したとの字幕がポンと流れるのだけれど、その数行にすごく考えさせられるものがありました。

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ぞの

4.0命の値段

2023年2月26日
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〜自分が同じ事件で死んだら自分の値段はいくらだろうか?〜
と考えさせられる作品。とくだん大きな出来事が起こるわけではないけども、主人公や職場の仲間が被害者家族に話を聞くシーンが多くエピソードがリアルでちょっと泣いてしまった。

集団訴訟を避けるために同時多発テロの被害者たちに「金額」を付けて被害者家族に渡すという話だが主人公のケンが悪いわけじゃないのに何かを投げつけられたり「お前も死んでしまえ」などと言われるのは違うなぁと思った。。

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コップのサチ子

4.0身動きの取れぬ誠実な人

2023年2月26日
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悲しい

知的

難しい

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berkeley

4.0正義感を試す映画

2023年2月26日
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悲しい

知的

難しい

難しい作品でしたね。内容ではなく取り扱った題材がです。
人の命の値段なんか千差万別でしかも数式で答えるなんてことは誰だって嫌でしょう。マイケル・キートンは良く演じていたと思う。非常にいい年頃の役を上手く演じられる俳優になったと思う。

実話ですがアメリカ映画らしかった。訴訟問題映画はアメリカの十八番であり、弱者救済の為に途中で自分の築いて来た信念を変え、そして相手に理解させて勝利を掴みとる。

9月11日の悲劇は世界を大きく変えてしまったから、こういった案件の仕事をしている方はホントに大変でしょう。

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エンジェル・ハート

4.0お金ではない何かを探しあぐね、辿り着いた結論は?

2023年2月26日
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泣ける

知的

難しい

我が国於いても、「命の値段」の算定は日々行われており、
裁判であれば、損害賠償金として示されるし、
保険でもそれは同様。

もっとも金額は法律で規定されているわけではなく、
年齢や年収等を勘案し都度算定され、
保険会社等であれば、独自の算出式は当然持っているのだろう。

とは言え、短い期間で、七千人もの犠牲者とその遺族に
補償金を分配するのは極めて稀ではないか、
ましてやそれが「9.11」によりもたらされたなら、
猶更の困難が伴うのは容易に想定でき。

もっとも、この基金が創設された経緯は相当に胡散臭い。
訴訟に持ち込まれれば長年に渡って経済活動が停滞し、
その影響は広大になると危惧する
国家と企業の妥協と打算の産物。

期限を短く区切る理由もまさにそこにあり、
誰も遺族のことなど考えてはおらず、
要は体の良い外向きのパフォーマンス。

一方、その大事業を、
あろうことか無償で引き受けた『ケネス・ファインバーグ(マイケル・キートン)』には
彼なりの矜持が。

企業を相手に裁判を起こしても、何時結審するかも不確実な上に
必ず勝てる保証は無し。

で、あれば、この制度を利用した方がよりメリットがあるだろうとの
一種の親切心。

「命の値段」を算出する式を創り、各人の状況を当て嵌め、
ビシビシと提示する。その利点を大いに強調しながら。

にもかかわらず、目標とする八割の合意には遠く及ばず、
殆どの対象者から喰らう総スカン。

その背景には何が有るのか、と
果たして主人公は目標を達成できるのか、の
二つが見所のわけだが・・・・。

一般的に算定される「命の値段」には(先に挙げたように)軽重があり、
とは言え
テロに巻き込まれて亡くなった親族からすれば
納得できぬのは心情的にも理解。

勇敢に闘った消防士だから、
証券会社に勤め年収が高いのだから、等の
思惑はある上に、他者へのやっかみも当然存在。

あまつさえ、八つ当たりする人間も出て来る始末で
『ケネス』も彼のスタッフも次第に追い詰められる。

しかし答えは、ある意味、判り易い所に。
要は、人と人との繋がりは、どこから始まるのか、との
原理原則。

提示される数式と金額ではなく、
言葉による対話と、
相手の立場に立ったカスタマイズが
事態を解決に導いて行く。

私欲は無いとは言え、
学者肌でビジネスライクな『ケネス』が
次第に変化する経緯は感動的。

そのカギとして用いられる、
犠牲者の家族の心情の吐露は
当然のように涙を誘い、
これで心を動かされない人間は
果たして居るのだろうかとの思いを強く持つ。

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ジュン一

3.5マイケルキートンがいい!

2023年2月25日
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大阪ぶたまん

4.0ずっと気まずい

2023年2月25日
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主人公の考え方と共通点が多く、しんどかった
見る人によってはホラーなんじゃないか

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Non