「さらりと」ワース 命の値段 ぞのさんの映画レビュー(感想・評価)
さらりと
表面をさらりとなぞったような、良くも悪くもあっさりとした作品。
後半の内容にもっと焦点を当てて作って欲しかったなとも思いつつ、この軽さが見やすいのかもとも思いました。
ケンはケンなりに遺族のために行動しているのだけれど、やはりそれは遺族個人の感情などは無視した「案件」に対する行動で、長年こうやって仕事してきたんだなと思わせるマイケル・キートンの演技が本当に素晴らしい。
遺族らの面談シーンは毎度感情移入してしまって涙なしでは見られませんでした。。。
ラストに、ケンはこの9.11後も銃乱射事件やテロ事件などの被害者遺族への補償対応にも従事したとの字幕がポンと流れるのだけれど、その数行にすごく考えさせられるものがありました。
コメントする