「身動きの取れぬ誠実な人」ワース 命の値段 berkeleyさんの映画レビュー(感想・評価)
身動きの取れぬ誠実な人
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Worth
実話に沿ったストーリーのため突飛な解決法は無い。慎重な描き方にならざるを得ないが、何事もそうだが全体へのプレゼンだけではなく個別化した対応が最後に救いになるのだ。そのことが最終的に集団としての動きも生み出していく。
主人公率いる事務所は無償で嫌われ役を引き受けながらも最後まで仕事を行う、悲しみの立場の思いと汲むしかないこと、戦時中の国としての機能の維持、欠落していく人々の行き先、当時に起こったであろう様々な現実が想起される。
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