「妖精パック、怪しすぎますって(笑)」ゲネプロ★7 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
妖精パック、怪しすぎますって(笑)
『ゲネプロ★7』堤幸彦監督
ファンの皆さまには申し訳ないが、竹中直人(大物政治家役)以外は知らない方ばかりで、あまり期待せずに見始めたが、予想以上に面白かった。
ゲネプロ(ゲネラルプローベ)、意味合いとしては「本番さながらの最終予行」だろうか。
クラシックコンサートなどで、本番と同じステージでおこなう仕上げで、最終リハーサルになる。
舞台演劇の世界でも、ゲネプロという言葉を使うことは知らなかった。
サスペンスミステリーの範疇に入るのだろう。
シェークスピア戯曲の主役が一堂に会する「劇団SEVEN」の舞台稽古が本作の設定だ。
ハムレット役、リア王役、マクベス役、シーザー役、オセロ役、ロミオ役…
ん? なんだ?
「妖精パック」?
匂うな、匂うぞ。。。
怪しすぎだろ(笑)
調べてみると、決して架空ではなく
『真夏の夜の夢』に登場するようだ。
※妖精パックは、シェークスピアの創造物ではなく、とても一般的な存在らしい。
にほん昔話で言えば、 ”いたずらキツネ” のような頻出キャラのようだ。
公演前に急死した劇団の絶対的リーダー・蘇我。
◆彼が仕組んだのか?
◆まさか生きているのか?
◆現実の出来事か?
◆幻想か?
展開は安直のような気もするが(笑)、ラストシーンは嫌いではない。
オーソドックスかもしれないが、タネ明かしされるよりも良いので☆2.5
コメントする