ヨウゼンのレビュー・感想・評価
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後半が素晴らしい!
中国の3Dアニメ。
はるか昔、戦乱の末、多くの仙人は、落ちぶれて懸賞金稼ぎをしながら生活していた…。前半は、主人公は賞金稼ぎをしている。
前半が良くない。派手なバトルシーンが続くが、設定やキャラなどに既視感があり、興醒め。脇キャラもあまり魅力的でない。
空飛ぶ船はまだ許容範囲かもしれないが、ボート状(ナウシカのガンシップみたいに)の乗り物に乗ったり、ゴーグルを着けていたり、そういえばハーモニカみたいなのも出てくるし。中国の仙人の話だよなぁ?
でも、後半が素晴らしい。
母と子、叔父(主人公)と甥、それに主人公の妹、叔母が絡んで…。
それでお師匠様と戦う。保身に走ったお師匠様をやっつけて、人間たちの世界を平安の世にするために(だったと思う。だんだん話の方向わからなくなるが、なんとなくそんな感じだと思う)。
女仙人の妖艶さや、山水画のような中国らしい風景や、時空を超えてのバトルシーンは、それぞれのキャラが明確になり、その設定と相まって深みが出て見応えがある映像だった。日本のアニメにはない味わいだった。
やはり、中国らしいアニメを見てみたい。
ROCK'NPOP
"新封神演義" シリーズ第2作。
通常スクリーンで鑑賞(吹替)。
原案(封神演義)は未読。
中国神話に馴染めるかなと思ったが面白かった。美麗映像で描かれるSFファンタジーな摩訶不思議世界に圧倒された。
佐野晶哉の吹替、とても上手い。晶哉の顔とキャラの顔が似ている。もしかしたら、それが起用理由だったりするのかも。
Aぇ!groupによる主題歌「ROCK’NPOP」を映画館の音響で聴けたのも嬉しかった。映えまくっていた。
しかしながら、エンドロールが3つもあるとは予想外であった。VFXスタッフの多さに度肝を抜かれた。超大作だ…
事前に知識があるとより楽しめる
世界は地上と天界に分かれている。地上はちょうど晋の時代。
今回は天界での冒険がメインとなるが、その設定が楽しい。人々は飛空艇で浮島の間を移動する。住人は仙人だったり、妖怪だったりが入り乱れている。
多重構造の都市あり、仙境あり、カジノ都市あり、監獄島あり…色々なロケーションをめぐっていくので目に楽しい。
人間関係がちょっとわかりにくかった。つまりヨウゼンの母が桃山に封印されてて、ジンコウの母は華山に封印されてて、今回何とかしないといけないのは後者ってコト…?
※後から調べると、「宝蓮灯」という物語がベースになっているらしい
中国の有名な仙人・楊戩の逸話や師弟関係が重要な役割を担っているので、予習していくと理解度が深まりそう。
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