「お母さんと咲太が2年ぶりに再会」青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない シマリス琥珀斎さんの映画レビュー(感想・評価)
お母さんと咲太が2年ぶりに再会
この映画、題名から想像すると、
ランドセルガールが思春期症候群になって、それを治す話かと思うじゃないですか?
全然違って、
咲太が思春期症候群になって一人の救世主に助けられる話です。
テレビシリーズと立場逆なだけで他と似てます。
ランドセルガールは助け役で出るけど、正体は謎で、もしかすると次のシリーズに繋がって行く存在かも(原作買ってるけど一冊目しか読んでないので、この映画の先は知らない)。
ランドセルガール詮索より、咲太は直近の心当たりの原因に、全身全霊真心でぶつかっていき、幸せを勝ち取りますます。
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(ボクのプライベートな話)
これみたとき、この映画と比べて、咲太と比べて、
自分の人生や過去を後悔しました。
でも、よく考えると、もしも幼いときにこの映画をみていたとしても、あのボクの状況では、やっぱり親に嘘だと言われたり、親に恥かかせるのかと言われたりした否定の壁や、傷害事件事故の話を先生や警察にするのは、人の優しさの未来より人に責められる悪夢を確信するフォースの暗黒面のボクにはできなかったはずと、再計算した。
だから、ボクの人生は仕方ないの塊で、
ボクなりに生きるしかなくて、
それでいいんだ。
他人の涙を、見ても、共感できないボクじゃ、できることは限られてるけど、
自分の過去ストーリーは、誰かにアドバイスする糧に二回ぐらい使えた。
ボクのアドバイスは、たぶん、ぷらまいぜろ、で、結果の好転に繋がったかはわからないけど、
これからさきも自分のストーリーは覚えているし、きっとボクは変わらないまま生きていくとおもいます。
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(映画の外側の話)
ところで、ランドセルガールって題名にあると、なんかロリコンホイホイなのかなって、変な映画なのかなって思われそうで、題名で損してる気がします。
まあ、今年は地震来て飛行機事故来て、この一月に映画観に行く合理的理由はなかなか保てないかもだから、
安全な家で有料配信で見るのがいいのかもだけど。
だから映画館にいって地震にあうリスクは背負わない、ロリコンホイホイ題名の映画は映画館では見ない、のも、アリです。
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(映画の外側の話)
来場者特典で20ページ(10枚とじ)のA5サイズの『STAFFお疲れ様本』貰いました。
監督、脚本、作画監督、原画などのスタッフの、ご挨拶や、絵が、ありました。
クリスマスカードや年賀状みたいな感じにとらえました。
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(ボクのプライベートな話)
ボクの過去の判断は、知ってたけどやっぱり間違っていて、本来は全てを大人たちに話して、謝罪して、その結果として認めてくれる信用できる大人を確かめて、その地域社会のなかで生きていくべきだった、というのが、ずしずし心に乗ってきて、わかっていたけど、再確認で過去のボクが何度も徹底的に否定されてるようでした。
まあ否定してるのは今のボクで
頭悪いから隣の芝生が青く見えてるだけで、
たぶんボクが子供のとき先生はそれなりに調べをつけたはずで、
先生はボクの受けの姿勢にたいして、
無視か消極的に庇う選択をしたんだろうから、
グレーなラインで、何が良かったかは、人間には判断できない事態だったとも思えるし、まあ仕方ない。
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そんなことを考えさせられました。