「バキュームカーって、知ってる?」せかいのおきく Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
バキュームカーって、知ってる?
TOHOシネマズシャンテで「せかいのおきく」を。
電車トラブルで到着が15分程遅れて本編の頭2分位見逃す。私と同時に入場した人3名あり。皆電車遅延の影響かな。
章立ての構成で章の終わりのカットのみカラーになるモノクロ作品。映画は、江戸の終わりに下肥回収を生業とする池松壮亮と寛一郎の二人と武士の娘黒木華の青春物語。
モノクロームの画面の中で黒木華が素晴らしい。特に途中で声を失ってからは台詞無し、全て表情等で表現して見事である。
昭和40年代は、まだ東京23区でも完全に水洗化されてはいなくて東京都のバキュームカー(手桶で汲むのではなく、吸引式)が各戸を便回収に回っていた。我が家も昭和44年に家を新築して引越した時に水洗になった。
私が昔住んでいたのは戦後に建てられた木造の官舎で、現代では信じられないかも知れないが居間のすぐ横に便所があり、その下に肥溜めがあったという事になる。
昔を思い出してしまった。
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kazzさんのコメント
2024年6月22日
私の郷里(岡山県岡山市)の実家はまだバキュームカーのお世話になってます!
周囲のお宅はとっくの昔に水洗になってますが、我が実家は公道から離れて奥まった場所に建っているため、家まで汚水管を自費で引き込まなければならず、生前の父親が拒否して今に至ってます(泣)