きみの色のレビュー・感想・評価
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とても長くて退屈に感じる色だったな。
台風10号とかけて、総裁選と解く、その心は・・・
ズバリ迷走しているでしょう。
こんな進路軌跡見た事ない。そして人知れず熱帯低気圧に・・・
迷走台風は現政権の如くやがて消滅へと。
昔は身の詰まった円形暴風雨だったのに、昨今はまるで浮き輪。
中心円の風が弱く周囲が豪雨で。迷走浮輪台風ですな。
そんな週末を避ける様に、公開初日に「きみの色」見ましたよ。
兎に角、色が全体に優しいね。女子力Maxって感じのふんわり感色。
人の存在、浮き出てくる感情色(オーラ)が見えちゃうミッション・スクールに通う女子高校生 日暮トツ子。このほんわりとしたオットリ性格の女子が主。
と或る事で同じ学校を辞めた作永きみと、島の医者の息子 悩める影平ルイと一緒にバンドを組んで周囲の人に自分たちの存在価値を曝け出して行く~って展開。
この手のバンド系作品はアっと言う間に 完成曲を幾つか聞いたら終わっちゃったってぐらい時間が短く感じる物なんだがな・・・
上映100分が凄く長く感じましたわ。
つまり ワクワク感やトキメキ感が少なかったって事なんでしょうね。
企画・プロデュース : 川村元気氏
監督:山田尚子氏
脚本:吉田玲子氏
上映時間:100分
------キャラCV
日暮トツ子:鈴川紗由さん
作永きみ:髙石あかりさん
影平ルイ:木戸大聖さん
シスター日吉子:新垣結衣さん
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シスタ―は新垣さんの声ね。シスタ―も昔バンドにハマってたとか。
でもこの振る舞い・・・”合宿と言う事にして” この発言。何か問題をヒタ隠そうとしてませんかね?
皆、色々と嘘ついてヤバくなって。それで これではイカンと、親に先生に本当の事を話して。地味だけど 理解してもらう所、そこは良かったかな。
でもシスタ-の ”合宿と言う事で”って・・・唐突な戸惑いが。
男女が古い壊れた教会で一晩をって。心配して どんなけ純なんだよ~。
なんか今時じゃ無いなと思うんだよね。そこは観客の感じた思いと乖離してしまいそう。もっと違う表現に変えられたと思うんだけどな。
最後の聖歌発表で皆の前でバンド演奏。この3曲はまあまあ良かったかな。
3曲目は力入ってたと感じたけど。
そして 春から大学生になり遠くへ船で行くルイ。
トツ子ときみの二人が 船に向かって大きく手を振り
最後に船上からルイが手にしたカラ-紙テープが大空に舞ってゆく~。
とっても美しい場面に思えますが、うーん ココだけでしたでしょうかね。
純粋に偏り過ぎててモノ足りない、そんな気がします。
3人イイ子過ぎるでしょう。もっと悩めよ、若者たち。
シスターが新垣さんなので、”違国日記”と 被って見えましたわ。
ご興味ある方は
劇場へ。
映像の力と、観客が補完するということ。
それぞれに事情や青春の鬱屈を抱える高校生たちがバンドを組み自己を表現する、というような具合に、あらすじはとてもシンプルです。
この映画にとって重要なのは、アニメでしかできないさまざまな手法を用いた色とりどりで美しい映像表現であり、それが単純なストーリーにも深みを与えています。そして、キャラクターそれぞれの事情や鬱屈があまり深く描かれることはありません。具体的なことはわからないことだらけですがそれがフラストレーションにならないのは、描かれる必要がないからでしょう。観客の殆どはそれぞれの経験の中で皆そのような感情を経験しているはずで、観客自身が勝手に補完するということを計算の上で表現されているものと感じます。必要以上に内面に深入りしないことによって、観客に必要以上にネガティブは感情を生じさせず、気持ちの良い映画体験を生んでいます。それが薄っぺらに感じられないのは、映像の美しさに加えて、キャラクターのいきいきとした繊細な芝居がもちろん大きな要素としてあります。
それにしても、確かめようがありませんが、テルミンの演奏がアニメでこんなに本格的に描かれたのは始めてのことなのではないでしょうか。劇中バンドの楽器編成や音楽もとても面白く、逆に普通のロックバンドものであるかのように見えてしまうポスタービジュアル(演奏シーンの3人)が残念になってきます。エンディング主題歌のチョイスと言い、おそらく一般的に幅広い層への訴求を狙ったものでしょうが、山田尚子監督の名前を知らない人たちにはよくあるバンドものとしてあまり魅力的に伝わらず、山田尚子監督を知っている人たちには何だか山田尚子作品っぽくない感じと受け止められてしまったのではないかと思います。色とりどりの美しい映像表現が感じられるビジュアルにしてほしかったというのは個人的な感想です。
いずれにせよ気持ちの良い映画ですし音楽も素晴らしいので、音響のよい劇場でもう一度観るつもりです。
何もかもが悪い意味で『甘い』駄作
まず前提として自分はリズと青い鳥の大ファンです。何回も見てその繊細な感情描写と、甘えのない客観的かつ愛に満ちたふたりへの目線に感服しました。
聲の形も、展開が強引なところはあったがそこそこおもろかったです。
だけど、今回の映画。
なんですか、これ?
ただただ思いつきと作者の都合で流れていく強引な展開、その割にドラマの軸もなく散漫で、山田尚子さんの好きをぼんやり並べただけの価値のないもの。
キャラクターの葛藤も浅く、その解決もやりたい演出のオマケで「なんとなく形だけ整えた」ようなもの。
なんか名作作った監督さんって、自分に甘くなって視野が狭くなって、こういう作品に逃げ込みがちですよね。
押井守がパト2、攻殻機動隊以降、パッとしない思い込みの垂れ流し的作品を続けてたことにも近いです。
原作キャラをお借りして、足りない部分を埋めてもらって、良い距離感で作品作ってた一番評価されてた時期を忘れないで生涯謙虚に創作してもらいたいものです。
後、作品内での「音楽」の置き方が本当に雑で、響け!ユーフォニウムというあれだけ真剣に音と向かい合った作品からなんも学んでないんかなと。
練習もろくにせず、才能裏付けもなく(色がどうこうといった曖昧なものはありましたが)、思いつきでパッとやったものが、何故か大評価されて客は踊りだす…みたいな作者の内面願望ご都合世界。
そもそも見せ場のライブシーンに関してもたいしたドラマがなく、とりあえず置いただけの家庭の事情が「なんとなく」解決するだけで感動のかけらもない。
雰囲気だけで良いという一部のファンだけ見て、これで良いんだと突っ走ることがないように、謙虚に初心に帰ってほしいと山田尚子監督には心から思います。
大好きだった作家が、これから一生自己愛垂れ流していくだけの作家に変貌することほど悲しいことはないので。
でもまぁそういうの心地良いんでしょうね。
そういう「気持ちよく作ってるな」というのだけは悪い意味で伝わってた映画でした。
まぁとりあえずご都合なキャラの発作で話を展開させる開き直り、演出家のエゴだけは最低限なくして欲しいものです。
危なっかしい
殆ど初心者の3人でバンドを組んで、人前で披露するなんて何だかとても危なっかしい感じがしましたが、それなりにまとまってたし、みんなも乗ってくれて良かったですね。何となく色んなものから逃げていた3人が前を向いて行くキッカケになって良かったです。
淡い青春の1頁 。
トツ子、きみ、ルイがとつじょバンドを組むことになり友情を育んでいく。
トツ子の ”バンドやろーぜ” 発言が唐突過ぎて、言った本人すら、アワワヽ(;´Д`)ノ、私はいったい何てことを口走ってしまったんだ状態でうろたえてしまっている。
カトリック系の高校に通い毎日祈りを捧げる敬けんなクリスチャンだから、神の啓示、天啓が閃いたに違いない(^^)。 「汝ら3人、バンドを組むべし」
トツ子をしろねこ堂に導いた白ネコさんも神の御使いで、3人の出会いも神の御業であり奇跡の出逢いである。ウンウン(^^)。
ただしルイ君は”作永きみ”をナンパした感がチョッピリある。行きつけの古書店でキレイな同世代女子がギター弾いているとなれば、そりゃあ同世代男子が気にするのは当然である。
やっぱしルイ君、チョッピリではなく、ガッツリ ナンパである。
3人にはそれぞれ抱えた悩みも有るのだが、それを深く詳細に描いてドラマにして行くわけではない。回りから見れば別にドラマチックでもセンセーショナルでもない普通の日常かもしれない。
だけど3人にしてみてば新しい出会いとバンド活動はかなり刺激的であり、個々に抱える事情も当人たちにとっては重いものである。そして映画ではそれに伴う喜びや悲しみの感情が、表情、しぐさ、色、音楽で細やかに表現されていく。
印象に残った所など
・トツ子が学校を辞めたきみを探す。だけどトツ子は、きみの色を見つけられない。トツ子の回りは白く色褪せてしまう。
別れや何かを失ったことで心にポッカリ穴が空き、空虚感から世界が色褪せて見えるのは、これまた皆さまご存知のとおり。
・トツ子ときみが懲罰のゴミ拾いをする。これ高校時代のの思い出としていつか懐かしく思い出されるやつかもしれないと思った。
・シスター日吉子がトツ子にロック系のバンドGod almightyをやってたことを消し去りたいと言うと、トツ子はお気に入りの祈りの中の一節 「変えられないものは受け入れるウンヌン」を伝える。
「おお、シスターも若い頃はブブイブイ言わせてたんだな。けどシスターにとって消し去りたい黒歴史なのかな? 」 などとも思った。
・島を去り東京へ向かうルイ君。ルイ君の乗る船に気づいたきみは埠頭を走る走る。埠頭を走るきみにルイ君も気付く。僕はこの船から見た埠頭とそこをダッシュするきみの遠景が1番好きな場面だ。トツ子も後から走る走る。
埠頭の端まで来た2人は船に向かって大声で叫ぶ。この時のきみの叫び声がスゴくて、声優さん声つぶれちゃわない?大丈夫?などと余計な心配をする。
・観賞後、ポスターのタイトルを見て 作永きみの ”きみ” と”君” のダブルミーニングであることに気付く。
気付くの遅えよオレ、何でフライヤーや 映画.com の解説読んだときに気付かんかなあ。せめて鑑賞中には気付けよと思った次第である。ずっと ”君” だと思ってた。
すごく優しい気持ちになれる
「けいおん!」からのコンビ、山田尚子監督と吉田玲子脚本作品なので公開を楽しみにしていました。
人に色を感じる女の子トツ子が綺麗な色を持っていることで惹かれたきみちゃんとひょんなことでバンドを組むことになったルイ君の3人の青春物語。
物語全編、悪い人が出てこないからスリルやサスペンスとは縁遠く、観る人を選ぶかもだけど、自分としては優しい雰囲気は良いなぁと思うし、観終わった後もふわりとした気持ちになりました。(特に学校の先生であるシスター日吉子の心配りはジーンとするものがあった)
京アニ時代の作品「リズと青い鳥」に通じる、いやそれ以上のゆっくりとした流れで、最後の方はきみちゃんがルイ君に恋している感じが出てるんだけど、それがほんのりと感じるところで抑えていることがすごく好ましかった。
クライマックスのバンドの演奏も素人っぽさが出ており、(楽器もキーボード2人とギターとテルミン??)今のブームであるバンドアニメとは一線を画す物語と感じました。
教会と市内電車で九州出身ならすぐに舞台は長崎市内だと思いましたが、エンドロールで上五島ってあったから、えつ!ルイ君は上五島に住んでるの?長崎市内と上五島ってそんなにすぐに行けるの?って疑問はありますが、その辺はアニメの御愛嬌ってとこですかね。
賞を取るのも納得 絶妙なバランス感に拍手
話題に上がり始めてから情報をなるべく耳に入れずに鑑賞。
先入観は少な目での感想。
3人だけじゃない 先生や親も含めてそれぞれが良い距離感だった
出会いの場所となったしろねこ堂もワクワクさせるけどファンタジー過ぎずステキだった。
もっと色をゴリゴリに押してくるかと思ってたけどそうじゃなかった
色についての能力が一つの色になっているっていう感覚は見事だったし
音楽で個性を出し、それぞれの色が混ざる、包み込む表現は美しかった
ステキなセンスの世界観。世界に受ける世界観だと思った。
不思議さと現実の交差するアニメの世界でテルミンをぶち込んできてカセットに録音
表現は語彙力無くて申し訳ないけど正直しびれました。
見てるだけ、聴いてるだけで鳥肌が立つことが多く、さすがの展開と音楽。
海外の人だったら終わったらスタンディングオベーションだなーと
自分も拍手をおくりたいと思いながらエンドロール後も席で少し余韻に浸っていました。
先生も見事だったなー。ガッキーぽい役だなーと思ってたら
そのままガッキーだったのはちょっとうれしかった。
映画館で観るべき作品。
がっかりしました。
半年前から楽しみにしていた本作品。
端的にいうと全く面白くありませんでした。ここまでお金を払って後悔したのは、過去を振り返っても覚えがありません。
主人公日暮トツ子は人を色で識別する女の子なのですが、まず第一にこの設定がいまいち活きていない気がします。
様々な葛藤や悩みを前にしてそれを色で表現するのかと思いきや、特段何か起こることはなく淡々と物語が進んでいき観ているこちら側は見事な肩透かしを喰らうことになります。ちなみにこの現象は他のキャラクター、ひいては作品全体で行われます。
それでも時には各場面で色が交わり、そこから発展するようなこともあるのですが、私的には誰かとの対話や他の人物が感情を波立たせた瞬間には「こういう色になるんだ」といった内面での発露を視覚的にわかりやすく表現して、もっと色を全面に押し出した内容にすれば良かったと思います。
他二人のバンドメンバーについても色々ありますが、特に作永きみの退学に関しては疑問が浮かぶばかりです。高校生という親の庇護下にありながら(彼女の場合は祖母)独断で学校を辞めるという決断をする、というのは百歩譲ってのみこみましょう。ですが、厳格かつ格式高そうなミッションスクールで、親元に何一つ連絡がいかないというのは如何なものでしょうか? その上辞めた理由がしょぼすぎます。いくらなんでも見切り発車すぎて、若さ故の過ちという一線を超えた向こう側に彼女は立っています。つまり意味がわからないのです。
そしてバンドメンバー唯一の男の子影平ルイに関しても、とってつけたような悩みでそこには物語としての面白みが感じません。
というか演奏シーンの最後の曲、シスター日吉子と主人公の友達以外は初見だった? にも関わらずなぜあんな仲良く踊ってるんです? 腕を組んで楽しそうに踊っていたシスター達も少し前まで、一ヶ月の反省文と奉仕活動させてましたよね?
最後の最後に安っぽいミュージカルを見せられて、これで溜飲が下がると思っていたら大間違いですよ。いつだって、観客は置いてけぼりになってました。
しまいには演奏後にバレエを踊って、不意に「色がわかった」なんて言われてもこちら側は「?」で一杯です。
公開二日目、シアターには三百席も用意されています。
ですが、七人しかいませんでした。選りすぐりの精鋭達です。
その精鋭達が明かりがついた直後、余韻に浸ることもなく皆同じようにして俯き、背中を丸めながら一直線に同じ方向に向かって歩き出しました。
帰りのエレベーターに精鋭の内、私含め三人が同乗していましたが、その内の一人が携帯を見ながらため息を吐いていたのは忘れられません。
それがこの作品の完成度を物語る何よりの証左だと思います。
青春群像劇の(数回の鑑賞後に評価アップ)
プロットのような、基本形をなぞったような作品。
しかし見所や面白さがない訳ではないので、鑑賞に耐えうるに充分だと思う。
まずトツ子ちゃんがとても可愛いこと。
容姿ではなく性格や行動がとても可愛らしい。
彼女は人が発する色が見え、たまに変な子扱いされるらしい。
キミちゃんは優等生である重圧に耐えられず学校を辞めた女の子。
聖歌隊のエースであり育てのお婆様も学校の卒業生であることから、もしかすると彼女は将来的にシスターになることを期待されていたのかも。それが自分のしたいことなのかを悩んでの退学だったのでしょうか。
ルイ君は音楽がやりたいが、離島の医師をする母の跡継ぎになる為に期待を受けている。
そんな3人がひょんな事からバンドを組み交流が始まります。アオハル、青春です。
2時間弱に収める為に掘り下げが無いのが残念だが最後のライブシーンはとでも良かった。
キミちゃんのお婆様とルイ君のお母さんがとても美人で素敵だ。
人の期待に応える為に自分を律するのは辛いが、期待を裏切るのはもっと辛い。
その辺りはトツ子ちゃんが帰省先から帰る時に両親からいっぱいのお土産を持たされてるシーンや、キミちゃんのお婆様がパート先で修学旅行のしおりを持つ女子校生達を見掛けるとこで観て取れる。
私も早くに親元を離れたのでトツ子ちゃんのお見送りシーンは結構くるものがありました。
ライトに創られた作品ですから気分の落ちてる時に観ると良い作品ですね。
とにかく絵が優しく綺麗です。
最後にルイ君が離島から大学へ行く為に旅立ちますが、この3人の話はまだ続くのかもしれません。
エンドロール後3人が動画におさまるシーンの後、end、finでも 終 でも無く "see you " とありましたので続編があるのかもね。
期待してます、トツ子ちゃんにまた会いたいですね。
追記
数回見直して印象が変わりました。
何度も観ることで彼らに感情移入してしまいます。
最後のライブの後のトツ子のバレーダンスシーンに魅了されます。何度観ても飽きませんし、ずっと観ていたい。
もっと評価されていい作品です。
違和感を消化出来なかった
ミッションスクールの高校生のトツ子が人が色で見えるという設定は悪くないです。自分の好きな色に見える人は好きになれる人(人を好き嫌いに分けるのに便利な設定)なので、きみちゃんに惹かれ仲良くなれたという違和感。
学校を勝手にやめて古本屋でバイトをしてギターを練習しているきみはなぜ何日も保護者である祖母にバレない違和感。ミッションスクールなら保護者に連絡するよね。
バンドの練習場として離島の古教会を使わせてもらっている少年ルイが大雪で船便が欠航して泊まることになった教会に、トツ子ときみは数ヶ月の付き合いのルイが心配だから一緒に泊まるというのに対してOKしてしまう違和感。(どちらかと言うと家まで連れて来て母親に船便欠航を説明して家に泊まることにした方が違和感がない。)
なんかモヤモヤしていたら最後まできみの色のタイトルをトツ子は消化したのか分からないまま終わった。ルイの緑ときみの青で自分のは見えないと言っていたが、演奏終了後に心の中でジゼルをバレエしてトツ子は赤であることに気づくだけで、そのことの解析や説明がないのできみの色のタイトルが分からないままで終わりました。
追記、IMAXで2回目鑑賞。音の迫力が違うので楽しく聴けるかと思ったが、席が前めで地元のせいか歌詞より楽器の音が大きくて、髙石あかりさんのきみが歌う歌詞が聞き取れず。これは前に「FILM RED」でAdoの歌詞が聞き取れず25回のうち3回しかIMAXは行かなかった理由になったのと同じ。
今日で「きみの色」IMAXはやめる。(他の地域のIMAXなら音量調整が上手く聴けるかも)
2回目でしっかり感じたのは山田尚子監督の色は好きな色であるイエローで、綺麗な画像全体にフィルターの如く黄色がかっており(北野ブルーに対抗して山田イエローを名乗って良いかも)、現代の青春×音楽は黄色がかった風景の中で繰り広げられる淡いこころもようを映し出した世界に感じられた。☆は一つ増やしました。
別れのシーンのきみの叫ぶ「がんばれ~」の連呼は次の話へのつながりになっていてほしい。大学で頑張るルイがこのあと近い将来(2人が大学入学して上京するとかで)再会してバンド音楽を続ける先の話とかを観たい。
うす塩味なほのぼのした作品
ストーリーは、全寮制のミッションスクールに通う女子高生2人と、離島に住む男子高校生が3ピースバンドを組んで、高校最後の学園祭で演奏する、って話。
山田尚子監督らしい、柔らかで繊細な絵と演出。タイトルの「色」については、まああまり気にしなくてもOK。同じく色をテーマにしたP.A.Works「色づく世界の明日から」と同じ長崎が舞台で、海とミッション系女学校の雰囲気は癒されます。
あと、キャラクターが「萌え」ではない、ってのが斬新でした。デデデデやルックバックでも感じましたが、特に女キャラクターを必要なく盛らない、ってのは最近の流れかもしれません。ルッキズムへのホワイト化がアニメにも、ってか、アニメから始まっているのかな〜。
女・女・男の3ピースバンドが学園祭でライブ、ってプロットを聞くと古いオタクには、ドロドロ三角関係が目に浮かびますが◯原◯希はいないので、安心してください。
山田尚子監督のオリジナルの長編は今回が1作目だと思いますが、こういう作風がやりたいんだな、ってのは分かりました。あ、たまこマーケットはオリジナルか〜。だとすると、やっぱりこの人のオリジナルは、こんな感じの「ゆるふあ」な作品なんですね。
リズの時は、ドロっとした人の内面も上手く綺麗に描くし、平家物語もオチはイマイチでしたが、途中のアクセントは上手かった。原作付きの方が活きる監督さんですね。
ギターヒロインの雰囲気がWhite Album2の冬馬かずさに寄せてたり、白ネコが出会いを誘導したり(「耳をすませば」ではデブ猫)、何より「スーパー」アイスクリームはセルフオマージュですかね〜これには椅子から落ちそうになりました。
聖書の引用やミッション系女学校って設定なんかも、なかなか凝った設定で、うす塩味ですが、エンタメ的には楽しめる作品かと思います。
【”♬水金地火木土天アーメン♬。そして、各々の色彩。”悩みを抱える若き3人の男女の出会いと結成したバンド”しろねこ堂”の演奏シーンを柔らかく美しい絵柄で描く。テルミンの演奏シーンは珍しいな。】
ー 山田尚子監督作は、どれも好きである。今作でも展開される柔らかく美しい色彩で描かれる若者達の姿。
但し、今作ではストーリーテリングはやや粗い。
だが、キリスト教系女子高の寮生で生活しながら高校生活を送るノンビリ屋の”人が色で見える”トツ子や、美少女で青い色に見える高校を中退し古本屋しろねこ堂を営むきみや、後継ぎを期待されていながら音楽創作をしているルイのキャラが良く、ホンワリとした気持ちで観れる作品である。-
◆感想<Caution!内容にやや触れています。>
・面白かったのは、ルイがテルミンを演奏している事である。私は、映画ではテルミン演奏シーンを初めて観た。少し、嬉しい。
・尺が100分しかないので、きみが高校を中退した理由や祖母と暮らしている理由はハッキリとは描かれないし、ルイが後継ぎを期待されている事もやんわりとしか描かれない。
だが、ここはこの作品の穏やかな流れに身を任せるのが良いと思う。けれども、寝ちゃだめだよ!
・トツ子の寮の部屋のベッドに刻まれていた”Gods Almighty"という言葉。それを刻んだのがシスター日吉子だった事が分かるシーンも、”若き時は、好きな事をやって良いんだよ。キチンとした大人になるよ。”何て、勝手に思ったりしていたな。
素敵なシーンだったな。
■何よりも良かったのは、トツ子、きみ、ルイが結成した”しろねこ堂”が学園祭でエレクトリックロックを演奏するシーンである。
それまで、比較的静的トーンで淡々と進んできた物語が、この演奏シーンで一気に色彩を増すからであるし、”水金地火木土天アーメン”も、ポップで良い曲である。
何よりも、色々と柵を抱えていた3人が楽しそうに躍動しながら演奏する姿が良いのだな。ルイがテルミンを演奏するシーンも良い。
<今作は大きな出来事は起きないが、悩みを抱える若き男女が音楽を通じて心が一つに成り成長する姿を柔らかいトーンで描いた作品である。
そして、ラスト、旅立つルイが乗る船に向かってトツ子ときみが”頑張れ!!”と叫び、ルイが持っていた五色の別れのテープが空に舞うシーンはとても美しかったのである。>
山田尚子節ふたたび!
人の色が観えるとつ子が、きみ…ルイと本屋で出会い…バンド結成する話!
すこし、とつ子は感情移入しにくいキャラクターです!ストーリーがついていかない感じがしました。山田尚子監督作品にしては?最後まで観ると素晴らしい作品でした。
3人の色と音が奏でる。
全寮制のミッションスクールに通い、人の事が色で見える日暮トツ子の話。
学校を辞め書店で働きながらもギターの練習に励む作永きみと、その書店に通う影平ルイ、トツ子、きみ、ルイの3人が書店で出会いバンドを結成することになるが、それぞれに違った感情が芽生え始める…。
それぞれの家庭の環境と事情だったりで悩みがある学生達が音楽に取り組む姿は楽しそうで良かった。学校で披露した3曲の3曲目がアップテンポで良かったけれど、YMOは全く世代じゃないけれど何かそっち系の曲に聴こえてしまったし、何かあんな雰囲気の曲なかったっけってなっちゃった。
ラスト、ルイが乗る船を見送り「頑張って~」と叫びながら見送るトツ子ときみの姿には何か涙が出た。
物語の展開は淡白だが山田監督のイメージのシャワーを浴びる感覚で見ると心地よい
山田尚子作品としては、オリジナル企画でもあったテレビアニメ『たまこまーけっと』(映画版もですが特にテレビ版EDなど)のガーリーな感覚や楽しさに、磨きをかけて淡い物語を淡い彩色の映像で見せるカタチで落とし込んで、そこが好きな人にはとても心地よい作品。
少しネタバレあり
人の輝き的な色を見る事のできる少女のトツ子(妄想好きなでそばかすや三つ編みなどのルックスから赤毛のアンを思わせる雰囲気)と容姿端麗な「きみ」の女子二人と少し風変わりなルイの三角関係にもならない淡白さや強烈ドラマ性や近頃の重視される伏線回収・成長物語には、ならない外し具合やキャラの行動に眉を顰める人も多そうだが、自分が描きたいイメージを妥協せずに映像に落とし込んだ山田尚子監督の手腕やセンスやはり凄い!そして素晴らしい👍
淡白と言ったが、映像には力がありカットも編集テンポ良いので、イメージのシャワーを浴びる感覚で、学園祭での演奏場面も過剰過ぎずに良い見せ場になっているので、最後に互いの関わりや音楽を通じて変わり進む物語にはなっている。
本作の宣伝などを見ると、男女3人の淡い恋模様も並行して描かれると思ったが、その部分は非常にあっさり淡白なのに肩透かしをうける方もいると思うが、劇中の序盤の女子寮で少女漫画の往年の名作でもある『動物のお医者さん』を明らかに文字った作品が提示されるので、ひょっとして匂わせなのか?と思っている。あの作品を読んだ人なら分かるが、当時の少女漫画では、珍しく大学生男女が肩を並べるのに恋愛感情を持たない作品で、作者も読者から指摘されたのをネタにするぐらい珍しい作品だった。(まあ佐々木倫子マンガには恋愛要素は希少で奇人変人群像劇か得意な印象)
トツ子を見守るシスター先生の過去などは、山田尚子と脚本吉田玲子コンビの出世作的傑作『けいおん!』などを想起させる設定でちょっとニヤリ😁
脚本は山田監督とは京都アニメーション時代から深く関わり映画では『リズと青い鳥』や『若おかみは小学生』や実写映画の『のぼる小寺さん』や湯浅政明監督の『夜明け告げるルーのうた』・『きみと、波にのれたら』などや『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』2部作などなどの傑作を担当してる吉田玲子で、どちらかといえば原作付き作品を映像化する時の解釈や構成に腕を奮っている印象だが、今回に限らずオリジナルも割とそつなくこなしていて、本作では物語の起承転結や完成度より山田監督のイメージを補完するカタチで携わっているのだろうと思う。
アニメ映画として作画は隙のない高いレベルにあるが、個人的にはキャラクターデザインへの拘りが、目を見張る部分で、主人公のトツ子はいわゆるアニメ美少女からやや外れるふっくらした出立ちで、従来のアニメ作品だと容姿端麗なきみが主役で、友人ポジの女の子になるのを、突き抜けた明るさと行動力と豊かな仕草によって物語の推進力になっている。(たまに少女マンガの主役になるタイプだが)
気になるのは、突然エンディングに流れる大物ミュージシャンの主題歌で、劇中で確か使われてないので唐突でオヤ?と感じるかものだが、東宝側でプロデュースしてるの腕利きの川村元気氏が、絡むのだからもしかしてその影響なのか。
それとクレジット終わりにあるのは続きを暗示させているのだろう。
正直、分かりやすく強い感動やドラマを期待すると肩透かしかもしれないが、映像を紡ぐ映画としては、充分な作品で、そこが評価の分かれ目にはなるが、新海誠や細田守と並ぶ東宝の看板編成の作品で、自分の作家的ビジョンを出した作品なので見る価値はある。
エモくて美麗なシーンを、薄っぺらい脚本、雑な設定で繋ぐ
周囲の人が綺麗な単色に見えてしまう「能力?」をもつトツ子さんが、ひょんなことからバンドを組んで青春を謳歌してしまうお話。
まず特筆したいのが、柔らかなタッチの線画で描写されたキャラクター達です。大変繊細で美しく自然な仕草で動きます。素晴らしい!
特に主人公のトツ子は、まるでちょっと前の少女漫画に出てくる世間知らず夢みがちな王女様の様で、ロマンチックを絵に描いた様です。
なお親御さんの髪色からして遺伝的に彼女が金髪なのはとても変ですがシスター(学校の先生)含め完全スルーされてるあたり、おそらくファンタジー要素が強い作品なのでしょう。ぼっちざロックのぼっちゃんがピンク髪なのにむしろ目立たない・・・のと同様です(笑)。
人がひとつの色彩で見えてしまうこと、つまり人と違う自分に悩み、ミッション系の高校で神に祈ってるトツ子ですが、綺麗な青い色に見える同性の同級生、きみちゃんに憧れます。
で、その同級生が何故か?学校やめちゃって、彼女が本屋でバイトしていることを小耳に挟んだトツ子は彼女を探しあて、そこに繊細そうでオタクっぽいこれまた少女漫画に出てきそうな美少年と、なんだか良く分からない理由で出会い、自身は大して楽器も弾かないのにバンドするって唐突に発案し、本日会ったばかりの少年も何の抵抗もなく加わるという脚本的大胆さには、ちょっと仰天しました(笑)。
彼らが出会うシチュエーションが、食パン咥えた遅刻寸前のヒロインが角を曲がったら男子にぶつかり、学校の朝礼で転校生の男子に鉢合わせする・・・ってくらい強引なのは少女漫画?の王道なので百歩譲って笑って許します。
しかし、投げっぱなしで脚本に絡んでこない「伏線もどき」やそもそも理屈が通らない「雑な設定」が沢山あり過ぎ、結果として脚本の底が浅くなり非常に残念に思いました。
それらをネタバレしないレベルで箇条書きにします。ちょっと怪しいので、ネタバレ設定にはしときますけど。
・人が色に見えるトツ子さんは、仲間2人が心の奥底で悩んでいたのが分からないくらいの表面的な能力なのか?そもそも綺麗な色が見えるだけだったら彼女のメイン設定にする意味ありますか?
・影平君が古本屋のきみさんに最初固執したのはなぜ?一目惚れかと思ったら結果的に個別の恋愛じゃなさそうだ。そして女性に対してもむしろ社交的で頭が良いのに、ほかに友達がいない理由がよくわからない。
・きみさんが保護者と思われる祖母に断りなく勝手に高校辞められないでしょう。仮に彼女が保護者の署名偽造して退学届け出しても学校からまず祖母に確認の電話連絡くらいありますよ。ここはファンタジーじゃダメ。
・降雪時に基本暖房の無い広い空間はいくら室内といっても氷点下近くになり、暖気するのは難しくありませんか?なぜ石油ストーブのひとつも置いてあげられないのか?実はセントラルヒーティング、もしくは蝋燭がとても暖かいのかね(笑)。
・おそらくAMラジオ局の気象情報受信しようとしてるのにFM受信用のアンテナ動かし調整してしまうメカ音痴ぶり。影平君はそんなボケじゃない。
・関係ないけど画面に虫の歩く影うつってませんでしたか(うちの映画館だけ?)
ひとつひとつのシーンは非常にエモく美しく胸を打ちました。コンサートのシーンとかは特にです。
しかし、「そういう場面を描きたいがために、強引に脚本を書き設定は後付けしました!」って思われても仕方ないくらいの雑さが完成度を著しく下げているのではないか、と正直思います。
期待しててハードル上げすぎちゃったかな、と少し反省してます。
では。
私が惹かれるのはあなたの色。その言葉にヤラれた。
「きみ」というキャラの苦しみについて、どう感じるのか。
そこで、この映画の見え方は大きく変わるのだろうと思う。
私は「きみ」というキャラクターに痺れてしまった。
彼女は、祖母の期待にこたえたいという強い意識を持ちながら
それでも自分の中から溢れてくるものを留めることが出来ない。
だから、祖母の期待に沿うだけの自分に耐えられずに学校をやめる決意をする。
それは、とても辛い決断だ。
自分で自分を肯定することも難しい。
なんでそんなことをしたのか、言葉で説明することは難しいだろう。
でもそういうことはある。私はそう思う。
そしてそれは、身を切られるよりずっと辛いものだと思う。
それを救うのはトツ子の感覚だ。
「私が惹かれるのはあなたの色。」
そんな素敵な言葉があったのか。
「きみ」の境遇とトツ子のこの言葉で、私はやられてしまった。
「きみ」は救いのない地獄をさまよっている。
祖母でも彼女を救えない。
祖母がもし、私の期待に沿う必要はないよ、と伝えても
「きみ」は救われないだろう。
それは自分が自分にかけた呪いなのだ。
そして今の時代は、みんな自分に呪いをかけて生きているのだろう。
それが多様性の時代。
自分自身でいいんだよ、と許されるということはつまり、
すべてが自分の責任として重くのしかかる、ということだ。
だからこそトツ子の言葉は胸に刺さる。
その言葉から巻き起こる些細なエピソードの一つ一つに惹かれてしまう。
そこで小さな罪を犯しても、
批判されるようなことをしてしまっても、
心からあの言葉を口にできるトツ子は、
無条件で素晴らしい。
そしてそれに救われて、まっすぐな目で前を向く「きみ」は
なんてカッコいいのだろう。
こんな説得力のあるカッコよさは、久しぶりに出会った気がする。
女子3人の方が良かったかも
初日に拝見しました。もう少し重た目の雰囲気を予想していたのですが、思ったより軽妙で、敢えてメチャクチャ大雑把にいうなら、けいおん!とリズの中間くらいの感じです。
主人公の「トツ子」、ギタリストの「きみ」は悪くないのですが、眼鏡男子の「ルイ」は少し中途半端。女性の観客を意識して無理に男性キャラを入れた感じを受けてしまいました。あれなら、ルイも女性にしたほうが、もっと3人の交流を爽快で楽しいものにできたのでは。
個人的には、山田尚子監督はオリジナルより原作のある作品の方が向いていると思います。オリジナルだと、ストーリーの焦点がぼやけた、ビジュアルに頼りすぎた作品になってしまうようなので。
>uzさん
確かに、あんなに簡単に男子と仲良くなって行動を共にするのは不自然ですよね。初めは女子3人を想定していたとしか思えない脚本と感じました。
結局何がうったえたかったのか?
作品を見始めて、トツ子のキャラが誰かとかぶるなー、
と思ったら、科捜研の女の榊マリコだった。
自分が思った道をなりふり構わず、まわりのことなどお構いなしに突き進む。
いわゆる、我々のまわりにいる”ちょっと変わった子”
それも色だから、多様性を受け入れましょうのようなメッセージがこめられた
作品かと思ったけど、そうでもないようだった。
結局、この作品の中での”色”ってなんだったんだろう、
そりゃ人には色んな個性があるよね、
しかし、それ以上この作品からつかめることは自分にはなかった。
それから、学園祭でのライブのシーンで、
それぞれの個性(色)でつくられたはずの曲の歌詞こそが
この作品の評価を分けるだろうと思ってみていたのだけれど、
音響のせいか、歌詞がよく聞き取れなかったのが残念。
無粋ではあるけど、歌詞を字幕にして差し込んでもよかったのでは?
そしてエンディングは青春アニメやドラマにありがちな、
都会(?)に出ていく若者が乗った船を見送るという
こすられすぎた演出で突然終わったので、
エンドロールのあとの1シーンでなにかあるのでは?
と期待していたが、結局なんだかよくわからない
追加シーンで終わってしまった。
この作品の主役は、自分の中では間違いなく、シスター日吉子。
ああいう先生というか理解者がいると、救われる若者って
たくさんいるだろうな。
そして、トツ子に向けた言葉である
”変えられないものなら、それを受け入れる”(詳細はちょっとあやふや)を
トツ子自身が理解し、それをシスターに同じ言葉で返すシーンは
教育とか先達の役割ってこうあるべきだよな、、、と
この作品でいちばん感銘を受けたとこだった。
作画の色遣いは、タイトルにあるためかなり工夫をしているところは
見られたのだが、ストーリーはかなり単純。
そして結局何がうったえたかったのかが伝わらないのでこの評価。
ライブのシーンでトツ子が1本指でキーボードを楽しそうに弾いていたのは、
かわいかったので加点ポイントw
こういうのでいいんだよ、こういうので。
やさしい世界を舞台にしたゆるく綺麗な青春アニメ。
悪者は登場せず、登場人物が抱える問題も詳しく描かれることはない。
大きなドラマもカタルシスもない等身大の10代。
それのどこが悪いんです?
素敵な先生がいて素敵な家族がいる、音楽もビジュアルも最高の映画でした。
円盤を買いたくなる素晴らしいカットが多いです。
同じく長崎の離島を描いたばらかもんが好きな人にはこの映画は絶対合うはずです。
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