きみの色のレビュー・感想・評価
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美しい映像美と等身大の登場人物
色が見える、不思議な女の子の物語。
物語における、大きな起伏というものがない。そこにあるのは小さな起伏だけ。だけど、それが作品に上手くマッチしていて心を震えさせられました。
誰一人とて悪い人がいない"優しい世界"というものをそう感じました。心穏やかな気持ちで見れて、とても良かったです。
色々な青春があっていい
青春を題材にした小説・ドラマ・映画、正直大嫌いです。これらのストーリに共通するのは、決まって、クラスの中心的な人物、友達がたくさんいて、彼女もいる、毎日が充実している、こういう人が主人公になっています。そして、そんないい所ばかりの主人公でも、こんな悩みがあって、こんな所に苦労しています、というストーリーです。
なので、大嫌いです。そんな主人公、どんだけ世の中にいるのでしょうかね?
この映画は、なんと、そんな画一的な青春物語ではないです。主人公の女の子を見てもらうとわかるのですが、見た目も含めて、普通の女の子。友人も少なく、どちらかというと暗い性格。そんな女の子が、思い切って人生を踏み出すことから、物語が進んでいきます。
ただ、どうしても商業的にでしょうか?脇を固める女の子は、かわいい子、男の子はイケメンになっています。まあ、仕方ないですかね。
ありきたりの青春物語が嫌いな方、色々な青春があるんだな、と気づかされる作品です。
善人しかいない映画もいいね
音楽はやっぱり良いですね!!
トツ子の色きみの色
どうしちゃったの?
山田尚子監督作品が好きでやっとのことで鑑賞
映像はホントにキレイ 作品の入りの部分で「色」がストーリー的にどう使われるのか引き込まれる感じ
なのに!その後の人物の扱いが薄い!それぞれに影がある設定なのに全然そこに触れへんやん!色もそれぞれに単色で見えるってだけやん!色の特徴だったり混ざったりとかなんかあるでしょ!
ライブシーンの楽曲は良かったけど変な盛り上がりの表現あるし先生の過去をベッドとセリフ一言だけ入れてそれをライブ見て昇華させるって過去がどれだけの重さか表現がないと気持ち良くはならんわ
各人に設定付けすぎたのかな…全然回収出来なかった感じ
山田尚子監督の作品はキャラクターそれぞれの特徴を丁寧に引き出してそれを表現する演出がすごく上手いって印象だったんやけど…期待が大きすぎたか…
ホントどうしちゃったの?
祝福の物語
私自身、親に黙って部活を退部し、いつバレるかヒヤヒヤしながら高校生活を送っていたことがあったので、問題の深刻さの違いはあれど、きみちゃんに共感しながら映画を見ていました。
好みが分かれる映画だとは思いましたが、私のように誰かに秘密を抱えている人にはドンピシャだと思います。
この映画に登場する人物は大なり小なり、誰かに対して隠し事をしていたり、後ろめたい気持ちを持っていたりします。
そんな全ての不安を、しろねこ堂が祝福に変えていきます。
健全な大人たちに守られながら、光の中で育っていく高校生の青春がとても素晴らしいです。
監督やその他の著名な製作陣のことはよく知らないまま見に行きましたが、序盤から涙が止まらなかったです。
派手さはあまり無いにしろ、清純でロマンチックな色使いの映像や、登場人物たちの感情をそっと修飾するような音楽がとても美しく魅力的です。これは是非とも映画館で見てほしいです。
とても蛇足ですが、私的にはシスター日吉子が最推しです。
青春の幸せな瞬間の数々を存分に味わおう
進化か退化か
何も解決してない。それがいい
三人がそれぞれなんとなく悩みを抱えてるんだけどあまり詳細に開示もせず解決もせず、バンドのライブを一度だけ大成功させてからそれぞれ卒業し自分の人生に戻っていくという
理屈っぽさも説教くささもないのに終わってから説明できない情緒に打ちのめされる
山田尚子にしか出せないカラーだなあ
将来や自分のことで悩みはあるけど今はとりあえず目の前の事に全力で取り組もうみたいな青春モノは結構あるけど、大体その成功をきっかけに悩みの解決もなされるのが脚本のお約束みたいになってるところで、
この映画はそういうのがない
ただライブが成功して、普通に人生が続いていく
良いなあ
好みがハッキリ分かれる
理屈じゃなくて感覚で楽しめる人は好きなんじゃないかな。画面から伝わる山田監督の優しさは心地良い。マリー脚本ならギスギスさせていただろう。感情を揺さぶるような劇的な展開も無く側から見れば大したことのないウソに悩む(まぁ保護者に内緒で学校黙って退学は出来ないんじゃないかなぁとは思ったけど、せめて不登校にしとけって)、実に思春期。あるあるだよね。しかし、である。ゆったり進むストーリーと言えばきこえは良いが冗長に過ぎるかな。冒頭のモノローグが長すぎて辛かった。色で人を見ることが出来るとかなら日常シーンで表現できただろうし劇場版コナンじゃないんだから(コナンでは必要だけど。アレがなきゃ始まらん)いちいち説明しないで欲しかった。いきなりアクビがでたよ。で結局それがストーリー上必要だったかと言えばノーだし。学園祭で皆が踊り出す時に皆が色づくのかなぁとか思ったんだけど。さらに言うとトツ子は自分の色が見えないって事を悩んでいるようには見えなかったしトツ子自体居なくてもストーリー成立するんだよね、あらら。
雑にカットした総集編
暖かい陽だまりの中にいるような
山田監督はガチのクリスチャンなのだろうか?
さすがの色彩、新鮮味ある構図
個人的には観て損はなかった
テルミンってのもよかったが
後半40分?のバンドが演奏する音楽スタイルに同調できなかった為
自分には只々つまらない長めの〆時間帯となった
山田監督らしからぬ、ひねりのないおめでたい大団円
カソリックのシスターは例外なくロックがお好きだったとは
キミの鬱屈、ルイの邪心くらいは織り込んで欲しかった
三角関係が発現し、トツ子が厳しい現実に打ちひしがれる局面くらいあれば.....
自作に期待
綺麗な絵の映画でした!
画はどの瞬間を切り取っても綺麗な最高品質の映画でした。
ただグッと惹き込まれるようなアクセントになる展開がほぼなくて終始日常アニメに近い穏やかで静かなストーリー展開です。好きな人は好きかもしれないけれど私はなかなかに退屈で途中少し寝落ちしてました。
劇中のバンドの曲も聞いてうおおおお!!!↑↑↑↑↑ってなるような曲調ではなくてテクノポップ?な可愛い曲なので好きな人には刺さるかもしれないけれど…みたいな。
良くも悪くも雰囲気アニメな部分はあるので起承転結がはっきりしていて劇中の展開に高揚感や感動などを得て没入感に浸れる映画が好きな人にとってはあまり満足感はない映画かもしれません。
好き嫌い・退屈が別れる映画かなと思います。
画面は綺麗です…!!!
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