きみの色のレビュー・感想・評価
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退学は自己的な卒業
山田尚子と吉田玲子に期待、大衆路線(俳優起用やミスチル主題歌)には不安を抱いての鑑賞。
キャストに関しては、多少の違和感や物足りなさはあれど雰囲気にはしっかり合ってた。
最後の「がんばれ〜!」の声の揺れは見事。
ただ、やはり脇の悠木碧と寿美菜子がトツ子ときみをやった方が質は高かったのは間違いない。
主題歌は、作風からも劇中バンドの音楽性からもミスチルじゃなかったかなぁ…
作画や色遣いなどはやはり抜群。
『けいおん!』から『聲の形』や『リズと青い鳥』、そして『平家物語』の経験を強く感じる。
生き生きと動くキャラクターや色彩が目に楽しい。
しかし突き抜けたものを感じないのは、登場人物の物語(背景)の薄さ故か。
きみの退学理由が語られないどころか、「兄と家を出た」なんて言葉だけがサラッと出る。
祖母への秘密もルイのそれと一緒にアッサリ解決。
トツ子に関してはバレエを辞めたとかも特に活かされないし、大きな悩みも目標もない。
寮でのお泊りや、罰としての奉仕活動を入れた意味も感じず、“反省文”が多少関わったくらいか。
冷静に見てしまうと、なんとなくバンドを組んで、発表して、上手くいきました、ってだけになってる。
タイトルにある“色”関連やきみの恋愛感情の匂わせ含め、散りばめられた要素が有機的に絡んでいなかった。
相対性理論のような曲調の『水金地火木土天アーメン』演奏シーンの雰囲気は最高。
モブシスターはキャラ崩壊レベルのノリ方してたが。
最後が“See you.”だったことを考えると、続くのかな?(シスター日吉子の掘り下げは見たい)
生涯見てきた映画のなかで一番つまらなく、内容が薄かった
映画の色彩は美しいと思いました(そこだけはよかったです)が、内容の薄さと絵と音響のバランスの均衡がとれていないと思いました。そんな壮大な内容じゃない。
まず、主人公は周囲の人たちのオーラに色がついて見える、能天気な少女。特に深刻に悩むようなことでもありません。映画で掘り下げるような、そして学校の教会に足しげく通い、神に悩みを告白する?ようなものでもない。
黒髪の主人公の友だち「きみ」は学校をやめてずっと塞ぎ込んでいます。何かしら深刻な背景があり、物語が進めばわかるのかと思いきや、それは全く語られず、不完全燃焼。
この作品は全体を通して宗教(キリスト)色が非常に強いです…懺悔や許しや神という言葉がゴロゴロと出てきます。挨拶も「ごきげんよう」。馴染ない思想なので、この要素がないほうがまだすっきりと、違和感なく見れたと思います。キリスト教のテーマと物語がなんだか噛み合ってないような気がしました。
それを踏まえて…
眼鏡の男の子「ルイ(日本人です)」が登場し、上記の登場人物たちとバンドを組むことになります。やわやかい物腰の、おとなしい青年。それなのに久しぶりに会う時は、はしゃいで二人にがっしりと抱きつきます(違和感満載)。二人のキリスト教学校は男性との交流が基本禁止されています。二人はバンメンに男性がいることを隠そうとしますが、結局ルイも彼女たちの学校でバンドメンバーとして登場します。それなのにすんなりと受け入れられる違和感。女の子やシスターたちの衝撃的なリアクションもなし。バンドの曲もかなりのロック調。一曲で終わってくれるかと思いきや三曲も。かなり間延びしてました。普段厳格なシスターたちが笑顔でばりばり踊り出すのも、違和感しかなかったです。
ルイは母子家庭でお母さんはお医者さんです。家業を継ぐことを期待されています。彼はずっと何かにかなり深刻に悩んでいたようですが…最後にお母さんに打ち明けたのは、「自分はバンドをやっている。大学にはちゃんと行くから許してくれ」ということでした。バンドと言ってもあれは部活レベルです。バンドマンを目指すから大学行きたくない、というのならある程度重大(お母さんにとっては特に)になるかもしれませんが、やっぱり悩みもちっぽけ。
内容が薄く退屈過ぎて、途中で何度も席を立ちかけましたが、最後に何かどんでん返しでもくるかと思い座り直しました。でも最後まで内容がない。
一番最後にルイが海の上で色んな色の長い紙(?)テープを手放してしまう場面がありました。あたかも美しい演出のように描かれていましたが…これ、普通に考えたら海洋汚染では?
はじめてのレビュー投稿ですが、時間がたまたま空いたので暇つぶしに見た映画で、時間とお金(しかもIMAXで鑑賞)をもっと有効的に使えばよかったと後悔をまだ引きずるような映画は今までなかったので投稿しました。早く帰ってTVでラピュタ最初から見たかった!
3人の、それぞれが悩みを抱えた高校生がバンドを組む―言ってしま...
3人の、それぞれが悩みを抱えた高校生がバンドを組む―言ってしまえばそれだけのお話で、同じプロットでも岡田麿里脚本なら、もっと波乱万丈の三角関係と情痴に溢れた痛々しい青春ものに仕立て上げたことだろう。そういった派手なイベントを一切廃し、一貫して抑制的、老成しているといっていいようなトーンを支えているのは、主人公トツ子のキャラクターか。敬虔な信仰者でいながら(だからこそ?)強烈な自己と欲望と瞬発力の持ち主で、物語を下支えしてくれる。仮病で修学旅行はサボるは、寮に女連れ込んで同衾するわ、さらに意中の女に捧げたラヴソング(「私は惑星」「このままふたりで宇宙の果てまで」歌詞もスゴイ)をそいつ自身に学園祭で歌わせる!?「アーメン」といえば何でも許されると思ってるだろコイツ!不良を通り越してロックである。そういう内側で真っ赤に燃え盛る情念(ラストシーンで自分の「色」を知るシーンは「でしょうね…」という納得感しかない)を、敢えて台詞にせずに色彩と歌と踊りで表現するのも、アニメーションの醍醐味という感があって素晴らしい。
ふわっとした映画
尊く大人な映画
山田監督の作品はアニメ「けいおん」からファンで全作品観ています。久しぶりに音楽×青春ものでバンドアニメとしては良い具合に音楽と全体の作品感がマッチしてて、あっという間に終わりました。
バンド要素:
バンドとしての音楽性は近年よくあるロックスタイルとしては一線違う感じがしました。どこか80年代の未来派やデュランデュランが活躍していた時代感があって、そこが他のバンドアニメとは違うと感じました。
キャラ:
けいおん、たまこまーけっと、リズと青い鳥、聲の形、平家物語と山田監督が辿ってきた要素が全て詰め込まれており。特にキャラの輪郭が曖昧でふんわりとして木漏れ日のような光の演出は平家物語で描いたキャラ描写をさらに進化させた部分がとても洗練されていました。
物語:
多くは語らず、けれど難しくないほどに考察要素を残しながら物語において「考える」部分の空白の合間は映画としての重さは少なく、観やすくて終わったあとに誰かと語りたいと感じました。
まとめ:
久しぶりに綺麗な映画を観たと思いました。
ここまで細く描写された映画でありながら、最後の最後まで変なところで終わらせずに余興を少しずつつ残しながら静かに物語が終わっていく幕引きは素敵だな思いました。終わったあと直ぐに劇中歌をダウンロードしました。
マイナーコード
悪くはないが・・・
人物像の背景が薄すぎて、そう良かったねで終ってしまっている。
とつ子自体がなぜ親元離れてまで寮生活しているのか?突然退学してしまったのか?医学部受験前までにあの楽器に出会ったのか?全然ないままハッピーエンドは映画として昇華しているのか?そんな感じで見ていた。すいきんちかもくどってんアーメンは楽しかったw
色彩が柔らかく気負わず見られた
人が色でみえるトツ子。その特性を色彩で表すアニメーションがキラキラしていて魅力的だった。
だからこそ作中でもっと多くの人の色が見たいとおもった。影があるからこそ光が眩しいように、トツ子の中できみちゃんはどれほど群を抜いて輝いていたのかが冒頭でくっきり理解したかったなと思った。
ストーリーについてはきみちゃんのバックグラウンドや行動になぜ?の展開に疑問が浮かぶことがありましたが、全てをコトバで語る必要はないとも思うし行間できちんと描かれているのを読み取れていないだけかもしれないので、機会があれば「聲の形」を見てみようと思った。
しろねこ堂までのネコの案内は実際には起こり難いですが、一緒に鑑賞した子どもはこっちを向いてかわいいねといわんばかりに微笑んでいました。くすっと笑える場面が散りばめられており、作品を楽しんでいるようでした。個人的には日向子先生の人物像が目新しく強くてしなやかでだいすきになりました。
男か女かで評価が分かれるかも
水金地火木土ッペルゲンガー!
女子高生がバンドする話、世はまさに大ガールズバンド時代!とBTR Re:で引き合いに出したが、すいません強引でした。
音楽を軸に青春の一瞬を切り取った、とてもまっとうな若者と元若者の物語。話は静かに進みけれん味はないが、ずっとわくわく感が持続していた。
三人が創る楽曲が素晴らしい(CMからもしかしてミスチルのカバーをやるのかと思ったが杞憂だった)。テクノ風のアレンジがとても好み。
山田監督はリズ鳥以来だったが(平家物語は見ていない)、トレス線や色合いがかもし出す雰囲気、肉体の動き(バレエの所作が美しい)と、変わらないテイストに嬉しくなった。
過去作から作家性の強い取り上げられ方が多い監督という印象だが、本作は気楽に観て心が軽くなれると思う。
追記:標題は、ふと口ずさんだら繋がってしまい頭から離れないので急遽変更w
色彩豊かな映像と新鮮な音楽が素敵なアニメ。 本年度ベスト級。
バンド色が強い作品と思いきやそれ程でも無かった。
でも学園祭で演奏した3曲がとても良い。
訳ありの事情があるトツ子、きみ、ルイの3人を中心として進むストーリー。
きみのCVの高石あかりさん目当てだったけど、きみがめっちゃ可愛かった(笑)
最近観たアニメのキャラでも可愛いさは郡を抜いていた感じ。
彼女が着るパーカーやスニーカーがお似合い!
前髪も良い(笑)
訳ありの3人がバンドを組み、オリジナルの楽曲で学園祭で演奏する中、自分たちの殻を破って行く感じ。
ラストの展開の盛り上がりに欠けていた感じもしたけど、学園祭の演奏シーンはとても良かった!
楽器を初めて間もないきみ。
めっちゃギターが上手いのはご愛敬。
SEE YOUの字幕で終わる展開は次作があると言うことなのか?
気になりなる(笑)
水金地火木土天アーメンの歌が頭から離れません( ´∀`)
in the pocket
3月に東宝がやっていたシークレット試写会に当たり、どんな作品が来るんだろうとワクワクしながら待っていたらまさかの「きみの色」。
2024年公開作の中でもかなり楽しみにしていた作品だったので驚きましたが、まだ公開日決まってない作品をいいんですか!?と心昂りながらの鑑賞。
色が見えるトツ子がその見える色にシンパシーを感じた子たちを誘ってバンドを組むというのが、学生ならではの勢いが感じられて好みでした。
きみちゃんの色にビビッときて、ルイくんの色にもビビッときて、そんな2人と自分を離してなるものかー!と勢いでバンド結成を持ちかけるってのが良いなぁってなりました。
ルイくん離島住まいだから2人で週末に島に行って音合わせするってのも小旅行みたいで良いですし、船酔いしたトツ子を膝にポンポンしてら膝枕してあげるきみちゃんがキュートすぎて胸撃ち抜かれました。
聖地巡礼したくなるくらい街並みが落ち着いていて、長崎が舞台ということもあり未到の地に行ってみたいという気持ちが高まりましたし、また詳しく調べて訪れてみたいなと思いました。
3人それぞれがちょっとした悩みを抱えていて、それを吐露したり、音楽に乗せてみたりでちょっとずつ解決していく流れが良かったです。
きみちゃんの学校中退やルイくんの家督の後継ぎだったりと少し特殊な悩みも全て曲に反映させていくスタイルも高校生という大人とも子供とも取れない曖昧なラインにいるからこそ思うことも多いよなぁとしみじみさせられました。
音合わせしたり、作った楽曲を共有したりするのはいかにもバンドだよなぁってなりました。ガチガチの音合わせってわけではなく、ゆるっと合わせているのもなんか雰囲気に合っていました。
3人揃って合わせて右往左往してみたり、普段のことを喋りあってみたり、ハプニングとはいえ合宿にしてみたりと特別な時間をこれでもかってくらい味わってる3人がとっても羨ましくて尊かったです。
演奏シーンがとても良くて、シンセの音が響きながら小刻みにステップを踏みたくなるようなサウンドは普段聴くジャンルとはまた違うのでとても新鮮でしたし、それでいてリズムから伝わる楽しさがとても好みでした。
仁王立ちってわけでもなく、かといって動き回るでもない、ライブ観てるわ〜ってなる絶妙なラインを突いてくる感じも好きでした。
水金地火木土天アーメンはもう脳内でリピートされまくってますし、歌唱という面で高石さんの新たな一面が観れてとても良かったです。
歌詞の日本語ってこんなに自由なんだって思えるくらい言葉遊びが多くて好きです。
"くるくる回ってきらきらとうとつ"だったり、"迷ってさまよって"だったり、"ふたりでたべたいな こってりラーメン"と韻を踏みまくってテンポが良いですし、いつ何時でも口ずさんでしまうくらいにはわたしの脳天 土天アーメンです。
あるくはしっとりしたバラードできみちゃんの考えだったり行動だったりが色濃く反映されていて聴き入っていました。
反省文〜はサイケデリックな感じ全開でこれまた体がユラユラできる曲でした。
体育館の微妙な音の響き具合もリアルでしたし、歪みまくってるわ〜と謎に嬉しくなりました笑
自分もステージで演奏した経験があるから、ステージに立つ前までは不安でも、立ってみたら広がる景色が本当に美しくてノリノリになっちゃうよなぁってなりましたし、生徒たちも先生たちもワクワクしながら小躍りなんかしちゃって観ているこちらも肩がユラユラしちゃうくらいには没入していました。
日吉子先生が過去にロックをやっていた事を言って、めちゃくちゃギターのリフについて語るシーンとか誰しも若い頃を思い出しちゃうんだよなぁと思いました。
やっぱオタクくんもオタクちゃんも好きなことに対しては無意識のうちに早口になっちゃうのはあるあるすぎて頭ブンブンしてしまいました。
トツ子がくるくる回って自分の色を見つけたというのも小さな成長が感じられたのもとても良かったです。
トツ子が色を見たきっかけのバレエをしながら思い出すってのも回想込みで良いわ〜ってなりました。
最後のしばしのお別れのシーン、思いっきり頑張れ〜!って叫んで見送るシーンはもうなんかグッときた。10代、学生ってやっぱ特別だよなと改めて思いました。
ミスチルの「in the pocket」がこれまた主題歌で優しく包み込んでくれるので、エンドロールの映像込みで最初から最後まで製作陣の優しさがこれでもかと伝わってきました。
スマホで撮った水金地火木土天アーメンを楽しそうに歌いながら幕を引いていく感じも愛らしくて最高でした。
サイエンスSARUらしいアニメーションがポップでとても綺麗で表情がコロコロ変わるのもとっても好みでした。
動いてない場面が無いんじゃ無いってくらいには身振り手振り動かしてくれていますし、色彩豊かで淡い感じの色合いが街並み含めて美しさ全開で素敵でした。
衝動的でこれぞ青春っていう特別なものはやはりアニメからしか取れない大切な栄養で、その特別を凝縮した今作に出会えて感謝しかないです。
体験できなかった事、体験してみたかった事を味わえるのがアニメの魅力だと思いましたし、「けいおん!」をリアルタイムで体験できなかった自分は当時そのままでもありつつグレードアップした山田尚子色を堪能できだという点でも満足度がぶち抜けて高いです。
とてもハッピーな気持ちになれました。今年ベスト候補です。
追)IMAXで初日に行ってきました。
大画面で綺麗なスクリーンで再び味わえて感動ものでした。物販もしこたま買っちゃって余韻に浸りまくってます。サイコー!
鑑賞日 3/9
鑑賞時間 11:00〜12:41
鑑賞形態 試写会にて
諸君、私はむっちりが好きだ
諸君、私はむっちりが好きだ。
諸君、私はむっちりが大好きだ。
エルフさんは痩せられないが好きだ。
ぽちゃ娘は小悪魔がやめられないが好きだ。
ぽちゃまにが好きだ。
ぽちゃぽちゃ水泳部が好きだ。
むっちりプルコミが好きだ。
むっちりむうにいが好きだ。
田亀源五郎はガチムチだ。
アニメで 漫画で
youtubeで ニコニコ動画で
FC2で THIS AVで
同人誌で pixivで
街中で バイト先で
映画館で ライブハウスで
この地上でありとあらゆる、むっちり女の所作が大好きだ。
むっちり女が歩くたびに、二の腕の振袖が揺れるのが好きだ。
汗をかくたびに、脇汗がえらいコトになって服の柄が変わるとこが好きだ。
むっちり女が乗る自転車のサドルに嫉妬したことは内緒だ。
スーパーそに子を見た時は、初音ミクと結婚した人の気持ちがちょっと分かった。
地味なむっちり女と街中で会ったときに、イケメンを連れていた時は胸のすくような気持ちだった。
AVでむっちり女が蹂躙しているのが好きだ。
むっちり女が長い階段を上がり切る滝のように汗をかいている瞬間などは感動すら覚える。
むっちり女が間違って相撲のぶつかり稽古に巻き込まれてしまい、無茶苦茶にされるのが好きだ。
むっちり女が気の迷いでダイエットに成功して別人になるのは悲しいことだ。
食べれるからと言って食い放題に挑戦するも、食べ過ぎちゃって吐いているのを見るのは屈辱の極みだ。
諸君、私は地獄のようなむっちりを望んでいる。
諸君、私に付き合うむっちり愛好家の諸君。
君達は、一体何を望んでいる?
更なるむっちりを望むか?
情け容赦の無いむっちりを望むか?
むっちり!
むっちり!
むっちり!
よろしい、ならばむっちりだ!
むっちりぃぃぃぃー!!
と、前置きはさておき
どのシーンを取っても、一枚絵として成立するアニメーションの作画はお見事。人が色に見える主人公が見た目とか性格とかじゃなく、好きな色を発光している友人を見つけてバンドやる話し。
長崎が舞台となっていて、ロケ地を回るとデジタルスタンプラリーが出来て景品が当たるとの事。
90分と短い作品なので、そこまで作り込んでいるわけではなく音楽映画なのに、ろくに練習もしていないのに学校の文化祭で三曲も弾けるのはさすがに不自然。
キャラデザインは、人が色で見える主人公トツ子のむっちり具合が絶妙で、制服越しにも分かるむっちり具合は眼福ですな。
半袖じゃなかったのが、とても惜しかったです。制服から、こぼれる二の腕のたぷんたぷんを見たかったなぁ。私服とか、部屋着とか見たかったなぁ。
尺が無いのは分かるけど、音楽映画って曲ができる過程の練習シーンが楽しいんじゃない?
ラブソングができるまでとか、シングストリートみたいにさ?あれだと、ほぼ一晩で曲が完成した事にならないかな?
文句ばかりだけど、予告でも流れていた「 水金地火木土天アーメン」 はキャッチーで初めて聞いても、ノレる名曲!この音源はデモテープとして、今どきカセットテープで販売しています。
上映開始から中々音楽が流れないから、まだかな?まだかな?と退屈しながら見ていたけど、ラストのライブシーンを見れて満足しました。
ラストのメッセージで、See You ってあったけど、続編あるのか?あるんなら音楽多めでお願いします。
ED曲のミスチルの曲は...、無駄に敵を作りたくないのでノーコメント。
「淡い」映画
「けいおん!」は見てないけど、サイエンスサルの作品は観てきたし「聲の形」や「平家物語」は好き、という、もしかするとこの監督のファンにとっては「にわか」に類するかも知れない。
例によって予備知識はほぼ入れずに観賞。
中高生のカップルから中高年の独り男まで、客層は幅広い感じだった。
人にそれぞれ「色」が見えるという特性を持った、ミッション系の女子高に通う女の子のお話。
登場キャラクターはそれぞれ魅力的だとは思うが、各人物について背景とか描写があまりないので、このコは今ナニを考えているのか、私の様な中高年男性にはイマイチ伝わって来ない。
それぞれ帰る場所はある。
家庭もお金にはそれほど困ってない。(むしろお金持ち?)
家族にも愛されている。
そんな、一般的には「恵まれた家庭」に育った思春期の彼女たちの「小さな嘘と冒険、自立と葛藤のお話」なので、全体としての印象はすごく小ぢんまりしている。
いわゆる「日常系」を得意とする監督の手腕として、ファンは喜ぶのかも知れないが、私の様な「にわか」には、やはり映画として物足りない。
そしてこういう「音楽」をテーマにした作品、特に映画オリジナルの楽曲を作中で重要なファクターとして扱う映画にはついて回る、「その曲が好きになれるか問題」が立ちはだかる。
案の定、ラストは主人公が作った「♪水金地火木土天アーメン」。
私には、初めてあの曲を聞いて文化祭で見ていた観客が世代構わずあんなに踊り出すとは到底思えない。
(あくまで個人的な見解です。)
主人公トツ子の、人の色が見えるという力も、昔習ったバレエの話も、時折差し込まれる割には、あまり物語の具体的な要素として絡んで来ないし、ルイはなぜテルミンをあえて使っているのか、きみはなぜ学校をやめたのか、その辺りもあまりちゃんとこちらが共感できる言葉では説明されていない気がする。
結果、あまりキャラクターとして掴み所のない3人が、最後にイベントで曲を披露。
それはノレないよね。
こういう、大きな波風の立たない映画、きれいな色や自然の風景、日々の生活の小さな動きを描く映画が好きな人にはいいんだろうが、私には全体に物語が「淡白」に見えてしまった。
あわせて、ミスチルのテーマ曲も正直、新鮮味に欠ける印象。
才能ある人たちが何かチグハグな形に収まった感
眠くなったのは体調のせい。『聲の形』は観ておらず。ただ色調と世界観に興味を持ち。それと音楽ものが好きなので。
冒頭から主人公の特徴である「人を色で捉える能力」の説明が入るが、設定がムズいな、と思った。近年のそこそこの邦画実写の傑作『恋は光』では恋する女性が光ってみえるとかいう特殊能力を持つ主人公が出てくるが、これをうまく回収していくには相応のストーリーテリングが必要で、その設定はストーリーやキャラクターに奉仕しなくてはいけなくなるが、この物語にそれがそんなに必要そうには見えないし、結果的に効いてない。それよりベットの堀傷のエピソードのほうがよっぽど効いている。
しかしその「いろ」設定を除けばあまり特徴のある設定はない。むしろかなり地味で驚きのないお話だ。実につるんとしている。メインキャストたちはみな何かを辞めたり、辞められなかったり、辞めたことを隠していたり、でしかない。バンドったっていわゆる目的や欲的にも機能していない。風光明媚な尾道に匹敵する長崎を舞台にした普遍的な青春ドラマは、自宅の一階がバレエ教室であってそれでバレエやっていたという設定も、なぜバレエを辞めたのか、このバンドとはなんか関係あるのかと思うと特にない。そのように、絵はとても美しいが、キャラクター設定がまったくドラマに生かされてない居心地の悪さがある。エンドロールのミスチルもそうだけど、取ってつけたような、といか映画のテーマと違って、何かバラバラなというかチグハグな感じがした。
とても長くて退屈に感じる色だったな。
台風10号とかけて、総裁選と解く、その心は・・・
ズバリ迷走しているでしょう。
こんな進路軌跡見た事ない。そして人知れず熱帯低気圧に・・・
迷走台風は現政権の如くやがて消滅へと。
昔は身の詰まった円形暴風雨だったのに、昨今はまるで浮き輪。
中心円の風が弱く周囲が豪雨で。迷走浮輪台風ですな。
そんな週末を避ける様に、公開初日に「きみの色」見ましたよ。
兎に角、色が全体に優しいね。女子力Maxって感じのふんわり感色。
人の存在、浮き出てくる感情色(オーラ)が見えちゃうミッション・スクールに通う女子高校生 日暮トツ子。このほんわりとしたオットリ性格の女子が主。
と或る事で同じ学校を辞めた作永きみと、島の医者の息子 悩める影平ルイと一緒にバンドを組んで周囲の人に自分たちの存在価値を曝け出して行く~って展開。
この手のバンド系作品はアっと言う間に 完成曲を幾つか聞いたら終わっちゃったってぐらい時間が短く感じる物なんだがな・・・
上映100分が凄く長く感じましたわ。
つまり ワクワク感やトキメキ感が少なかったって事なんでしょうね。
企画・プロデュース : 川村元気氏
監督:山田尚子氏
脚本:吉田玲子氏
上映時間:100分
------キャラCV
日暮トツ子:鈴川紗由さん
作永きみ:髙石あかりさん
影平ルイ:木戸大聖さん
シスター日吉子:新垣結衣さん
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シスタ―は新垣さんの声ね。シスタ―も昔バンドにハマってたとか。
でもこの振る舞い・・・”合宿と言う事にして” この発言。何か問題をヒタ隠そうとしてませんかね?
皆、色々と嘘ついてヤバくなって。それで これではイカンと、親に先生に本当の事を話して。地味だけど 理解してもらう所、そこは良かったかな。
でもシスタ-の ”合宿と言う事で”って・・・唐突な戸惑いが。
男女が古い壊れた教会で一晩をって。心配して どんなけ純なんだよ~。
なんか今時じゃ無いなと思うんだよね。そこは観客の感じた思いと乖離してしまいそう。もっと違う表現に変えられたと思うんだけどな。
最後の聖歌発表で皆の前でバンド演奏。この3曲はまあまあ良かったかな。
3曲目は力入ってたと感じたけど。
そして 春から大学生になり遠くへ船で行くルイ。
トツ子ときみの二人が 船に向かって大きく手を振り
最後に船上からルイが手にしたカラ-紙テープが大空に舞ってゆく~。
とっても美しい場面に思えますが、うーん ココだけでしたでしょうかね。
純粋に偏り過ぎててモノ足りない、そんな気がします。
3人イイ子過ぎるでしょう。もっと悩めよ、若者たち。
シスターが新垣さんなので、”違国日記”と 被って見えましたわ。
ご興味ある方は
劇場へ。
楽曲がテクノポップで好き
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