「青い春!キュンな気分を思い出す!」きみの色 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
青い春!キュンな気分を思い出す!
良いな〜、若いって!もう、最初から最後までそんな気持ちでいっぱいです。
若いゆえの悩みがあって、秘密があって、苦悩があって・・・、一人だと押しつぶされそうな時に手を差し伸べてくれる仲間に恵まれた。
楽器を始めたばっかりだと言いながら、一生懸命練習して、学園祭の舞台に立つ。クライマックスのステージは、見てるこっちも熱くなった。その場にいるようなライブ感で楽しめた。
余談ではありますが、自分の高校時代とオーバーラップしちゃいました。
高校時代は部活動中心の毎日で朝練から放課後の練習まで。(授業中は休憩時間?)休みも殆どないほど頑張ってました。それが3年生になって、夏の初めに最後の大会を終えると引退で部活動は終了。
時を同じくして、3年生になったばかりの頃から文化祭のステージに立ちたいという想いが強くなった。そこで急遽、バンドっていうかデュオを組んで、部活動のなくなった夏休みの、ほぼ毎日を練習につぎ込んだ。近所の河原に出かけて、ここなら迷惑もかからないだろうと、暗くなるまで大声で歌いまくり!
いや〜、懐かしいな。
ステージ自体は、この作品みたいな感動は与えられたとは思わないけど、みんなが盛り上げてくれて、楽しい思い出として残ってます。
今なら配信なんて、洒落た形で思い返せるんだろうけど、当時はカセットテープへの録音がメインだった。でも、それも失敗して、ホント記憶の中にしかあのステージは残っていない・・・
いや〜、青春だったな〜
作品自体は、絵が優しくて、パステルカラーっていうんですか、ホンっとホンワカします。
そして、主役三人の個性的な会話、ガッキーの包み込むような言葉等、全てに優しさが溢れている温かい作品って感じで、それなりに楽しめました。
でもそれよりも、自分にとっては、ノスタルジックな記憶が蘇ってオーバーラップした、その想いが強い一本でした。
文化祭のステージ、羨ましいです!青春の象徴みたいな、聖域と言って差し支えないですよね。
私は文化祭までにバンド結成が間に合わず…😢腹いせに地下ステージデビューした苦い思い出(笑)