「よかった」きみの色 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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主人公がぽっちゃりしていて、うちの娘が高校生になったらこんな感じだろうかと思うとハラハラする。彼女はまっすぐ成長していて、そんな感じでいてくれたらいい。お友達の彼女は特に理由もなく学校を辞めたようで、中卒だぞ大丈夫か。離島で暮らす男の子はそれなりに勉強はしていたようだが特に苦労もなく医学部に合格したようだ。そんな彼らがバンド活動を始める。
今時なのか、キーボード2台とギターという編成だ。ベースもドラムも打ち込みで、演奏がめちゃくちゃうまい。もうちょっと素人っぽいタッチミスや音程を外すところなどかわいらしい演奏が見たかったのだけど、初ライブなのに緊張もあまりなく完璧だ。
高校生たちの負の側面がまったく描かれず、悪人も登場しない。主人公は人の色が見えて、きれいな色の人に魅かれる。汚い色の人はどんな色なのだろうかと思ったらそんな人も色も登場しない。差別的な表現になるから避けたのだろうか。
主人公は乗り物酔いがひどくて、日光への修学旅行をズル休みする。長崎から栃木に修学旅行なんてするのか。遠すぎないか。
この映画を見て音楽を初めてみたいと思う人がたくさんいそうだ。
授業の動画で太陽の周りを惑星が回転しながら、太陽も移動していくのを初めて見て、意表を突かれる。太陽は固定していて動かないイメージだった。
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