「退学は自己的な卒業」きみの色 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
退学は自己的な卒業
山田尚子と吉田玲子に期待、大衆路線(俳優起用やミスチル主題歌)には不安を抱いての鑑賞。
キャストに関しては、多少の違和感や物足りなさはあれど雰囲気にはしっかり合ってた。
最後の「がんばれ〜!」の声の揺れは見事。
ただ、やはり脇の悠木碧と寿美菜子がトツ子ときみをやった方が質は高かったのは間違いない。
主題歌は、作風からも劇中バンドの音楽性からもミスチルじゃなかったかなぁ…
作画や色遣いなどはやはり抜群。
『けいおん!』から『聲の形』や『リズと青い鳥』、そして『平家物語』の経験を強く感じる。
生き生きと動くキャラクターや色彩が目に楽しい。
しかし突き抜けたものを感じないのは、登場人物の物語(背景)の薄さ故か。
きみの退学理由が語られないどころか、「兄と家を出た」なんて言葉だけがサラッと出る。
祖母への秘密もルイのそれと一緒にアッサリ解決。
トツ子に関してはバレエを辞めたとかも特に活かされないし、大きな悩みも目標もない。
寮でのお泊りや、罰としての奉仕活動を入れた意味も感じず、“反省文”が多少関わったくらいか。
冷静に見てしまうと、なんとなくバンドを組んで、発表して、上手くいきました、ってだけになってる。
タイトルにある“色”関連やきみの恋愛感情の匂わせ含め、散りばめられた要素が有機的に絡んでいなかった。
相対性理論のような曲調の『水金地火木土天アーメン』演奏シーンの雰囲気は最高。
モブシスターはキャラ崩壊レベルのノリ方してたが。
最後が“See you.”だったことを考えると、続くのかな?(シスター日吉子の掘り下げは見たい)
イイねコメントありがとうございました😊本屋さんは寂しいですね😔おっしゃるとおり キャラがよくわからないのでした。 金に困ってる様子もイジメにあってる様子もなく中退。 いくらボンでも 高校3年なら バンドじゃなくて医学部受験の受験勉強しろ とか しかも受かってるし 絵が綺麗なのにストーリーが薄すぎて うまくいきすぎて何の試練もなく ビックリ‼️でした 土🪐天アーメンは良かったですね。ミスチルさんには悪いですけど・・・失礼します。