「リモートに拘って欲しかった」ワイヤー・ルーム よしさんの映画レビュー(感想・評価)
リモートに拘って欲しかった
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シンジゲートに襲撃された麻薬組織のボス。そのボスを監視する業務についていた主人公の活躍を描く物語。
ブルース・ウィリスが脇を固めるB級アクション映画です。
設定は今では珍しくないリモート物ですが、麻薬組織のボスとFBIの監視人・・・というコンビの設定は、興味深く面白いストーリー展開が期待されるものでした。
ただ、折角のプロットをぶち壊すのがB級のB級たる所以。
武装集団に襲撃を受けていたのに、何故か広々した居間で大声で怒鳴っているボス。説得力がなさすぎです。
極秘に監視しているはずなのに、何故かラスボスのスパイが潜入されている監視所。意味が分かりません。
クライマックスは、主人公の銃撃戦。リモート物の面白さをぶち壊してしまうストーリー展開。
矛盾やら悪手やらのテンコ盛り。
主人公のフォローで窮地を一つ一つ切り抜けるボスを、地道に描くべきでした。その中から友情のようなものも描ければ、作品の完成度はあがったように思うのですが・・・残念ですね。
私的評価は、厳しめです。
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