「死ぬほどお下劣クレイジーなのに気付けば涙腺も緩みまくりな快作」バイオレント・ナイト　war-kerさんの映画レビュー（感想・評価）

冒頭から炸裂しまくるクリスマスに対する敬意と皮肉に何度もクスリ。単なるオマージュに留まるどころか、一体どっちが悪党なのか一瞬分からなくなるくらい倫理観無視しまくりで次々と強盗集団をぶちのめしていく悪魔のような演出とともに、『ホーム・アローン』と『ダイ・ハード』を掛け合わせる気満々な超展開がもはやクレイジーを通り越して清々しい！不法侵入上等呑んだくれ凶暴ガチサンタさんなデヴィッド・ハーバーの嫌々巻き込まれていく覚醒劇はもちろんのこと、どこまでも頑なにサンタの存在を信じようとしない悪役ジョン・レグイザモの大胆不敵な立ち回りにも終始魅了されっぱなしで、公開されたら絶対また観に行くと既に決めている新たなクリスマス映画の決定版！！